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ほこりによるアレルギー!4つの主な症状とその対策は?

健康 この記事は約 5 分で読めます。

「普段は使わない場所を片付けていたら、急にくしゃみや鼻水が止まらなくなった・・・」

なんていう経験、ありますよね。

これは、ほこりに対するアレルギー反応で、体に備わっている免疫反応のひとつです。

また、お子さんが普段からよく目をこすり、何度注意をしてもなかなかやめない場合、アレルギーからくる痒みかもしれません。

アレルギーの痒みは強いので、いけないとは分かっていてもどうしてもこすってしまうのです。

今回は、ほこりに対するアレルギーの症状について、対策にもふれながら詳しく紹介していきたいと思います。

ほこりが原因のアレルギー症状とは

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ほこりが原因のアレルギーの場合、次のような症状が出ます。

1)アレルギー性鼻炎

ほこりっぽい場所に行くと、急に立て続けにくしゃみが出て、次第に透明の鼻水が出始めます。

落ち着いてくると鼻詰まりの症状がみられます。

ほこりが体内に侵入することでアレルギーを発症して、鼻の粘膜に炎症が起きます。

アレルギー性鼻炎には、

  • ほこりなどが原因のもの
  • 花粉の飛散時期に起こる花粉症

の2種類があります。

2)アレルギー性結膜炎

ほこりが目の粘膜に影響を与え、充血や強い痒みの症状が出ます。

結膜が腫れ、白目がブヨブヨのゼリー状になることもあります。

最近では、コンタクトレンズの装着によって、その汚れがアレルギーの刺激になることも分かってきています。

その他にも、花粉が原因となる季節性のものもあります。

3)アレルギー性皮膚炎

皮膚に痒みを伴い、赤い湿疹や炎症がみられます。

アトピー性皮膚炎もこのひとつで、

  • 乳幼児期・・・皮膚がジクジクして赤く腫れ上がる
  • 小児期以降・・・カサカサに乾いて硬くなる

という症状が表れます。

痒みが強いため、掻くことで皮膚を傷つけ悪化してしまうこともあります。

4)気管支喘息

小児喘息の症状は、

  • 発作時の激しいせき込み
  • 息を吐くときの息苦しさ
  • 息をした時のヒューヒュー、ゼイゼイという音

が特徴です。

1~2歳が発症のピークで、約7割は成人までに治りますが、再発する場合もあります。

大人にみられる症状としては、長引く咳だと思っていたら喘息の場合があります。

慢性的な気道の炎症がみられ、少しの刺激で気道が狭くなり発作を起こします。

  • 呼吸音
  • 激しいせき込み
  • 息苦しさ
  • 粘りのある痰

が代表的な症状です。

ほこりによるアレルギーの予防法

私たちが生活するうえで、掃除をしなければどうしても溜まってしまうほこり。

そのほこりを餌にしてダニやカビが繁殖してしまうこともあります。

日常生活でできる予防法を紹介していきます。

○こまめに掃除や洗濯をしましょう

できるだけほこりが溜まらないようにするために、こまめな掃除や洗濯を心がけましょう。

特に寝室は、一日の3分の1の時間を過ごす場所です。

  • 寝具の繊維ほこり
  • 髪の毛
  • フケ
  • 寝具に潜むダニ

があると、アレルギー症状が表れることがあります。

こまめに寝具を洗ったり、掃除をしてほこりが溜まるのを防ぎましょう。

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○高温多湿を避けましょう

ほこりが溜まっている状態で、さらに高温多湿の条件が重なると、ダニにとっては繁殖しやすい環境になってしまいます。

ダニは気温25℃、湿度75%の環境で最も繁殖すると言われています。

天気の良い日には、窓だけではなく押し入れや靴箱、クローゼットなどを開けて風を通すようにしましょう。

除湿器や除湿剤の利用もおすすめです。

○防ダニの工夫をしましょう

ダニやダニの死骸がアレルギー症状を悪化させることもあります。

最近では、防ダニ加工された寝具やカバーも売られています。

ダニは50℃以上になると死滅するため、布団乾燥機を利用したり、こまめに天日干しをしましょう。

天日干しのあとは、布団叩きで叩くのではなく、布団の両面に念入りに掃除機をかけてダニの死骸を除去するようにしましょう。

ほこりによるアレルギー症状の対処法

ほこりによるアレルギー症状がみられた場合、どのような対処法があるのか説明していきます。

◯皮膚は保湿

基本的には、皮膚に炎症がみられた場合には、保湿を心がけるようにします。

皮膚のバリア機能を低下させないように、保湿ケアが基本です。

喘息の症状がみられる場合には、発作の程度をしっかり観察して、すみやかに症状を落ち着かせることが求められます。

◯市販薬を活用

皮膚や目のアレルギー症状に対しては、

  • 市販の抗アレルギー作用のある内服液
  • 点鼻薬
  • 点眼薬

で緩和することもできます。

薬剤師に相談のうえ、症状にあった薬を選ぶようにしましょう。

市販の薬で改善されない場合や、日常生活に支障がある場合には、皮膚科や耳鼻科、眼科、アレルギー科などで診察を受けましょう。

掃除の仕方を見直したら改善しました

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掃除をこまめにしているつもりでも、なかなかアレルギー症状がよくならないので、自分なりに掃除の仕方について調べてみました。

目に見えないような小さなほこりは、人が動くだけでもすぐに舞い上がってしまいます。

そういうほこりこそ、高い位置まで舞い上がるため鼻から吸い込みやすいそうです。

そんな小さなほこりが溜まりやすい時間帯は「朝起きてすぐ」と「帰宅してすぐ」だそうです。

この時間に、床や棚に溜まっているほこりを掃除すると効果的です。

しかも、掃除機では、またほこりを舞い上げてしまうので、拭き掃除がおススメです。

まとめ

ほこりによるアレルギー症状には、

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • アレルギー性の結膜炎
  • 皮膚炎
  • 喘息

などがあります。

ほこりのアレルギーは、季節性の花粉症とは違って、通年に渡って発症することがありますので、しっかりと掃除をして、清潔に過ごしましょう。

高温多湿の季節になると、ダニを繁殖させない工夫も大切です。

市販の抗アレルギー薬によって症状を軽減させることもできますが、症状が改善されない場合には医療機関を受診しましょう。

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