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水疱瘡の初期症状とは!子供の急な発熱は注意が必要?

健康 この記事は約 5 分で読めます。

育児中、子供が急な発熱を出すことはよくあることですが、水疱瘡初期症状の場合は注意が必要です。

「よくあること」と言う言葉に乗せられて、つい重篤な病気のサインを見逃したりすることもありますからね。

水疱瘡は、水痘帯状疱疹ウイルスによって発症しますが、主に1歳から5歳までの子供がかかりやすい病気です。

この年齢の子供が発熱した時は、まずこの病気も疑ってみてください。

水疱瘡の初期症状はこれがツラい!

発疹は、初期症状のひとつですが、痒くて、痒くてたまらないほどのものです。

額やおなか、髪の毛や口の中、また下半身全体にも、虫にさされたような赤く盛り上がった発疹ができますが、かゆみに耐えられなくて、患部をひっかくと、さらに広がります。

子供に「掻いたらダメだよ!」と言っても、本当に痒ければ、どうしょうもないですよね。

ぐずったり、泣いたりすることもあるでしょう。

「だいじょうぶだよ。すぐ元気になるからね」等、声をかけながら一緒に、気持ちをシェアするように励ましてあげてください。

少し精神的に落ち着き、ちょっとだけでも助けになることができるはずです。

◯冷やすと痒みがおさまる

痒みを抑える方法で家庭でできることは、患部を冷やすことです。

例えば、アイスノンあるいはビニール袋に氷をいれて、ガーゼやタオルで包んで皮膚にあてると痒みがある程度抑えられます。

◯できるだけ清潔に

また、衣類は、木綿がよく、日に何度か着替えさせて、常に清潔にしましょう。

熱が下がれば、お風呂に入ることも出来ますので、それほど熱すぎないお湯で皮膚をよく洗ってあげて、清潔なタオルでそっと乾かしながら、よく水分を取ってください。

◯初期症状の次に見られる症状は?

初期症状の段階では、まだ見られませんが、発疹が少しずつプクっとした水泡に変化して、24時間後あたりから、白い膿に変わります。

そして、この膿が数日(3日程度)で、かさぶたとなります。

しかしながら、体中のいたるところに出来た発疹が、一度に水泡→白い膿→かさぶたとなる段階が起こるわけではありません。

すべての赤い発疹がかさぶたになるまで通常は1週間程度かかります。

なお、水疱瘡について、第2類学校感染症の登校制限については、体中のすべての発疹がかさぶたになったら登校制限が解除されるとされています。

家族への感染の可能性

水疱瘡は何が怖いかと言えば、まずは家族への感染です。

とても感染力が強いので、予防接種を受けていないと、感染率が高くなります。

特に大人がこの病気にかかると、症状が重くなることが多いので、子供の看病する側の親も十分気をつけなければなりません。

◯感染しても気づきにくい理由

潜伏期間には表立った症状がないため、最初感染したことに気づかずに、そのまま普段どおりに生活してしまいます。

また、発熱はそれほど高熱が出るわけではありませんので、発熱が出始めた時点では気づかないことが多いようです。

水疱瘡の初期症状のもうひとつの決定的特徴は「赤い発疹」ですが、実は発熱の後に、これができてから初めて水疱瘡だと気づき、潜伏期間中、家族に感染してしまったというケースは珍しくありません。

◯水疱瘡の潜伏期間

水疱瘡の潜伏期間は、一般的に10日から3週間くらいあります。

ところが厄介なことに、発症する前期間であっても、他の人に感染させてしまう可能性が十分あるのです。

そのため兄弟姉妹がいる場合、順々にかかっていくケースも予想されます。

もし子供の様子がいつもと違うと思ったら、まずは病院の診察を受けることもちろんですが、他の子供から隔離するようにすることも重要です。

また、子供のうちに前もって予防接種をしておけば、ある程度の抗体ができて水疱瘡に感染しにくくなります。

まとめ

水疱瘡は、潜伏期間に自覚症状がはっきりでないため、この病気に気づいてすぐに対処するのは、なかなかむずかしいものがあります。

しかし、潜伏期間が終わる2,3日前から、少しずつ体調もすぐれず、頭痛やめまいなど、いつもと異なる症状も出てきますので、次のことを思い出してください。

  • この病気は、1歳から5歳くらいの子供がかかりやすい。この年齢の子供を持つ家族は、初期症状らしきものが出たら、その後の様子に注意。
  • 初期症状は、「発熱」と次に「発疹」。発熱はそれほど高熱にはならない。しかし、すぐに皮膚が赤くなっているかチェック。
  • 水疱瘡と疑われたら、家族に2次感染しないように、十分気をつける。
  • 前もって予防接種を受けていれば、潜伏期間や初期症状の時に感染しないか、または感染しても症状が重くならない。よって、予防接種は任意でも、受けておくほうがより安心。

日ごろから、初期症状のうちに、これらの兆候等を見逃さずに、悪化する前に、すぐに病院に行って治療をしましょう。

そして症状を最小限に食い止めましょう。

早く完治するためには、やはり早期に治療を受けることが、感染した子供の早期回復だけでなく、家族への2次感染を防ぐ鍵となります。

 

予防接種についてもしっかり理解しておきましょう。
水疱瘡の予防接種が気になる!副作用(副作用)は大丈夫?

またどのような状態になったら完治したといえるのでしょうか。
水疱瘡の薬はいつまで飲む?水疱瘡が完治する道のりとは!

 

家庭医学の知識は身に付けておくといざというときに役立ちます。

インフルエンザやノロなど、毎年流行する病気の知識は子供にもしっかりと教えておきたいですね。

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