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紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、使い分けが必要!

健康 この記事は約 5 分で読めます。

紫外線対策のグッズはいろいろありますが、吸収剤不使用の日焼け止めについて、知識がない方が意外と多いんですよね。

紫外線はしっかり対策しないと、肌への悪影響が大きいので、正しい対策をしたいところです。

『紫外線吸収剤不使用』ノンケミカル』とはどんな意味なのか、理解してから上手に使い分けるようにしましょう。

まずは、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いについて紹介していきますね!

紫外線吸収剤ははたして不使用がいいのか

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まず、化学成分が含まれている紫外線吸収剤と紫外線散乱剤についてお伝えします。

それから、オーガニック製品の特長について紹介していきます。

それぞれの使い分け方については、後ほど詳しくご紹介しますね!

◯紫外線吸収剤の特徴

【メリット】伸びが良く、紫外線防止効果が高く、色も白くならない。

【デメリット】肌に負担をかける。ある一定量の紫外線を吸収すると紫外線を吸収しなくなる。

紫外線吸収剤は、吸収した紫外線を熱エネルギーに変え、肌へ紫外線が浸透するのを防ぐ成分です。

化学成分が多く含まれており、肌への負担が大きいということを覚えておきましょう。

しかし、紫外線が強い場所に長時間出かける時などは、それでも付けた方が肌にとっていい場合があります。

◯紫外線散乱剤の特徴

【メリット】肌への負担が少なく、散乱・反射効果が持続する。

【デメリット】紫外線防止効果は弱い。使用感が滑らかではなく、白残りしやすい。肌が乾燥しやすくもある。

「比較的肌への負担が少ない」と言われているのが紫外線散乱剤です。

肌への負担が少ない分、効果も少なめの日焼け止めが多かったのですが、近年では日焼け止めの研究が進んできています。

少し金額は高いですが、肌への負担が少なく効果が高い日焼け止めも見られるようになりました。

◯オーガニック化粧品なら化学成分が不使用

紫外線吸収剤不使用のオーガニック製品は、肌への負担が最小限に抑えられます。

ただ、肌への負担は少ないですが、やはり紫外線をカットする効果は低いので、レジャー向き用には、効果が高い紫外線対策をおすすめします。

参考までに、オーガニック化粧品は以下のような製品があります。

HANA オーガニック ウェアルーUV 
特殊なミネラルを配合しているため、ツヤツヤの肌が実現できます。

テラクオーレ UVプロテクトエッセンス 
サラサラとした使い心地と透明感のある肌が実感できるエッセンスです。

※天然物質にアレルギーのある方もいますので、オーガニックならすべての人に安心というわけではありませんのでご注意ください。

UV化粧品の使い分けについて

肌への負担は大きいけれど、紫外線防止効果が高い、紫外線吸収剤。

肌への負担は少ないけれど、紫外線防止効果が弱い、紫外線散乱剤やオーガニック。

どちらもメリットとデメリットがありますので、それぞれのメリットを生かすように使い分けることが大切です。

日常生活とレジャーでの使い分け

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たとえば、日常生活には高SPF値である必要はありませんので、オーガニックや紫外線散乱剤を使うとよいですね。

そして、海や山などのレジャーに出かけた時は、強い紫外線を浴びるため高SPF値の紫外線吸収剤を使うのがよいです。

化学成分の肌への負担よりも、紫外線による肌へのダメージを防ぐことが一番大切、と覚えておきましょう。

そして次に、化学成分の肌への負担についても、頭にいれておきましょう。

◯紫外線吸収剤の肌への影響

紫外線を吸収する際に生じる化学反応が、アレルギー反応やホルモン異常を引き起こすことがあります。

これが紫外線吸収剤は不使用のほうが肌にいいと言われている理由です。

しかし、それでも外出時間が長い時などは、紫外線による肌へのダメージと比較すると、使うメリットがとても大きいものです。

ですから普段から多用しないようにすれば、とても有効に使うことができます。

◯紫外線拡散剤の肌への影響

紫外線拡散剤は、影響が比較的すくないとはいえ、それでも化学成分ですから、やはり悪影響があるんです。

それは、酸化チタンなどのナノ化された粒子が肌から吸収され、体内で溶けること無く蓄積されてしまうという点です。

やはり化学成分はできるだけ避けた方が体にはよいので、普段使いであれば、オーガニックの方がより安心ですね。

様々あるUV化粧品を選ぶ時に知っておきたい、UV用語を整理しておきましょう。

SPFとは?

UV化粧品の多くに表記されているSPF20やSPF50ですが、SPFはサン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略です。

紫外線の悪影響を、何も塗っていない素肌と比べた時に、どの程度の時間を遅らせることができるかということを示します。

  • SPF1=20分程度
  • SPF20=20×20分=400分(6時間40分)程度

勘違いしやすいのはSPFは太陽を浴びる時間に対する抑制時間であって、日差しの強さに対する数値ではないということです。

PFとは?

続いてUV化粧品の多くにSPFと同じように表記されているPFは、プロテクション グレイド オブ UVA (Protection Grade of UVA)の略です。

シワやたるみの原因や肌を黒くする原因となる、紫外線A波(UVA)の防止効果を示します。

PFは「+」「++」「+++」「++++」という4段階で表され、多いほど効果が強いという意味になります。

日焼け止めは体内からの対策も忘れずに

紫外線の悪影響から身を守るには、日焼け止めクリームだけでなく、食事やサプリから必要な栄養を摂ることも大事なことです。

たとえば、ルテインを摂っていると、目からの紫外線をガードしてくれる働きが期待できます。

こちらの記事も合わせて確認してくださいね。

まとめ

紫外線は正しい対策をしないと、体への悪影響が大きいものです。

徐々に蓄積された紫外線量がある一定量を超えてしまうと、紫外線アレルギーなどになるケースもあります。

そんな紫外線による肌への負担を減らすためには、UV製品の使い分けが必要なんですね。

日常生活では、吸収剤不使用のオーガニック製品が一番オススメです。

そして、お花見とか運動会など、外出時間が多い時には、吸収剤が使用されているUV化粧品を使うのがいいですよ。

肌への総合的な負担を減らすためには正しい知識が必要ですから、この機会にしっかりと理解しておいてくださいね。

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