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重曹うがいの正しいやり方とは?頻度にも注意が必要!

健康 この記事は約 7 分で読めます。

重曹うがいは、虫歯予防口臭予防に効果があり、注目を集めていますよね。

しかし、頻度が多かったり、逆に回数が足りなかったりすると、思ったような効果が出ない場合もあります。

また、誤った方法で、重曹うがいをしてしまうと、意外なトラブルも起きかねません。

期待した効果を出すために、正しい方法で重曹うがいを行うことが大切です。

健康な口内環境を保つことで、毎日の生活も楽しくなりますよ!

重曹うがいの正しいやり方とは?

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重曹うがいは、正しいやり方で行えば、健康に害なく、口腔ケアとしても効果が得られます。

そのために効果的な重曹うがいの仕方を確認しておきましょう。

1)重曹水の作り方は100mlの水に2~3gの食用重曹を入れ、よく溶かします。

2)口に含んで、30秒ほどゆすぎます。

3)食後すぐに行うのが虫歯予防に効果的です。(口内が酸性である状態が短くなります。)

4)頻度は毎食後3回が理想的です。

重曹は、味に少し塩気があるので、小さなお子さんの場合は薄めの濃度から始めることをお勧めします。

次に重曹うがいのメカニズムなどを見て行きましょう。

重曹うがいの嬉しい効果

食後には、口の中が酸性に傾いてしまいます。そこで、重曹うがいによって口内を中和させることで、虫歯菌が繁殖するのを防ぐことができます。

さらに、初期虫歯であれば、重曹うがいの予防効果で再石灰化(歯自体が修復すること)する可能性もあるんですよ!

ただ、「虫歯を治す」という効果ではありませんので、頻度を多くしすぎないでくださいね。

○口臭予防のメカニズム

また、口臭が酷くなるときにも、酸性に傾いていることがあります。

たとえば、コーヒーを飲んだ後も口の中が酸性になることが知られていますね。

そこで、重曹によって中和させることで虫歯予防以外にも口臭予防にも効果が期待できるのです。

○タバコのヤニも落ちる

重曹は掃除にも活躍しますが、歯の汚れを落とす働きもあります。

タバコを吸う人にとっては、歯にヤニが付いてしまいますが、歯医者に行かなくても、重曹うがいで白い歯をキープできたら嬉しいですよね。

重曹うがいは、頻度が高すぎると危ない?

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重曹は、自然界に存在する塩と石灰からできています。もし、飲みこんでしまっても副作用や危険性はないのが嬉しいところですね。

しかし、頻度が多すぎたり濃度が高すぎたりすると、口内トラブルが起きる可能性もあります。

それは、重曹が弱アルカリ性の性質を持っているからなんです。

○アルカリ性に傾きすぎると・・・!?

口内がアルカリ性に傾きすぎると、歯ぐきやのどの粘膜に刺激をあたえてしまう危険性があります。

いくら口内の健康に効果があるといっても、重曹うがいのし過ぎは逆効果になると覚えておきましょう。

先ほど紹介した、正しいやり方で重曹うがいを行ってくださいね!

○重曹水の濃度が高すぎると・・・!?

重曹うがいを行うときには、定められた濃度以上に濃くしないように気をつけましょう。

口内の粘膜に悪影響が起きることがありますし、下記の方にとっては思わぬ体への負担へもつながります。

・塩の摂取制限をされている方
・腎臓病の方

ただ、あくまでも弱いアルカリ性なので、基本的には無害な性質と考えて問題ありません。

うがい用の重曹水を濃くしすぎないようにして、適度な頻度で行うようにすれば、安心して取り組むことができます。

口がネバネバする原因は雑菌とストレス

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○雑菌

唾液には、ネバネバした「粘液性唾液」とサラサラした「漿液性唾液」があります。

口内環境が乱れて雑菌が増えると、自然治癒力の働きにより雑菌を殺菌する役目のある粘液性唾液が多く分泌されます。

口内環境が乱れる背景には、歯周病や免疫力の低下、口呼吸、加齢など様々な要因があります。

○ストレス

本来、唾液は口の中を中性に保つため、適度に分泌されています。

しかしストレスがかかると自律神経が乱れてそのバランスが崩れてしまいます。

人はストレスを感じると交感神経が過剰に働き、ネバネバした粘液性唾液が多く分泌されます。

逆にリラックスした状態では副交感神経が優位に働き、サラサラした漿液性唾液が多く分泌されます。

口の中の雑菌対策を紹介!

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○マウスピースやテープで鼻呼吸

口呼吸が習慣になっている人は、口が乾きやすく雑菌が繁殖して口の中がネバネバになってしまいます。

睡眠中の口呼吸対策には、マウスピーステープを利用する方法があります。

鼻炎を患っている場合は、耳鼻科で診察を受けることをおすすめします。

また、口の周りの筋肉を鍛えると、自然と口元が引き締まり、鼻呼吸の習慣が身に付きます。

口呼吸から鼻呼吸にすると、口のネバネバを予防できるだけでなく風邪をひきにくくなると言われています。

また、出っ歯を予防したり、顎のラインがすっきりするなど良いこと尽くしです。

○唾液の分泌を促す

顔のフェイスラインや顎の下などをマッサージして、唾液腺を刺激すると唾液の分泌量が増えます

また、口を閉じた状態で舌を口の中で一周させるエクササイズも有効です。

ガムを噛んだり、食事のときには噛む回数を増やすように心がけるのもいいでしょう。

睡眠中には唾液の分泌量が減ります。

寝る前には忘れずに水分補給をすることも大切です。

○丁寧な歯磨き

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雑菌対策の基本は、丁寧な歯磨きです。

食後には歯磨きをして口の中に残っている食べカスを取り除きましょう。

食べカスをそのままにしておくと、雑菌のエサになってしまい、雑菌を大繁殖させてしまいます。

最近はドラッグストアなどに数多くの洗口液が売られています。

歯磨きのあとに洗口液を利用することで雑菌の繁殖を抑えることができます。

口のネバネバにはストレス対策も大切!

人は、強いストレスを感じると自律神経のバランスが崩れてしまいます。

それにより唾液の分泌量が減り、サラサラだった唾液がネバネバの唾液になってしまいます。

唾液の分泌量が減ると口の中の洗浄力も落ちてしまい、雑菌が繁殖するという悪循環になってしまいます。

仕事中や緊張している時には口のネバネバが気になるのに、昼休みや会社帰りには気にならなくなるという場合は、ストレスが考えられます。

酸味のある食べ物を食べると唾液腺が刺激されるのは有名ですが、緊張する場面で口のネバネバが気になる場合、酸味のある飲み物を用意しておくことも有効です。

食生活が影響していることも?

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いくら歯磨きをしても口のネバネバが解消されなくて困っていました。

自分なりに調べてみたところ、食生活が影響している可能性があることが分かりました。

最近の食生活は、よく噛まなくても飲み込めるもの、つまり唾液を充分に出さなくても飲み込めるようなものがあふれています。

それにより、口の中の潤いが不足して口が渇きやすく、舌がひび割れて痛くなるなどの症状があらわれることもあるそうです。

普段の食生活の見直しも大切だと痛感しました。

まとめ

重曹うがいは、虫歯予防に加え、口臭予防歯周病・歯肉炎の予防などに役立ちます。

基本的には、安全性の高い効果的なオーラルケアといえるでしょう。

重曹は掃除でも活躍しますが、体にも害がないので、安心して使えるところが嬉しいですよね。

とはいっても、やりすぎると逆効果になりますので、正しい重曹うがいをするようにしてくださいね。

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