トランスフェリンの基準値が低下?考えられる疾患は何?
健康診断を受けて、基準値を下回るものがあると気になりますよね。
中でも、トランスフェリンが低下してしまった場合は、何が原因でどんな疾患が考えられるのでしょうか?
血糖値や血圧のように、あまり知られていない数値ですから、中身を知らない人も多いようです。
毎日の食生活で改善することができますので、ぜひ参考にしてくださいね!
トランスフェリンの基準値とは?
トランスフェリンの基準値は、以下のとおりです。
女性:200~340mg/dl
トランスフェリンとは、主に肝臓で作られる糖タンパクのことを指します。
血中で鉄を運ぶ役割があり、血清中にあるトランスフェリンは、全て鉄と結合しています。
トランスフェリンが低下するとどうなるの?
トランスフェリンが基準値より低下すると、次のような疾患が考えられます。
・肝硬変
慢性の肝障害の進行により、肝細胞が死滅・壊死、炎症と再生を繰り返す。その結果、肝臓が硬く、小さくなり、本来持つ肝臓の働きができない疾患。
・膠原病
本来、自分の身体を防御するための免疫が過剰に反応したり、異常な働きを見せ、発熱や関節痛などの様々な炎症を引き起こす自己免疫疾患。
・ネフローゼ症候群
尿中に大量のタンパク質が流れでてしまうため、血液中のタンパク質が減少し、その結果、むくみが生じる疾患。
また、これらの他に基準値が低下すると慢性炎症、悪性腫瘍の貧血、鉄過剰症、低栄養状態に陥っている可能性も考えられます。
女性はトランスフェリンの基準値が高くなりやすい?
男性より女性のほうが基準値を高く示す傾向にあります。
それは、月経、そして、妊娠(中期~後期)に、鉄欠乏状態になると、トランスフェリンの数値が高くなってしまうからです。
そのため、鉄分やミネラルを日々の食生活で摂ることが大切ですよ。
肝臓の健康と関係するのはアルコールというイメージがありますが、実はアルコールだけではないんですね。
鉄分やミネラルをバランスよく摂るということも、肝臓の機能を維持するために必要なことなんですよ。
おすすめ!肝機能活性化レシピ5選
トランスフェリンが作られるのは肝臓です。
ですから、肝臓の働きを促してくれる食べ物を意識して摂るとよいですね。
肝機能を活性化してくれる食べ物と言えば、梅干し・ごま・落花生などです。
梅に含まれるピクリン酸、ごまに含まれるカルシウムや鉄分、落花生に含まれるタンパク質のメチオニン酸などが有効ですよ。
日々の食事でたっぷりと摂り、肝機能を活性化しましょう。
◯簡単美味しい☆鶏から揚げ 梅干し餡
http://cookpad.com/recipe/3339623
かりっと揚がったから揚げに梅干しで作った餡を絡めてさっぱりと!
◯オクラとひじきの胡麻サラダ
http://cookpad.com/recipe/3310349
疲労回復効果のあるオクラとひじきの鉄分補給で夏バテ対策にもなります。
◯ピーナッツのコクが旨い我が家の冷や汁
http://cookpad.com/recipe/3330870
具材を細かく千切りにして、濃い目のだしで冷や汁を作るのがコツです。
◯梅干しのさっぱりチーズケーキ
http://cookpad.com/recipe/1462558
さっぱりした梅の酸味と仄かな塩分がベストマッチのチーズケーキはおやつにおすすめ。
◯豆腐と黒ゴマの蒸しパン
http://cookpad.com/recipe/3248678
コツは、豆腐をしっかりつぶすこと。裏ごししても◎
まとめ
肝臓で作られるトランスフェリンが低下してしまうと、重い疾患の原因になりかねないことが分かったと思います。
逆に、基準値よりも高い数値を示しても、少なからず何かの原因や疾患が考えられます。
普段の食事で肝機能の働きを促したり、活性化させるために栄養バランスを考えながら食事を摂ることがとても大切ですよ。
家族みんなで健康を維持できるように、ぜひオススメレシピを参考に、食事に取り入れてみてくださいね!