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幼稚園で友達ができない3歳~4歳の子供へのアドバイス!

育児 この記事は約 7 分で読めます。

初めての集団生活と言えば、3歳~4歳に幼稚園に入園した時がスタート!という子供も多いかと思います。

しかし、ふと「あれ?うちの子、友達ができていない?」と気づいた時、親ができることはどんなことでしょうか。

核家族の増える現代で、家庭での遊び相手が親だけだったということも珍しくありません。

スムーズに集団生活に慣れることができるように手を貸してあげたいと思ったら、子供の目線に立ってアドバイスをすることが大切です。

子供の気持ちを大事に受け止めつつ、上手にサポートできるように、具体的な方法を整理しておきましょう。

幼稚園で友達ができない理由は3つ

友達ができない理由は大きく分けると3つです。それに対して、子供にとって分かり易いアドバイスをすることが大切ですね。

1)「遊ぼう」「仲間に入れて」が言えない

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例えば子供が喉が渇いた時、ママが先回りして「喉乾いてない?お茶飲む?」と訊いていませんか?

もし自覚があるのなら、自分の気持ちを言葉にすることを、教えてあげましょう。

「あなたがママのことをじっと見てても、ママはあなたがお茶を飲みたいことを分からないよ。ちゃんと何がしたいか言ってみてね。」

ママがこんな風に子供に伝えることで、子供は自分から喉が渇いたことを教えてくれるようになります。そして、それは友達に対しても同じことなのです。

「一緒に遊びたい時は遊びたいって伝えないと友達はわからないよ」

「仲間に入れてって言わないと仲間には入れないよ」

そう伝えてみましょう。

もしも「いやだ」「入れない」を怖がっている時は「他の友達と◯◯をしてみると面白いかもよ?」と促すのも◎

子供が積極的に声をかけられるようになるためには、子供の自発的な行動を後押ししてあげることが大切です。

家庭でも子供からの訴えを待ってから、ママが行動をうつすように気を付けてみてください。

2)友達に対して言葉より先に手が出る

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友達がおもちゃを貸してくれない時、遊具の順番を守れない時など、ついつい言葉より先に叩いたり、押したりと手がでる場合があります。

友達も叩かれたり、押されたりするのは嫌ですから、敬遠されてしまうことも…。

そんな時も、やはり言葉で伝えることの大切さを教えてあげる必要があります。

「貸してってお口で言わないと友達は分からないよ?」

「叩くことは良いことではないよ。友達も叩かれるとすごく嫌な気持ちになるから止めようね。」

このように、相手の気持ちを考えさせるように促してあげたいですね。

 

わが家のルール

わが家では、友達と遊ぶ時に「自分がされて嫌なことは友達にしない!」をルールにしています。

なお、「人には優しくね」と言っても優しいことがどういうことか理解できない場合もあります。

でも、自分がされて嫌かどうかは、子供にとっても分かりやすいようです。

叩かれてどう思うか、押されてどう思うかを子供に自覚させて、相手の気持ちを自然と考えられるように導いてあげましょう。

友達の気持ちを考えられるようになると、一生の財産になりますからね!

3)1人遊びが好き

友達と遊ぶより、1人で黙々と何かで遊ぶことが好きな場合もあります。

そんな時は友達と遊びたいと思うようになるまで見守るだけで良いでしょう。

それでも、子供とのコミュニケーションはしっかり取りたいですね。

どんな遊びをして何を感じたのかなど、子供の気持ちを確かめて、言葉のキャッチボールをするようにしてくださいね。

友達の輪に入れない時はどうアドバイスする?

友達の輪の中にいない=可哀想と思ってはいませんか?

大人から見て、いつも1人で遊んでいるように見える子供にもいろいろなケースがあります。

・1人で遊ぶのが好きな子

・友達に「入れて」が言えない子

・友達に「入れて」と言ったけれど「いやだ」と言われたため諦める子

1人遊びが好きな子に友達と遊びなさいと勧めることは、かえって子供にとってストレスになることもあります。

また、友達に「入れて」と言えるようになるまでに、時間がかかる子も中にはいます。

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○まずは、子供の性格を理解すること!

子供によって性格も様々ですから、こうあるべきという思い込みで見るのは、あまりよくありません。

まずは、その子なりの気持ちや理由をしっかりと聞くことが大切です。

そして、その子にとってベストな環境とはいったい何なのか、同じ目線で考えてあげてあげるところがスタートですよ。

○そして、ママが余裕を持って見守ることも大事!

友達ができないと思っているのは子供でしょうか?ママでしょうか? 家に帰ってきて特定の友達の名前が出てこないからと言って焦りは禁物です。

今日は幼稚園で何をしたの?」「どんなことが楽しかった?

などと子供が答えやすい質問を用意して、楽しそうに話をしてくれていたらそれで十分です。

幼稚園は友達を作るためだけの場所ではありませんから、まずは本人が楽しんで幼稚園に通っていればOKと余裕を持って子供を見守りましょう。

具体的なアドバイスの事例

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たとえば、友達ができない原因で、他人におもちゃを貸せない、遊具の順番を守れない場合もあります。

でも、子供だってやみくもに遊んでいるわけではなく、

これで遊びたいから

これで遊ぶと楽しい

のように、非常にシンプルな感情ですが、子供なりの理由があって遊んでいます。

そんな時に、

友達に貸しなさい!

順番を守りなさい!

と頭ごなしに言いつけても、気持ちは付いてきませんよね。

○まずは、子供の気持ちを確認する!

それよりも、友達におもちゃを貸せない、遊具の順番を守れない時はどうして貸せないか理由を聞き、子供の気持ちをまず受け止めましょう。

○子供に考えさせ納得してもらう!

そして、子供に納得してもらえるようにコミュニケーションをとることが大切です。

たとえば、そのおもちゃや遊具はあなただけが使いたいわけではないということ、そして、友達もみんな使いたいんだから独り占めは良くない、など簡単な言葉で伝えてあげるとよいでしょう。

幼稚園以外でも遊べる機会を作る

友達と遊ぶ場所は、何も幼稚園だけではありません。公園児童館公共の場のキッズスペースなど同年代の子供が集まる場所に遊びに出かけてみましょう。

子供自身にとっても親にとっても、新たな出会いがあったり、意外な発見があったりするものですよ。

○公園で長女の新たな面を発見!

うちの長女は、小さい頃からどっちかと言うと口数はそれほど多くありませんでした。そして、黙々と集中して遊ぶのが好きな幼児でした。

ところが、いったん公園に出ると知らない子供にも声をかけて、すぐに友達の輪を作っていったんです。

このように刺激を与えてあげることで、子供の新しい性格が顔を出すことがあるんですね。

積極的に声をかけられるかどうか、何をして遊ぶのが好きなのか、我が子がどんな風に遊んでいるのかを知るいい機会にもなります。

ぜひ幼稚園以外の、同年代の子供と関われる場所にも出かけてみましょう。

まとめ

子供の世界も大人の世界と同様に、友達関係のルールがあります。

3歳4歳ぐらいの子供には、友達との関わり方があまりよく分かっていない場合も多いので、じっくりとコミュニケーションを取りながら教えてあげたいですね。

幼稚園の先生に協力してもらうことも、友達の輪に入る手助けになることも多いですよ。

また、友達と遊びたいという気持ちがあるかどうかを確認することが大切です。

友達と遊びたいと思う気持ちは、徐々に芽生えてくる場合もありますから、親はゆったりした気持ちで構えてあげたいですね。

少しずつ伸びていく新芽を愛おしむように、子供の気持ちを大事にしながら、お友達作りをサポートしてくださいね。

子供の集中力を養うために一緒に遊ぼう!

子供の集中力は親次第!幼児期に一緒に遊ぶのがなぜ大切なの?

子供と一緒に遊ぶと、子供とコミュニケーションが取ることができます。一緒に遊ぶ時間をとると、お友達と遊ぶ時の練習にもなりますよ。

ママ友も見つけよう!

ママ友がいない孤独をすぐに解消できる!?

幼稚園に入ってからは、ママ友同士の人間関係の悩みも増えてきますよね。

幼稚園ライフをスムーズにするために!

子供の幼稚園ライフが充実する28のしつけ

子供が幼稚園に慣れるために、しっかりと教えておきたいことがありますので、ぜひ一度確認してくださいね。

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