お子様が成人をむかえたり嫁いでしまい、雛人形を飾らなくなる人は多いですよね。
収納するにも幅を取るし思い切って処分したい、そう思ったときに困るのが処分の方法です。
やはりずっと大切にしてきたものですから、安易に処分はしたくないというのが人情ですよね。
今まで大事にしてきた雛人形の処分の方法をいくつかご紹介します。
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そもそも雛人形って処分していいの?
雛人形は、もともと平安時代に自分の災厄を人形に移して川や海に流す「流し雛」が起源という説もあり、ずっと持っていなくてはいけないものではありません。
武家の時代となり、十二単に身を包んだ華美な雛人形を嫁入り道具としてもたせる習慣が生まれ、代々受け継がれている雛人形もあります。
しかし、処分する・しないは個人の事情で判断していいのです。
雛人形には魂が宿っている!
人形を持っている人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
古来日本では「大切にしてきた人形には魂が宿る」という認識が浸透しています。
幼子が無事に育つためにお守りとして枕もとに飾っていた経緯から、子供の身代わりという意味で「魂」として扱っているようです。
とはいっても「魂って?」と疑問に思うこともありますよね。「粗末に扱ったら災いが」なんていうオカルト的な話もささやかれますが、これはもう個人の信心によるところです。
災いが怖いから、というよりも、人形を大切にしている気持ちがあるなら、供養をしてあげる方が良いお別れができるでしょう。
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きちんと供養してあげたほうがいい?
「子供を守ってくれてありがとう」という感謝の意をこめて処分をするならば、専門のところできちんと供養してあげてください。
きちんと供養することで、あなたの中にある処分に対する不安もなくなるのではないでしょうか。
さて、供養の方法は、いくつかあります。
1)全国受付の寺社に郵送する
こちらに受け付けている全国の寺社が紹介されています。
→雛人形と五月人形のこうげつ人形
2)ご自宅近くで供養を行っている寺社に持ち込む
どちらも供養料がかかる場合がほとんどです。供養料は人形の大きさにもよりますが、1万円(7段飾りだと2万円前後)程度が相場です。
3)寺社が開催している人形感謝祭に持ち込む
これは年に1度の開催が多いです。
開催している寺社も限られているのでご注意ください。
供養料は3千円から受け付けてくれるところが多いです。
どの寺社でも、ケースや付属飾りは供養の際に持ち込めません。
ケースなどは、お住まいの市町村のルールに従って、粗大ゴミなどで処分する必要があります。
お金がかからない処分方法
お金がかからないのは人にあげてしまうことです。
でも、最近は少子化ということもあり、新しくお子様が生まれた家庭も赤ちゃんのために新しいものを買いたいという家庭も増えているのでなかなか譲渡先も見つからないかもしれません。
そんな時は寄付する先を見つけてみるのもよいでしょう。
寄付の受け入れ先の探し方は、最後に紹介しています。
なお、途上国支援の一環として雛人形の寄付を受け付けている団体もあります。
一番簡単に処分する方法
供養も寄付も調べないといけないので面倒くさいな、という人はお住まいの市町村の粗大ゴミセンターに連絡しましょう。
人形単品なら普通ごみでもいいところもあります。
お住まいの市町村によってルールがあるのでそれに従ってください。
単なるゴミとして処分するのでもっとも簡単です。
ただし後悔が残らないように、少しでも人形の魂について信心がある場合はやめておいてくださいね。
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まとめ
あなたの雛人形も「子供の健やかな成長と幸せ」を願って大事にされてきましたよね。
どのように処分する場合も、その前に一度購入した時の気持ちを思い出し、雛人形を箱から出して「子供を守ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えてあげてください。
どうしても処分せざるを得ない時もありますが、良いお別れができたらいいですね。
また寄付を考えているなら、こちらの記事も参考にしてください。
→雛人形を寄付するには?受け入れ先はこうやって探そう!
いらなくなったものを寄付して他の方に喜んでもらおうという取り組みは広がっています。
雛人形もおばあちゃんが買ったりしていますから、老人ホームなどへの寄付もたいへん喜ばれるようですよ。
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