「酉の市で福をかきこむ熊手を買って、1年間、縁起よく幸せに過ごしたい。」
そう願いをこめて酉の市で手にする熊手ですが、返す場所については知らない人が意外と多くいます。
せっかく福をあつめてくれる熊手ですから、最後まで大切に扱いたいですよね。
モノを大切にする気持ちが、きっと金運を呼び込んでくれますから、ぜひ正しい扱い方をマスターしておきましょう!
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酉の市の熊手を返す場所や方法は?
酉の市で買った熊手を返す場所は、次の年の酉の市です。
古い熊手を納める熊手納め所に「1年間福を呼び込んでくれたこと」を、きちんと感謝してから納めるのがベストです。
また、次の年の酉の市に行けなかった場合は、以下の方法で納めることもできますよ。
○小さな熊手の場合
年末年始、「お札納め所」や「お焚き上げ」にて熊手を納める。
○大きな熊手の場合
「1年間福を呼び込んでくれたこと」を感謝した後に分解して、お住まいの自治体の方法で資源ごみに分別する。
縁起物の熊手を資源ごみ!?と面食らう方もいるかと思います。
しかし、露天で扱っている熊手と、神社でしっかりと祈願している「熊手守り」とは扱いが違うので、熊手は資源ごみ分別のルールに則って処分する必要があるのです。
正しい作法は、形だけではなく、「感謝の気持ちを込める」ということだと覚えておいてくださいね。
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熊手の金額の相場
縁起物の熊手ですから、「大きなものを買って一気に福をかきこみたい!」と、はやる気持ちは分かります。
しかし、熊手には小さなものから買って行き、毎年、徐々に大きくするのが良いとされています。
最初は小さいものでも構わないので、商売が軌道に乗ったら商売繁盛に合わせて熊手も大きいものに買い換える、のがよいのですね。
ただ、翌年、前回買った熊手より小さくするのは、商売衰退に繋がると言う意味合いがあるので避けておきましょう。
(※前年度と同じサイズは問題ありません。)
ちなみに、小さな熊手だと1,000円ぐらいから、大きな熊手だとウン十万するものまであります。
ピンからキリまでの取り扱いがあるので迷いますが、じっくり選んでくださいね。
売れ筋は、10,000~50,000円の熊手です。
○個人購入の場合
個人商売の場合は、5,000~15,000円前後が相場になります。
大きさも金額もまちまちですから、負担にならないような熊手から買ってみるとよいですよ!
粋を丸ごと楽しむ、熊手の買い方はコレ!
気に入ったデザインの熊手を見つけたら、熊手屋さんと値段交渉をスタートさせるのが、江戸っ子の熊手の買い方です。
熊手を買う時の値切り交渉は、江戸時代から続いているのですが、平成の現代でも楽しむことができますよ。
そして、値引き交渉でのバトルをした後は、値引いてもらった金額をご祝儀として置いていくのです。
自分が安く買いたいから値切るのではなく、太っ腹のダンナ気分を味わいたいために値切るというのが、江戸っ子の粋として考えられていました。
こんな粋なやりとりを楽しめるのが、酉の市に息づく風情というものなんですね。
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まとめ
酉の市は、福をかきこむ、金銀をかきこむという縁起物の熊手を買うことができる、楽しいイベントです。
特に、関東三大酉の市の1つとして名高いのが、浅草の酉の市です。
長国寺と鷲神社が隣あっているため、熊手を売る露天以外にもさまざまな露店が並んでいるので、家族で訪れても楽しめるスポットですよ。
熊手を買う時の粋なやりとりを楽しむも良し。
去年買った熊手を返しがてら、酉の市をぶらぶらしても良し。
今年も酉の市の風情を感じながら、福をかきこむパワーを頂きたいものですね。
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