月齢の低い赤ちゃんがしゃっくりを始めると、気になって仕方ないですよね。
大人でも、しゃっくりが出始めるとちょっと苦しいですから、小さな赤ちゃんのしゃっくりは何とか止めてあげたいですよね。
それに、しゃっくりが止まらないときは「大丈夫かしら?」と、不安な気持ちにもなってしまうことでしょう。
でもそんな時に役立つ、しゃっくりの上手な止め方があるんですよ。
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赤ちゃんのしゃっくりが止まらない時のチェックポイント
しゃっくりを上手に止めるには、まずはしゃっくりの原因を探ることが大切です。
どんなタイミングでしゃっくりをしているか、しっかり観察してみてください。
部屋の温度が低い、オムツが濡れている、母乳を飲んだ後など、いくつかのパターンがあるものなのです。
◯気温を適温にする
部屋の温度差や赤ちゃんの身体が冷えているなどの場合は、エアコンの設定温度を高くしたり、毛布を1枚多くかけるなどで様子をみましょう。
扇風機を回している場合も扇風機の向きを変えることで、冷風から赤ちゃんを守ります。
気温が原因の場合は、適温にすることでしゃっくりが落ち着きます。
また、おしっこをして身体が冷えた場合は、おむつ交換をしてみましょう。それでも落ち着くことがなければ赤ちゃんの身体を温めましょう。
ベストを着せたり、靴下を履かせたり、おくるみでくるむのもおすすめです。
◯げっぷをさせる
授乳と一緒に空気を飲み込んで、それが刺激になってしゃっくりが出ることがあります。
そのため授乳後にしゃっくりが出始めた時は、赤ちゃんにげっぷをさせることでしゃっくりが落ち着きます。
◯背中をさする
背中を優しくさすったり、げっぷを出す時のようにトントンと優しく叩いたりすることで、身体を温めることにつながります。
赤ちゃんの身体をさする時は、お母さんの手が温まっているとさらに効果的です。
◯白湯を飲ませる
身体が冷えているように感じなかったり、授乳後でもないのにしゃっくりが出ることもあります。
そんな時は、白湯や少し薄めの麦茶を飲ませて様子をみましょう。
◯気をそらせる
大人もそうですが、赤ちゃんも何かに集中したり、気がそれることでしゃっくりが止まる場合があります。
例えば、仰向けの赤ちゃんのおでこに短い糸を1本置きます。
すると「おでこに何かある!」と気付いた赤ちゃんが糸を気にして、しゃっくりが落ち着きます。
赤ちゃんの気をそらせることに成功すると、しゃっくりが止まることがあるんですね。
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注意が必要なしゃっくりの止め方
しゃっくりの止め方には、あまりおすすめできない方法が3つあります。
1、大泣きさせる
自然に止まるしゃっくりを、赤ちゃんに不快な思いをさせてまで止める必要はありません。
2、うつ伏せにさせる
月齢の低い赤ちゃんは、うつ伏せにすることで窒息してしまう可能性があります。
3、くしゃみをさせる
鼻の中にこよりなどを入れ、粘膜を刺激すると、鼻の粘膜を傷つける恐れがあります。
たまたま、赤ちゃんが大泣きしたり、くしゃみをしてしゃっくりが止まった場合は問題ありません。
月齢の低い赤ちゃんは、あらゆる器官が未熟なので、少しの刺激が思わぬ事故につながることもあります。
ですから、大人が故意に泣かせたり、くしゃみをさせてまで、しゃっくりを止める必要はないですよ。
赤ちゃんのしゃっくりの原因は?
赤ちゃんのしゃっくりが出やすい理由は、横隔膜の発達がまだ未熟なために、少しの刺激でもしゃっくりが出やすくなるのです。
そんなしゃっくりの主な原因をまとめると、以下の2つになります。
1、 母乳、ミルクを飲むことで胃腸が活発になり、それが刺激となる
2、気温の寒暖差(おしっこをすることで体温が下がるなど)で刺激となる
赤ちゃんは大人より心拍数が早いので、しゃっくりの間隔も短いです。
そのため、赤ちゃんのしゃっくりは、とても苦しそうに感じますが、実はそれほど心配することもありません。
なぜなら、赤ちゃんの成長と共に横隔膜も発達していき、徐々にしゃっくりの回数も減っていくからです。
○ママがしゃっくりを気にしすぎないことも大事
どうしても赤ちゃんはしゃっくりが出やすいので、止めようと躍起になるケースもあるようです。
でも赤ちゃんのしゃっくりは、そこまで心配しなくても大丈夫と分かれば、大して気にしなくても良くなります。
「しゃっくり、また出てるねー。がんばって!」と、赤ちゃんを応援するというお母さんもいるんですよ。
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まとめ
歩くのも、おはしを使うのも、成長するにつれて上手になっていくものですよね。
赤ちゃんのしゃっくりも同じで、成長とともに横隔膜が発達して、次第に回数が減っていきますよ。
ですから、基本的には気にしすぎないということが大切ですよ。
またどうしてもしゃっくりが長く続いて苦しそうという時は、ご紹介した方法を試してみてくださいね。
原因が分かれば、意外とスッとしゃっくりが止まるものですよ。
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