赤ちゃんの大きさが成長曲線を下回ると、とても不安になりますよね。
少し体重が減ったり、身長の伸びが少なかったりすると、乳児検診の時に保健師さんに「母乳やミルクは1日何回ですか?」と声をかけられることもあります。
赤ちゃんが何か問題を抱えているのかと、お母さんは心配で仕方ないですよね。
ひとつ落ち着いて、成長曲線の読み取り方と、赤ちゃんが成長曲線を下回る理由を考えてみましょう。
成長曲線を下回ったからといって、すぐ病気や障害というわけではないんですよ。
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赤ちゃんが成長曲線を下回る理由とは?
一時的に曲線が横ばいや右下がりであっても、きちんと理由があることも考えられます。
成長の時期によって、体重に変化が少ないことがあるのです。
・「はいはいをはじめた」「立って歩くようになった」などの運動量の増加
・「夏バテで食欲がない」「遊び食べの時期」で食事の量が減少
赤ちゃんは、毎日同じだけ飲んで食べて、同じだけ大きくなるわけではありませんからね。
◯小さな赤ちゃんの場合
また、小さく生まれた赤ちゃんは、成長曲線を下回ったまま育ち、3歳ぐらいで標準成長曲線に追いつくという例もあります。
お父さんお母さんが小さい場合は、遺伝的に小さいことも考えられますよ。
なので、標準成長曲線を下回っていても、子どもの個性の範囲内と考えられる場合が多いのです。
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成長曲線の正しい読み取り方
まず、成長曲線を下回る時に、やみくもに心配するのではなく、読み取り方を確認しておきましょう。
成長曲線は、それぞれの月齢や年齢時の子どもの身長・体重のデータを集めた平均値で、標準を表したものです。
そこに自分の子どもの数値を書き入れることで、集団の中でどのくらいの順位にいるのかの目安になります。
◯見るべきポイントとは?
成長曲線を読み取ることで重要視してほしいのは、赤ちゃんの成長曲線が「標準のカーブに沿って右肩上がりかどうか」ということです。
たとえ、標準成長曲線を下回っていても、緩やかに右肩上がりであればその子なりに成長していると判断するものなのです。
つい平均と比べがちになるのはお母さんの常ですが、大人でも背の高い人、低い人が居るように、成長の仕方にも個性があるんですよ。
病気の可能性がある場合は?
病気の可能性が考えられる場合の成長曲線は、「横ばいが数か月続く」や「突然右下がりになった」などの、標準のカーブを大きく外れていく場合です。
成長曲線を下回る赤ちゃんが、心配するべき病気には、以下のようなものがあります。
・SGA性低身長症
小さく生まれた赤ちゃんが、2~3歳になっても成長曲線内に達しない症状
・成長ホルモン分泌不全
成長を促すホルモンが、十分に分泌されていない症状
どちらも、成長曲線の異常から発見することができます。
公的な検診をきちんと受けていれば、医師や保健師さんに適切な判断をしてもらえるので、必ず参加してくださいね。
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まとめ
成長曲線は、あくまでも成長の目安なので、下回ったからすぐ赤ちゃんの具合が悪いわけではありません。
赤ちゃんが毎日機嫌よく過ごしている、食欲がある、排せつをしっかりしているなど、総合的に判断しましょう。
けれども、お母さんが不安な気持ちで育児を続けるよりも、思い切ってお医者さんに相談してみるのもひとつかもしれませんね。
成長曲線が病気の発見につながることもあります、これからも月に1度、成長曲線を描きこむことをおすすめします。
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