家庭菜園などで、じゃがいもの栽培をしていると、
「できるだけ大きくて、美味しいタイミングで掘りたい!」
と、ベストな収穫時期を知りたいですよね。
でも、じゃがいもの収穫時期は、花が枯れてからなのか、まだ、葉や茎が緑でも収穫していいのか、よくわからないことも・・。
実は、じゃがいもの収穫時期の見極め方には、あるポイントがあるようなんです。
また、収穫してからの保存の仕方によっても美味しいさが変わってくることも。
そこで、今回は、じゃがいもお美味しい収穫時期や収穫の方法などについてご紹介します。
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じゃがいもの収穫時期の見極め方
〇じゃがいもの収穫時期は茎や葉が枯れてから
じゃがいもの収穫時期は、まず、見た目で判断することができます。
見るポイントは地面の上に出ている、茎や葉の状態です。
花が咲いて、枯れて、その後、葉や茎が枯れて黄色くなったら収穫時期がやってきます。
茎や葉がしっかり緑色で元気な場合は、まだ、じゃがいもが成長している途中です。
まだまだ大きく、美味しくなるので、そのままにしておいてください。
〇植え付けてから3か月後が収穫時期の目安
茎や葉の色で、収穫時期を見極めることができますが、大体の何月ぐらいに収穫するのか、目安
があれば助かりますよね。
じゃがいもは
- 春植え…2〜3月ごろに植え付け
- 秋植え…8月下旬から9月ごろに植え付け
の年2回、植え付ける時期があります。
収穫時期の目安は、植え付けから3か月後なので
- 春植え…5月末〜6月に収穫
- 秋植え…11月下旬から12月ごろに収穫
になります。
もちろん、じゃがいもの成長は、その地域の気候や、その年の天候によって変わってきます。
温暖な地方で秋植えするときは、8月下旬ごろから植え付けが始まる傾向があります。
植え付けから3か月を目安にし、そろそろ時期になったら、茎や葉の状態や色の変化に注意するといいですね。
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収穫する日は、晴れの日が2日以上続く時にする
収穫時期のタイミングが分かったところで、次は具体的な収穫をする日を決めなくてはいけませんね。
じゃがいもを収穫する日は、天気予報をよくチェックして、晴れの日が2日以上続く日にします。
じゃがいもは、湿気に弱く、水分をどんどん吸って、腐りやすくなります。
特に、春植えの場合、収穫時期が梅雨時期、6月になるため、とても注意が必要です。
じゃがいもの栽培をするときは、収穫時機が梅雨時期にならないように、避けるのがベスト。
梅雨時期に入る前にすべて収穫できるように植え付けをするようにします。
しかし、実際の天候は、その時にならないとわからないことも多いですよね。
植え付けが遅かった、成長が遅くてベストな収穫時期になる前に梅雨になってしまうケースも予想されます。
そんな時は、じゃがいもが病気になったり、腐ったりする前に収穫してしまうのが良いでしょう。
収穫するときは、ここにも注意!
収穫をするときも、保存性を高くする、安全に食べるために注意してほしいことがあります。
〇収穫後は半日乾燥させる
じゃがいもを収穫したら、半日程度、日光を当てて乾燥させます。
乾燥させた後は、日光が当たない場所で保管します。
掘ったばかりの土の水分を飛ばすためです。
土を取りたいからといって、洗い流すのはダメです。
水分を吸ってしまうので、腐りやすくなります。
ただし、半日以上、日光に当ててはいけません。
半日以上、日光に当てると表目にある葉緑体の影響で緑色になったり、発芽しやすくなります。
この、緑色やじゃがいもの目には、ソラニンという有毒物質が含まれています。
食べると、苦みやえぐみを感じることがあります。
中毒症状も危険で
- 吐き気
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 頭痛
などの症状が現れるケースもあります。
軽症で済むことが多いのですが、間違って口に入ってしまわないようにしてください。
また、ソラニンが発生しないように、収穫後は日光が当たらないように気を付けてくださいね。
〇保存は暗くて風通しの良い場所に
じゃがいもを長期に保存するためには、風通しがよく、日光が当たらないくらいの場所が最適です。
暗くても、押し入れなどは風が通らないので不向きです。
せっかく風通しの良い場所に置いていても、段ボールにぎゅうぎゅうに詰めていては意味があ
りません。
少し、ゆとりをもって詰めてから保存して下さい。
また、じゃがいもの、保存に最適な温度は5度前後です。
冬場なら、涼しい室内で常温保存できますが、夏などは常温保存はできない可能性が高くなります。
夏場、じゃがいもを保存するなら、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。
野菜室で保存する場合は、温度が低くなり過ぎたり、湿気が溜まったりしないように、新聞紙に包んだ後、ビニール袋に入れて保存します。
冷蔵庫でも条件がそろえば、3か月ほど保存できるケースもあります。
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まとめ
じゃがいもの収穫時期を見極めるポイントは、茎や葉の状態をチェックすることです。
また、湿気を嫌うので、特に、梅雨時期の収穫には注意が必要です。
乾燥させる時も、日光に当てないようにしてソラニンの発生を防ぐこともポイントです。
色々な料理に活躍するじゃがいもです。
ベストな収穫時期を選び、上手に保存して、美味しく味わってくださいね。
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