夜はぐっすり眠ってくれるのに、昼寝になるとすぐ起きる。
または抱っこしたままだと眠ってくれるのに、布団におくとすぐ起きる。
「赤ちゃんには特殊なお昼寝センサーでもついているの?」と言いたくなるほどですよね。
しかし、赤ちゃんにだって言い分があります。
実はそのお母さんの抱っこが、赤ちゃんのお昼寝の妨げになっていることも…
まずは、お昼寝の時に赤ちゃんがすぐ起きる理由を月齢別にお話しますね。
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赤ちゃんが昼寝の時にすぐ起きるのは、コレが原因!
人間の睡眠にもレム睡眠、ノンレム睡眠というサイクルがありますが、赤ちゃんも例に漏れずこのサイクルで睡眠をとります。
しかし、生まれてすぐなどの低月齢の赤ちゃんはそのサイクルの周期が短く、40~60分という短い時間となり、浅い眠りの時にすぐ起きてしまうようです。
新生児の内は…
新生児にはまだレム睡眠ノンレム睡眠というサイクルは作られていません。
しかし、その原型でもある動睡眠、静睡眠というパターンで眠りにつきます。
この頃の赤ちゃんは少しの物音や衝撃に非常に敏感なので、気温の変化や物音でもすぐに目を覚ましてしまいます。
新生児のころは、
お腹が満たされると眠る→起きる→お腹が満たされると眠る
といった生活リズムです。
昼寝からすぐ起きるな、と感じる時は、
- お腹は空いていないか
- オムツは汚れていないか
- 部屋の温度は適温か
を注意することが大切です。
生後2~3ヶ月になると…
段々と朝と夜の区別と生活リズムがついてきます。
本格的なレム睡眠ノンレム睡眠が始まりますが、大人の90分間隔に比べると、まだ60分前後という短い時間での睡眠となります。
この頃の赤ちゃんは昼間起きている時間が長くなり、夜にまとまって眠るというリズムになりますが、新生児の頃から続くモロー反射や物音などでびっくりして起きてしまうことがよくあります。
※モロー反射…オーストリアの小児科医であるモロー氏が発見した脳幹レベルの反射でびっくりしたように両手を広げてびくっとなる防御反応です。
音について
お母さんが音に過敏になって、なるべく音を立てないようにするなど神経質になると、赤ちゃんも同じように音に過敏になります。
なので物音などは普段の生活と変わらないレベルで過ごしましょう。
明るさについて
夜と同じように部屋のカーテンを締め、薄暗くして静かにするとぐっすり眠るケースもありますので、赤ちゃんにとってどちらが昼寝しやすいか試してみましょう。
そして、モロー反射は4ヶ月頃に向けて段々となくなります。
生後6ヶ月以上になると…
昼と夜の生活リズムがしっかりとつき、中には夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。
お腹が空いた、オムツが濡れている以外にお母さんがいないと寂しい…
と甘えや不安が理由で、お昼寝をし始めてもすぐに泣いて起きてしまうことがあるようです。
また、お母さんが側にいると何時間でも寝てくれるというケースがありますよね。
たまには、赤ちゃんのお昼寝の時間はお母さんも一緒にお昼寝!と思い切って休息時間にしてしまうのもテですよ!
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赤ちゃんが寝ている間にお母さんはリラックス!?抱っこでお昼寝はNG?
赤ちゃんが寝ている間に何か用事を済ませたい場合もありますよね。
でも、赤ちゃんが昼寝からすぐ起きてしまうという理由から、ついつい抱っこしたまま寝かせてしまうこともあります。
また、抱っこした赤ちゃんを布団に置くタイミングを間違えて、また寝ていた赤ちゃんを起こしてしまうという経験もあるかと思います。
ママの自由時間も大切に!
親子の触れ合いとして赤ちゃんをたくさん抱っこすることには大賛成ですが、お昼寝に関しては抱っこで寝かせるという方法はあまりおすすめできません。
その理由は、ママの自由時間がその分奪われてしまうからです。
自由時間が確保できれば、上手にリラックスすることでストレスも解消できますし、しなければならない用事も済ませられます。
赤ちゃんは自分で眠れる力がある!
赤ちゃんは本来大人と同じように自分で眠れる力があります。お母さんがいないと眠れないわけではないということです。
それには、抱っこをしないでも寝れるように練習すればいいのです。
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赤ちゃんの昼寝、1人寝んねのススメ!4つのポイントとは?
1)最初から布団で寝かせる。
布団=眠る場所ということは赤ちゃんも分かっています。夜にできるのであれば昼寝でも実践してみましょう。
2)泣いてすぐ起きる時も抱っこはせずに様子を見る。
夢を見て泣いている、何かの物音で泣いた…などの場合は様子を見ながら手を握る、肩のあたりを優しくトントンと叩く程度で寝ることもあります。
赤ちゃんは昼寝を始めても眠りの浅いレム睡眠の時にすぐに起きることが多いですが、脳だけが起きている状態なので赤ちゃんの様子を見ながらの対応で十分です。
3)赤ちゃんの眠りのサインを読む!
眠たくないのにお昼寝の時間だから寝ましょう!と強制的に昼寝に持ち込まれると赤ちゃんも本能的に反抗するようです。
赤ちゃんが眠くなったサインを見逃さずに昼寝に入るとぐっすり寝てくれるので、お昼寝はお母さんの都合ではなく、赤ちゃんのペースを大事にしましょう。
4)それでも泣くときは抱っこをしよう!
ただし、抱っこをして寝かしつける時は、完全に眠るまでずっと抱っこし続けないようにしましょう。
泣き止んでおとなしくなったら、そっとベッドや布団にうつしてみます。その後もそばで少し様子を見て、赤ちゃんを安心させてくださいね。
抱っこなしでも寝れるようになるには、練習が必要です。パパやママにとって貴重なリラックスタイムになりますから、ぜひチャレンジしてみましょう。
子供の脳の発育も気をつけて
子供の脳は親が何を食べさせるかによって、大きく影響されてしまいます。
脳の60%は脂質でできていますので、悪い油は絶対に食べさせないでくださいね。
もしかして便秘になっていませんか?
赤ちゃんが便秘で苦しんでいると、苦しくて起きてしまうことがあります。
赤ちゃんはまだ体力がないので、正しい便秘対策をしてあげる必要がありますよ。
心当たりがある場合は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
→赤ちゃんのお腹が苦しそう!オリゴ糖はほんとに効果があるの?
まとめ
赤ちゃんが昼寝を始めてもすぐ起きる理由はいくつかあります。低月齢の赤ちゃんであればその時期特有の未熟ゆえの反応です。
また、ある程度大きくなってきた月齢の赤ちゃんはお母さんの居心地の良い腕を求めて抱っこをせがむ甘え泣きの場合も考えられます。
まずは、赤ちゃんが昼寝ですぐ起きる時の原因をしっかりと理解しておきましょう。
そして、一人寝んねにチャレンジしてください。
最初の内は赤ちゃんも慣れるまでになかなかうまく昼寝ができず、泣いてしまうかも知れません。
それは単に1人寝んねが習慣になっていないというだけですから、ちょっと練習をさせれば習得できるものです。
赤ちゃんは毎日成長していきますから、たとえすぐにできなくてもゆったりとした気持ちで赤ちゃんのお昼寝の様子をみていきましょう。
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