料理をしていたら、「卵を切らしている!メニュー変更しないと!」という経験ありますよね。
卵は、卵料理に始まり、色々な料理に入っているので、卵が無い料理を考えたり、見つけたりするのは大変です。
でも実は、卵を使わなくても、代用でも美味しい料理ができるんですよ。
卵がなくても、何かで代用できればメニューを変更しなくてもいいし、アレルギー食の幅も広がります。
今回は、お菓子や、料理の卵の代用についてお伝えしますね。
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お菓子作りの卵の代用アイデア
お菓子作りには卵が欠かせないと思っているかも知れませんが、卵がなくても作ることができます。
卵を使う役割には
- 風味、味をよくする
- フワフワの食感を出す
ですが、これらも一工夫するだけでカバーできます。
1)卵なしケーキはホットケーキミックスで作れる
卵なしの焼き菓子を作るならホットケーキミックスが、便利です。
ホットケーキミックスは、小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーなどお菓子作りに必要なものが入っている、いわば「魔法の粉」と言えます。
フワフワの食感が美味しいスポンジケーキは、ホットケーキミックス、砂糖、牛乳、油(オリーフ油でも)で作ることができます。
ポイント!
本来のスポンジケーキはバターを使いますが、卵なしでもフワフワにするには、油を使うと失敗が少ないです。
足りない風味は、バニラエッセンスを入れてカバーします。
野菜ジュースを使っても美味しくできます。
パウンドケーキ
パウンドケーキも、その他の材料の分量を変えると、同じようにホットケーキで作ることができます。
パウンドケーキのしっとり感を出すなら、木綿豆腐をペースト状にしたものを入れたり、豆乳を使ったりするのがおすすめです。
焼き上がりに、少量のお湯で溶かしたジャムを塗るとテカリがでて、乾燥によるパサパサ感を防いでくれます。
2)クッキーを作るなら、ハチミツをたす
クッキーは卵なしで作ることができますが、やや硬くなり、パサパサした食感になります。
しっとり感を出すために、砂糖の一部分をハチミツに変えると、美味しくなります。
風味を出すためには、やはりバニラエッセンス、紅茶の茶葉、ココアを入れると良いですよ。
3)プリンを作るなら、豆乳やカボチャで代用
プリンは卵のお菓子と言えるので、代用したとしても同じようにはなりません。
でも、似た味や食感にすることはできます。
プリンを作るなら、調整豆乳とゼラチンを使います。
調整豆乳は色もやや黄味がかっていますし、風味も少し似ています。
色をもっとプリンの色に近づけたいときは、かぼちゃのペーストを混ぜて、ゼラチンで固めると、見た目がかなり似てきます。
4)手作りパンの照りは牛乳で代用
手作りパンを作る時に、仕上がりにドリールと言って、溶き卵を塗ることがあります。
たくさんパンを作るなら卵を使ってもよいのですが、本当に少量しか使わないので、わざわざ卵を使うのはもったいないですよね。
そんなときは、牛乳を塗ることで代用できます。
卵を塗るより照りは多少減りますが、家庭で作る分には十分な仕上がりです。
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お好み焼き、ハンバーグ、揚げ物には●●を代用
卵はお菓子に入れるだけではなくて、日常の食事にもよく使います。
お菓子以外の卵の代用アイデアを紹介していきます。
5)お好み焼きには、山芋や豆腐を代用してフワフワ感を
まず、お好み焼きは卵を入れなくても作ることができます。
でも、味や食感が少し悪くなります。
卵にアレルギーが無い場合は、マヨネーズを使います。
マヨネーズは卵と油でできているので、マヨネーズを入れることで、卵の使用と調味を同時にすることができます。
卵アレルギーの場合は、マヨネーズも食べることができませんよね。
その場合は、山芋や豆腐を入れると、柔らかい食感になります。
味が足りないと感じるなら、粉末のだしを足したり、天かすを入れることで解決できます。
6)ハンバーグはどうする?
ハンバーグを作る時に卵がないと、つなぎができないのでは考えてしまいます。
でも、実はハンバーグのつなぎは卵ではなく「塩」です。
ハンバーグを最初にこねるときに、塩だけを入れて、ひき肉をしっかり粘りが出るまで、こねるのがポイントです。
ハンバーグを作る時の、卵の役割は実はしっとり感をだすことです。
- 山芋
- 豆腐と片栗粉をペーストにしたもの
- すりおろしたレンコン
などを代用すれば、しっとり感を出せます。
また、香辛料をしっかり入れ、中にチーズを入れると、風味も増しますよ。
7)揚げ物の衣は、水溶きの薄力粉で代用
とんかつ、コロッケなどを作る時は、
薄力粉 → 溶き卵 → パン粉
の順番で作りますが、水溶き薄力粉で代用できます。
卵を付けなくても、これでパン粉を付けることができますし、仕上がりに違いも全くありません。
8)オムレツ、卵焼きも作れる
オムレツ、卵焼きは卵が無ければ作ることはできないので、味や食感は別のものになってしまします。
でも、見た目なら同じにすることができます。
- かぼちゃorトウモロコシの粉
- 米粉
- ジャガイモのマッシュ
- 山芋摩り下ろし
を砂糖と牛乳と一緒に混ぜて、卵焼きと同じように焼きます。
幼稚園などでお友達と同じメニューで給食を食べさせる時に、作ることが多いようです。
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卵の代用品を使った市販品も多くある
主に子供の卵アレルギー用食品ですが、卵を使わないお菓子や、冷凍食品なども多く販売されています。
「卵を使わずに作った子供用のマヨネーズ」や「おこのみソース」もあり、トイザらスや西松屋などの子供商品を置いているお店で買うことができます。
外食でも、卵なしのメニューが多くなっているので、上手に選んで利用してくださいね。
まとめ
卵なしで、全く同じ料理やお菓子を作ることはできませんが、一工夫で十分に美味しい、また違った美味しさがある料理を作ることができます。
卵アレルギーの子供を持つお母さんに聞くと、工夫すれば、卵がなくても、ほとんどの料理はできると言います。
毎日お弁当を持たせなければならないので、自然と工夫できるようになったそうです。
卵を代用した料理を、卵を食べられる人も食べられない人も色々試してみてくださいね。
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