カニを食べた後、「ごちそうさま〜、残った殻はゴミだよね。」とこんなことしていませんか?
そんなことしたらもったいないです!!
カニの殻からは、濃厚で美味しい出汁が取れるんですよ。
身はもちろん美味しいですが、カニは殻だけになっても、まだ使い道が残っています。
今回は殻を使ったカニの出汁の取り方、保存方法をおつたえします。
美味しいカニを、最後まで味わい尽くしてくださいね。
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カニの出汁の取り方
◯カニの出汁の取り方
それでは早速カニの出汁の取り方をご紹介します。
出汁の取り方
1) 殻を5角程度にきります。
毛ガニなど、あまり大きくないものはそのままでもかまいません。
身がたくさん残っている場合は、きれいにとって、チャーハンなどに使います。
2) 切った殻を炒ります。少し香りが出て来たら、ショウガとねぎを入れてさらに炒めます。
3) 焦げ目がついて来たらお酒を加えて、軽く煮詰めます。
4) 炒ったら鍋に移し、殻がかぶるぐらいの水を静かに入れて、煮込みます
5) 沸騰したら、火を弱め灰汁を取ります。
1時間程度、煮込んでいき、途中で水が少なくなって来たら、殻がかぶるくらいの水を足します。
6) ザルでこしたら出来上がりです。
◯種類によって味が違う
カニによっては出汁があまり出ないものもあります。
タラバガニはサイズが大きく、味も大味なので出汁も濃いように感じますが、出汁の味は淡泊で薄めです。
サイズの小さい、ズワイや毛ガニの方が、濃い出汁が出ます。
何種類かのカニがあるなら、混ぜて出汁を取ると、深みのある味になります。
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取った出汁の使い方、保存方法
◯だしの美味しい使い方
殻で取った出汁を使った料理には
- お味噌汁
- 雑炊
- スープあんかけチャーハン
- パスタ
- お鍋、湯豆腐
- ラーメンのスープ
- 茶碗蒸し
- 出し巻き卵
などがあります。
どの料理も美味しそうですよね。
カニの出汁を使った料理のポイントは薄めの味付けです。
出汁自体に、風味もよい味が付いているので、それを損なわない味付けを心がけましょう。
◯カニの出汁の保存方法
カニの出汁が多くできると、一度に使いきれないことも良くありますよね。
日持ちがあまりよくないので、冷蔵保存で2.3日以内に使い切るようにします。
すぐに使わない場合は、製氷器に入れて冷凍保存がおすすめです。
使いたい分だけ、使うことができるのでとても、便利です。
2.3日冷蔵保存したものを冷凍するのは、鮮度や味が悪くなっている可能性が高いです
冷凍保存をするときは、出汁をとったらすぐに冷凍するようにしてくださいね。
美味しさも、長く保つことができます。
出汁を取った後の殻はどうする?
出汁を取った殻を今度はどう処理するかをご紹介します。
◯肥料として使う
家庭菜園をしているなら、細かく砕いて、土に混ぜて、肥料として使う方法もあります。
もともと市販の肥料にもカニの殻は含まれています。
◯臭いが出ない工夫をして捨てる
肥料として使わなければ、後は捨てるだけです。
捨てる時に困るのが、カニの殻の臭いです。
結構、強い臭いがしますよね。
新聞紙に包んで捨てますが、まず、最初に水でよく洗います。
水気が残っていると臭いやすくなるので、しっかり乾かします。
重曹、お茶がら、コーヒーガラなどといっしょにして、新聞紙に包んで捨てれば、臭いは気にならなくなります。
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まとめ
カニの殻を捨てるなんてもったいない、ということがお分かりになりましたでしょうか。
殻から取ったカニの出汁は、身よりも濃い味がするほどです。
殻を細かくする工程が少し大変かもしれませんが、それを頑張るだけの価値があると思います。
我が家では、カニの出汁はラーメンのスープにするのが定番です。
スーパーで買った麵でも、お店で食べるのと同じぐらい美味しいラーメンができます。
とってもおすすめですよ。
ただ、出汁を取る時は、臭いがかなり強くなることもあるので、換気を十分にしてくださいね。
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