赤ちゃんは言葉を話せないので、なぜ泣くのか分からなくて、イライラしてしまうこともありますよね。
確かに、泣いたり、ぐずったりしても、初めての赤ちゃんの場合は、なかなか分かりづらいものです。
しかし、赤ちゃんとのコミュニケーションの基本を押さえておけば、理解できるようになっていきますよ。
子育てにイライラせず、親子の絆を楽しく築いていけるように、ポイントを12項目に分けて解説していきます。
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赤ちゃんが泣いてもイライラしないために、本能を理解しよう
1)ママの感情をそのままキャッチする
言語認知学者のアリソン・ゴプニック博士によると、「赤ちゃんの感情は、お世話をしてくれる人の表情や声によって反応する」のだそうです。
つまり、赤ちゃんが泣く時にママがイライラすると逆効果、ということが分かりますよね。
赤ちゃんと接する前にイライラの感情などは、上手にコントロールしたいものです。
また、あまり理想的なママになろうと頑張り過ぎるとストレスが溜まりますので、上手に自分の時間を確保することも大切です。
2)赤ちゃんを甘やかすことは良いこと
子供を甘やかすということは、あまり良い意味に使われていませんが、赤ちゃんについては別と考えましょう。
「あまり甘やかし過ぎると子供のためにも良くない…」と考えている親もいますが、それは幼児期になってからで大丈夫。
逆に、赤ちゃんが喜ぶことを愛情たっぷりにしてあげることの方が、赤ちゃんの成長を早めるという報告もあります。
たっぷりと甘やかして、赤ちゃんとスキンシップを増やしながらコミュニケーションを取りましょう。
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3)たくさんの人にかまってもらう機会を増やす
アメリカの人類学者サラ・ハーティ博士の研究によると、赤ちゃんには、親以外のなるべくたくさんの人に接する機会を与えることがとても重要だそうです。
その経験から、赤ちゃんなりにそれぞれの顔の表情の違いやコミュニケーションの方法を学んでいきます。
ママやパパだけでなく、おばあちゃんやおじいちゃん、そして、叔父さんや叔母さん、近所の人など、いろいろな人と接するように努力しましょう。
たくさんの人にかまってもらうことで、赤ちゃんの成長に良い影響があります。
私の知人も息子さんが赤ちゃんの時からたくさんの人に会わせるようにしていました。その為か、子供時代から物怖じしない、誰とでも友達になれる、人に対してとても親切な子供に育ったそうです。
4)おもちゃよりも人とのコミュニケーションを重要視する
赤ちゃんの知育おもちゃなどは、たくさん出回っています。
小さな指でちょこんと押すと声や音楽が流れるなど、子供が好きそうなおもちゃがたくさんありますよね。
でも、赤ちゃんが泣くからといってすぐにおもちゃに頼るのは、少し控えた方がいいようです。
知育おもちゃは、赤ちゃんが学んでいるようにも見えますが、実は機械的な反応しか返ってこないので不十分なのです。
赤ちゃんのコミュニケーション力を養うためには、やはり人とのコミュニケーションがベストです。
それでもママががんばり過ぎるのは禁物。疲れた時は、おもちゃも上手に活用したり、親に預けたりして適度に自分の休息時間を作りましょう。
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生活の中でコミュニケーションを取ろう!
5)赤ちゃんが声を出したら、言葉を返す
これは、私の周りで赤ちゃんがいるママがやっている方法です。
赤ちゃんが「あー」と言ったら、「本当!それはよかったわね。」
赤ちゃんが「うー」と声を出したら、「わかったよ。じゃあ、ママもがんばるから」
このように、まるで二人で会話を交わしているような感じで話しかけてみる方法です。
何度かこんな光景を見た時に、すごく楽しくて、自分の顔が自然とほころぶのが分かりました。
○コミュニケーションで大事なこと
第三者には分からないコミュニケーションでも、そこに「愛」や「温かさ」を感じませんか?
話を適当に合わせているだけでも、赤ちゃんと楽しいコミュニケーションが成立するのです。
よく考えてみると、大きくなっても100%完全に子供のことを理解できるかというと、そんなことはありませんよね。
正しいかどうかというよりも、コミュニケーションを取るために大事なのは、そこに愛と思いやりの温かさがあることではないでしょうか。
6)オムツを取り替える時
オムツ替えの時も赤ちゃんとママにとっては、とても大切な時間のひとつです。
ただ淡々とオムツを替えるのではなく、コミュニケーションを取りながら、楽しく交換してみましょう。
例えば、歌を歌いながら、手や足を動かしたり、「いないいないばあー」をしたり、単純な遊びを組み込むのはおすすめです。
ベネッセのサイトでは、オムツ替えの時のおすすめの遊びが載っていましたので、その遊び方を参考にされてもいいでしょう。
赤ちゃんが笑うとママも何だか楽しくなりますね。
7)声のトーンに気をつける
赤ちゃんは、声のトーンにとても敏感です。
例えば、ちょっと厳しそうな声を出していると、なんとなくその感情を察知してしまいます。
声をかける時には、声のトーンを優しく、穏やかな声になるように意識してみましょう。
他にも、物にぶつかった時など、ふいにママが大きな声を出してしまうと、その声に驚いて泣き出してしまうこともあると思います。
そんな時は、いつもより愛情を込めて抱きしめながら「驚かせてごめんね。」などと言って声をかけてあげましょう。
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8)赤ちゃんが不快な顔をした時
ママの態度はいつもと変わらないのに、突然、赤ちゃんが不快な顔をして泣く時があります。
その時は、「暑い」とか「寒い」、あるいは「オムツが濡れている」「眠い」など、いろいろなことを訴えています。
部屋の温度、オムツ、寝る時間、着ている洋服など、赤ちゃんの不快の原因を探るためにもチェックしてみましょう。
9)お腹が空いた時
個人差はありますが、赤ちゃんはお腹が空いたことを知らせるために、ミルクを飲む仕草をして知らせることがあります。
言葉は話さなくても、指や唇をちゅくちゅく吸ったり、普段、赤ちゃんと接する時間が短いパパにも分かり易いと思います。
そんな時は、すぐに赤ちゃんの要求を満たしてあげましょう。
しかし、時にはこの仕草が見られなくても、お腹が空いている時は泣いたり、ぐずったりします。
試しにミルクをあげてみるとすぐに泣き止んだりして、意外とお腹が空いていたことがわかります。
10)眠い時
目をこするのを見たら、これは「眠いよぉ」と訴えている時です。
理想的なのは、しっかりと1日のタイムスケジュールを組んで、赤ちゃんの寝る時間をある程度決めておくということです。
注意したいのは、夕方4時過ぎになってから昼寝を始めてしまうこと。
それは、夜に寝なくなる可能性が大きくなるためです。
昼寝の時間がずれてしまったせいで、夜寝てくれないからといってママがイライラしても、赤ちゃんだって困ってしまいますよ。
また、パパとママも赤ちゃんと一緒に生活リズムを整えていくことで、睡眠の質を高くすることができます。普段の生活リズムを崩さないように心がけたいですね。
→1歳前後の夜泣きがひどい時に、8つの対策!暴れる時はどうすればいいの?
11)よく話しかけてあげる
朝は「おはよう」、夜は「おやすみ」と言葉をかけてあげましょう。
赤ちゃんは言葉こそ話すことはできませんが、ママの声を心地良いと感じているものです。
「かわいいね」「きれいだね」「嬉しいね」「面白いね」「楽しい」等、できるだけポジティブな言葉をかけてあげると、声をかけているママも気持ちが上向きになります。
ママがご機嫌だと赤ちゃんもご機嫌になります。確実に親の愛を感じ取って、幸せな気持ちになっています。
赤ちゃんに対して愛情をできるだけたくさん表現する、ということが大切なことなのです。
○言葉には不思議な力が!
また、言葉は言霊とも言われるように不思議な力が宿っています。
イライラしていてもポジティブな言葉を発していると、不思議と気分もポジティブになっていくものですよ。
1番最初にご紹介したように、赤ちゃんはママの感情を特に敏感に感じますから、ポジティブな言葉を発するように普段からママが意識していきましょう。
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12)歌を歌ってコミュニケーション
赤ちゃんへの歌と言えば子守唄がすぐ浮かびますが、それだけでなく、いろんな生活の場面で歌を聞かせてあげることも、おすすめのコミュニケーションの手段です。
あるアメリカのテレビ番組なのですが、赤ちゃんを食事用のいすに座らせて、ママが食事時にいつも歌を聞かせていました。
すると、その赤ちゃんがいつの間にか、その歌を覚えてしまいました。
完璧な歌詞では、もちろん歌いませんが、リズムに合わせて、「あーうー♪」と歌っているのです。
ふたりとも、本当に楽しそうで、歌は本当に素敵なコミュニケーションの方法だと思いました。
赤ちゃんと遊んでいる時、お風呂に入れている時、いすに座らせてキッチンでママが料理をしている時など、どんな時にでも、歌を歌って、赤ちゃんと楽しく過ごしてみましょう。
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まとめ
赤ちゃんとのコミュニケーションは、会話ができない分、いきなり泣き出したり、ご機嫌斜めになったりと様々な場面で苦労することもあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんは話しかけられる言葉、スキンシップ、行動など、周囲の人の様子を敏感に感じ取り、ストレートに反映させてしまうのです。
そのことを知るだけでも、普段から自分の気持ちや言葉の使い方をもう少し工夫をしてみたくなりますね。
例えば、鼻唄を歌いながら家事をするなどは、今日からでもすぐに始められます。
そういう些細でありふれた日常の小さな積み重ねで、親子の絆がどんどん深まっていくのを感じることができるなんて、ステキなことだと思いませんか。
それに、赤ちゃんはあっという間に大きく育っていきますので、パパやママがイライラする気持ちをそのままにしておくなんて、とっても勿体無いことですよ。
ポジティブな気持ちや行動を意識して、楽しく子育てをしていきましょうね!
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今回は、子育てを楽しむためのヒントをたくさん紹介させて頂きました。
全てを完璧にできるようになる必要はありませんので、毎日の生活を楽しみながら、できることを少しずつ増やして頂けたら嬉しいです。
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