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赤ちゃんの反り返りは大丈夫?原因と自閉症の可能性とは!

育児 この記事は約 6 分で読めます。

頻繁に赤ちゃんの反り返りを見ると「反り返りの回数が多いけど、大丈夫なの?」なんて、ちょっと不安になることもありますよね。

でも大丈夫。反り返りの原因を把握すれば、その不安も解消されます。

反り返りが多いとされる脳性麻痺や自閉症の可能性を疑ってしまうと、心配ばかりがあふれてしまいます。

今回は、赤ちゃんの反り返りの原因や反り返りに潜む病気など、ポイントを押さえながら詳しくご紹介しますね。

赤ちゃんは反り返りの名人!その原因とは!

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お母さんの体内で、丸まった姿勢のまま多くの時間を過ごした赤ちゃんは、誕生と同時に身体を伸ばすことが可能となります。

これは赤ちゃんが意識的に身体を伸ばすと言うより、丸まった姿勢から解放されたと言ったほうが正しいかも知れませんね。

そして、赤ちゃんは身体を丸めることから、徐々に身体を伸ばすこと、つまり体幹を伸ばすことにシフトしていき、そのための筋力を備えていきます。

反り返りはいつから始まる?

早い赤ちゃんは、生後1ヶ月ぐらいから反り返りが出てきます。

また、生後3~4ヶ月頃になると首もしっかりとし始め、反り返りが激しくなる赤ちゃんが多くみられます。

しかし、力の加減がうまく出来ない赤ちゃんは、身体の反り返りが強く出やすいことからお母さんの不安を掻き立てることになってしまうんですね。

反り返りはいつまで見られる?

また、反り返りは、生後6ヶ月~1歳頃までに徐々になくなっていきますので、そんなに心配することはありません。

ただ、中には、反り返りのクセが目立つ赤ちゃんもいます。

・横抱きに抱っこした時に反り返って抱っこしづらい
・仰向けに寝かせるとブリッジを始める
・月齢が進むとブリッジのまま移動する

このようなクセが目立つ場合は、次に3つのポイントで赤ちゃんの反り返りをチェックしていきましょう。

赤ちゃんの反り返りチェック、3つのポイント

赤ちゃんが次の3つの内、いくつ当てはまるか、チェックしてみましょう。

・横抱きにした時に主に反り返るかどうか
・自分より後方のものを見ようとした時に強く反り返るかどうか
・寝ている時に反り返るかどうか

これは、赤ちゃん自身の意思によって反り返っているかどうかの確認項目です。自分の意思によって反り返っているのであれば心配はいりません。

つまり、横抱きの時に反り返りが見られたり、後方を見ようとした時に反り返りがあるのは問題ありません。

しかし、寝ている時に反り返りの状態が見られたら、少し観察をする必要があります。

反り返りに潜む病気

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心配な反り返りについて、次のポイントをチェックしてみましょう。

・寝ている時も起きている時も身体が突っ張り、反り返る。
・反り返りの状態の時に首、肩のねじれがあり、まっすぐ安定していない。

実は、これらの症状が当てはまる赤ちゃんは、脳性麻痺の疑いがあります。

脳性麻痺は先天性のものもありますが、出産時に仮死状態になったり、脳が低酸素状態になった影響によるものもあります。また、感染症などが原因で起こることもあります。

赤ちゃんの反り返りに上記の2点が当てはまるかどうか確認してみましょう。もしも、上記の2点に当てはまる場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。

自閉症の赤ちゃんも反り返る?

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他にも脳性麻痺の赤ちゃんだけではなく、自閉症を持つ赤ちゃんにも、反り返りが強かったという特徴が見られることがあります。

その反り返りは特に抱っこをした時に顕著に現れると言われていますが、下記のような症状が見られるかどうか観察してみてください。

・抱っこを嫌がっているかどうか

一般的に赤ちゃんは、抱っこをするとお母さんの腕を掴んだり、しがみついたりすることが多いのですが、自閉症の赤ちゃんはそうではありません。

逆に反り返り、抱っこを嫌がる場合が多いのが特徴です。

それでも抱っこを嫌がって反り返る、というだけで自閉症の決め手にはなりませんので、早合点しないようにしてくださいね。

反り返りが好きな赤ちゃんもいれば、抱っこがあまり好きではない赤ちゃんもいます。

1つの症状だけで自己判断せずに、もしも、心配な時は小児科や保健センターなどに相談してみましょう。

自閉症の症状

赤ちゃんのころは違和感を感じなかったというママも多いです。自閉症の子供が赤ちゃんだったころを振り返ると、このような動きが見られたそうです。

・写真の表情はニコニコ笑っている
・母乳をよく飲み、夜はぐっすり眠る
・生まれてすぐの時から抱っこを嫌がり、抱っこすると大泣きする
・6ヶ月から自分でミルクを持って飲む
・人見知りはせず、誰でもニコニコ笑顔を見せる

しかし、1歳半の健康診断でも自閉症と分からずスルーされることも多々あります。そのくらい医者でも判断が難しいのです。

ですから、余計な心配を抱えるのはあまりよくありません。それよりも大事なのは日々愛情を注いであげるということです。

愛情を注ぐことでしっかりと様子を観察することができ、小さな変化にも気付くことができるようになります。

仮に自閉症と診断されたとしても、早めに対応することで療育を受けることもできます。むやみに心配するのではなく、しっかりと赤ちゃんに愛情を注ぐようにしてくださいね。

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まとめ

反り返りは、生後3~4ヶ月頃から赤ちゃんに多く見られますが、6ヶ月~1歳頃ぐらいには徐々に落ち着いてきますので、そんなに心配する必要はありません。

反り返りが心配なお母さんは、やみくもに心配するだけでなく、ご紹介したいくつかのポイントで赤ちゃんの反り返りをチェックしてみましょう。

赤ちゃんのちょっとした異変は、お母さんだからこそ気付くことができるポイントです。

普段のご機嫌な様子だけでなく、寝ている時の様子や抱っこされている時の様子も細かく知っておくことが大切ですよ!

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