胃下垂になると、普段から胃もたれや食欲不振、胃のむかつきなど、不快な症状が伴いますよね。
この症状の治し方は、下がっている胃を正常な位置に戻すことです。
そのためには腹筋が有効な方法の一つなのですが、なぜ効果があるのかを知ることで、継続して実践することができます。
今回は、腹筋やヨガなど、安全なエクササイズで胃下垂を治す方法をご紹介していきましょう。
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胃下垂の治し方!腹筋のコツとは
胃の周りの筋肉と脂肪をつける必要がありますので、腹筋運動が胃下垂の改善には有効です。
ただちょっとした工夫でよりよい効果が期待できますので、覚えておきましょう。
それは、イメージしながら腹筋を行うということです。
胃下垂は、下がってしまった胃を、本来の正しい位置に押し上げる運動をするわけですが、「胃を上に押し上げる」イメージで行うようにします。
例えば、腹筋をしながら、胃が上に上がることを想像しながらすると、よりよい効果が期待できるのです。
簡単な腹筋の方法
まず、胃のまわりを鍛えるために腹筋を行うわけですが、継続して行うことが大切です。
もちろん毎日行うと効果的ですが、もしできなくてもあまり気にせずに、週末など時間のある時に行うようにしましょう。
また、バックに好みの音楽をかけて、ゆったりとした気分で行うとやりやすいでしょう。
2.両足をそのまま持ち上げ、そして下げる運動を4回行い、これを8回セットでやります。
この程度の軽い腹筋運動でも効果がありますよ。
腹筋以外に効果がある、5つの治し方
お腹の周りの筋肉を鍛えるとは、何も腹筋だけに限ったことではありません。
お腹まわりですから、背筋や脇のあたりの筋肉も鍛えるトレーニングを行うことが胃下垂改善につながります。
1)ヨガで改善する(逆立ち)
腹筋は、ちょっと自分にはきついと感じる方は、次のようなヨガでも、胃下垂が改善できますので、試してみましょう。
① 座布団やマットなどを用意して、その上に頭をおきます。
② 顔は上を向いたままで、肩から足先までを上向きに伸ばします。
③ このポーズで少しの間、そのままの姿勢でいます。
これだけなのですが、実はこのヨガのポーズは、胃下垂に効果があるだけでなく、女性なら、ちょっと嬉しい効果があるのです。
それは、若返りと美肌です。また、不眠症や神経症、そして、性的能力の向上にもつながります。
ただし、注意点として、食べてすぐにはやらないようにして、少なくても食後30分くらいたった後で行うようにします。
2)骨の歪みを解消する
胃下垂は、骨の歪みによってなるケースもありますので、骨の歪みについても意識する必要があります。
たとえば、胃下垂の人には、猫背の人が多いというデータがあります。
猫背が骨のゆがみを誘発して、胃下垂になってしまうというケースもありますので、姿勢が悪いという自覚がある場合は、整体院で骨のゆがみを整えてもらうことも検討しましょう。
3)ツボを押す
胃下垂が原因で胃が不調に陥ってしまったら、胃下垂に効果的なツボを押してみるのもいいでしょう。
① 中間(ちゅうかん)というツボは、みぞおちとおへその真ん中あたりのツボ
② 足裏の反射区で、土踏まずの上のあたりにあるツボ
③ 背中の真ん中あたりにある肝愈(かんゆ)というツボ
4)腹式呼吸を行う
① 息を思いっきり吸い込みます。
② そして、それをゆっくりと吐き出します。
③ 吐き出した後は、2,30秒そのままにします。
①~③を何度か繰り返します。
これなら、普段テレビを見ながらでもできますし、パソコンに座っている時にでも実践できますね。
5)自分の時間を確保する
実は、精神的なストレスが原因で胃下垂になるケースもあります。自分の時間を確保してリズムを整えることも有効な治し方の一つになります。
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覚えておこう!胃下垂になる4つの原因
胃下垂になる原因は、主に4つあるとされています。原因を知ることで、胃下垂になった時の治し方だけでなく、予防にも役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう。
1)先天性で胃下垂
胃下垂は、先天性のものもあります。その場合、胃だけでなく、ほかの内臓も下がり気味になっていることが多いようです。
2)妊娠や出産の影響で
お腹に赤ちゃんがいる妊娠中に、胃が下のほうに下がってしまう場合ばあります。これは、妊娠中に座る姿勢が影響して、胃が下方に押しやられることが起こるのです。
また、出産後に胃の周りの筋肉が衰えてしまうこともあります。
3)筋力が弱る
腹筋が弱くなり、その影響で胃が下に下がることもあります。
4)疲労やストレスで
疲労やストレスで自律神経の乱れがちになると、胃がうまく稼動しなくなり、胃の中に食べ物が残ったままになります。
その重みで胃下垂になるケースもあります。
胃下垂が悪化するとどうなるか?
胃下垂は胃が下がる状態であることはわかっていても、どのくらい下がっているのか、それほど意識していない人も多いかもしれませんね。
実は、胃下垂が悪化すると、骨盤のところまで下がるケースもあります。
つまり、胃が縦長にびろ~んと長く下がってしまうのです。
このような酷い状態になってしまうと、消化吸収がうまくいかない胃アトニーの病気になりやすくなったり、胃炎や胃潰瘍にもなることがありますので、注意が必要です。
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まとめ
胃下垂は、主に暴飲暴食によってだけで発症すると思われている場合が多いかもしれませんが、日頃のイライラやストレスが原因でなることも多いのです。
特に、多忙な現代人は、後者の原因でなることも多いかもしれませんね。
胃は意識と大変強い繋がりがあり、その日のムードによって左右されるものです。胃の健康のためにも、ストレスを貯めない生活を心がけましょうね。
また、胃下垂であると分かっていれば、それなりに日々の生活に注意して、4つの治し方を参考に実践してみてください。
腹筋と言ってもハードなエクササイズをする必要はありませんので、ちょっとした意識と習慣付けですぐに改善に向かうことができますよ。
家族のためにも、健康維持には気をつけていきたいですね。
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