もし、めまい、立ちくらみなど脳梗塞の症状が出ているなら、すぐにでも脳梗塞の検査を受ける必要があります。
脳梗塞は、時間との勝負ですので、
- 脳梗塞の検査は何科なのか
- やはり大きな病院でなければいけないのか
などと悩んでいたら手遅れになってしまうかもしれません。
また、最近では脳梗塞で命を失う人も多くなっているので、関心度が高くなっています。
自覚症状がなくても、脳梗塞の検査を考えている方も多く、問い合わせが増えている傾向にあるそうです。
『中性脂肪を減らすには体質改善から!』でもお話したように、血液がドロドロの状態は様々なトラブルを引き起こすのです。
今回は、脳梗塞の検査は何科で行っているのか、その料金の相場などについてお伝えします。
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脳梗塞の検査は何科?
脳梗塞の検査は、
- 脳神経外科
- 脳卒中科
- 脳神経内科
で行っています。
近くに、この科の病院があればそこへ行けば検査ができます。
また、待ち時間は長いですが、総合病院でももちろん行っています。
近くにこのような病院がない場合は、いつもの内科を受診し、症状を確認したあと紹介状を書いてもらうこともできます。
◯気になったら救急車も考えて
脳梗塞は、緊急を要するケースがあります。
- 倒れた
- ろれつが回らなくなった
- 脳梗塞の症状が複数現れた
などの時は、しばらくして回復したとしても、救急車を呼んだほうが安心です。
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脳梗塞の検査の種類、料金はどれぐらい?
脳梗塞の症状があって、病院へ行くと、色々な機械で検査をします。
脳梗塞の検査は症状の重症度や状態によって、検査が違ってくるので、料金も差が出てきます。
◯脳梗塞の診断
最初は、気になる症状が本当に脳梗塞なのか診断をします。
症状を問診した後、飲酒や喫煙、他の病気がないかを問診します。
その後、
- 頭部のCTやMRIを撮影
- レントゲン
- 血液検査
- 心電図
などを行って、脳梗塞は判断します。
CT検査は、頭部のレントゲン写真をコンピューター処理して、頭蓋骨の中の様子を5mm~1cm間隔の輪切りにして症状を確認する検査で、MRI検査より、簡単に行うことができます。
CT検査の後、必要があればMRI検査をします。
MRIは磁気を利用して、体内の水素原子の量や見え方を画像化する検査です。
MRIは小さな脳梗塞の診断もすることができ、CTよりも精度が高くなりますが、機械を置いている病院は多くありません。
◯脳梗塞の検査
脳梗塞であると診断され場合は、さらに検査をし、どの脳梗塞のタイプかを調べていきます。
脳梗塞には下記のような種類があります。
- 心原性脳塞栓症
- アテローム血栓性脳梗塞
- ラクナ梗塞
- その他梗塞
それぞれ症状が違ってくるため、さらに詳しい臨床検査が必要です。
臨床検査では、
- 頭部MRI検査
- 脳血管の検査
- 心臓の検査
- 血液凝固
- 血小板の検査
を行います。
◯脳梗塞の検査費用
脳梗塞の検査の相場は次のようになっています。
回数、症状の状態で変動するので、目安として参考にしてくださいね。
CT検査
(診療総額)20,000~45,000円程度
(3割負担)6,000~13,500円程度
MRI検査
(診療総額)26,000~45,000円程度
(3割負担)7,800~13,500円程度
超音波検査(脳血管の超音波検査)
(診療総額)10,000~11,000円程度
(3割負担)3,000~3,300円程度
レントゲン
(診療総額)2,000~2,500円程度
(3割負担)600~750円程度
心電図
(診療総額)10,000~15,000円程度
(3割負担)3,000~4,500円程度
脳梗塞と診断され治療や入院が必要になると、これに加えさらに医療費がかかり心配になりますが、高額医療費制度が適用される可能性が高いです。
またあってはならないことですが、脳梗塞で後遺症が残った時は、障害者制度が適用されるケースもあります。
もし心配なら「脳ドッグ」を受けてみよう
脳梗塞の症状がなくても、「脳ドッグ」という脳梗塞の検査を受けることができます。
「脳ドッグ」の検査は、MRI検査とMRA検査をすることが多いです。
MRA検査は、脳全体の血管を映し出すことができ、血管の異常を早期に発見できます。
このほか、「脳ドッグ」では、問診、レントゲン、血液検査と、脳梗塞を診断する検査とほぼ同じ検査を行います。
◯脳ドッグの費用
脳ドッグは保険適用外になるので、費用が高額で、4万円~10万円前後になる場合もあります。
これは、
- 色々な検査をオプションで付けたり
- 使用した機械が新しいか
などによります。
費用が高ければ良い検査ができるとは一概には言えませんが、検査料金をおさえようとすると検査項目は少なくなります。
その分、異常が発見できなかったケースもあるので、ある程度の料金は必要かもしれませんね。
社会保険を利用すると、検査費用が抑えられることもあるので、一度確認してみるといいですよ。
まとめ
脳梗塞は診断と治療が遅れると、後遺症が残ったり、取返しが付かないことも多い危険な病気です。
時間との戦いという一面があるので、症状が出たときには、迷わずすぐに診断を受けましょう。
また、脳梗塞の疑いがなくても、脳ドッグを受けることはとても意味があります。
費用は掛かりますが、もし早期に発見できれば、後遺症もなく治療は早く済みます。
「あの時、検査しておけばよかった」ということがないようにしましょうね。
◯脳梗塞の症状をもっと詳しく!
→【保存版】脳梗塞の症状!前兆を見逃さないセルフチェックの方法は?
脳梗塞は発症する前の前兆で正しく判断することがとても大切です。
少しでも気になる症状が見られたら、すぐに診察をうけてくださいね。
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