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子供の野菜嫌い対策13選!野菜を食べないと病気になりやすいの?

健康 この記事は約 11 分で読めます。

子供や旦那さんの野菜嫌い。

素材を細かくしたり、あの手この手で食べてもらおうとするけれど、キッチリ野菜だけ残してしまう。

「このままでは、病気になったり発育にも影響があるのでは・・・」と、不安になりますよね。

では実際、野菜を食べないと健康にどのような影響があるのでしょうか?

野菜嫌いを克服するための対策と、野菜嫌いの方がなりやすい病気についてまとめました。

 

野菜嫌いだと、風邪、貧血などの病から生活習慣病まで、病気のリスクが増大する!

野菜には、ビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれています。

野菜が嫌いで、これらの栄養素を摂取せずに生活していると、以下のような弊害が出てしまいます。

  • 免疫力が低下するため、感染症などを発症しやすくなる
  • 抗酸化作用が弱まり、老化が早まる
  • 塩分の排出が鈍るため、高血圧を引き起こす

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またそれにより、次のような病気や症状を引き起こしやすくなると言われています。

  • 便秘
  • 貧血
  • 風邪
  • 痛風
  • 肥満
  • 視力低下
  • 子供の場合は、発育への影響(身長や体重が伸びない、脳や神経の発達など)
  • 生活習慣病
  • ビタミン欠乏症
  • 骨粗鬆症

もちろん、野菜を食べない人がすべてこのような症状になる、ということではありません。

中には、肉類やインスタント食品ばかりを食べているが、病気をしたことがないという人がいるのも事実です。

しかしながら、現在は健康であっても、安心とは限らないのです。

野菜を摂らない食生活を続けていくと、将来的にこれらの病気や症状を引き起こしてしまうリスクが増大することは間違いありません。

◯精神的な影響も

野菜に含まれる葉酸が、うつ病予防に効果があるという報告もあるのを知っていますか?

また、野菜不足が原因で情緒不安定な子供が増加している、という報告もあるそうです。

野菜を食べることは、心身ともに元気で長生きすること、また子供の成長を促すために必要なことだと言えます。

野菜嫌いと向き合う工夫や対策

でも、実際に野菜の必要性が分かっても、今までの習慣は急には変わりません。

野菜嫌いの旦那さんやお子さんに「健康にいいから野菜食べて!」と言ったところで、今日から別人のように野菜を食べてくれることはないですね。

やはり、野菜嫌いを克服していくためには、工夫や対策が必要です。

そこで、以下に具体的な方法を挙げてみました。

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1)好きなものと組み合わせたり、好きなものとセットで献立を立てる

  • チャーハン
  • お好み焼き
  • カレー

など、好きなものに野菜を混ぜたり、セットにした献立にすると食べられることが多いようです。

サラダや野菜だけのおかずなど、単品で出してしまうと、そのまま残される可能性が高いので避けましょう。

2)すりおろして材料に混ぜる

ハンバーグなどの材料に、すりおろした人参を混ぜ込んでみましょう。

形がないので野菜として意識されることもなく、また栄養素も壊れることがなく摂取できるので、お勧めです。

すりおろしに向く野菜は、人参、玉ねぎ、さつまいも、レンコンなどがあります。

3)野菜を育ててみる

特にお子さんの場合は、プランターなどで一緒に野菜を育ててみると、野菜自体に愛着もわき、興味を持ってもらえます。

採れたての野菜はみずみずしく、美味しそうに見えますので、そのまま食べることにチャレンジしてみてもいいですね。

また買い物する際、

  • 子供に一緒に野菜を選んでもらう
  • 一緒に調理する

なども、試してみてください。

楽しみながら野菜と接することができ、「食べてみようかな?」と思ってもらえる効果があります。

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4)野菜嫌いを責めたり、怒ったりしない

特に相手が大人の場合、野菜嫌いであることを責めてしまうと、自己防衛する気持ちも芽生え、逆効果になってしまいがちです。

大人にしても、子供にしても、野菜嫌いになった経緯には、何かしら理由や原因があるはずです。

それらを一緒に紐解きながら、少しずつトライできるように進められるといいですね。

また、お互いに食事の時間そのものがストレスになったりするのは良くありません。

あまり神経を尖らせずに「食べてくれたらラッキー!」くらいの気持ちでいることも大切です。

5)野菜ジュースやサプリメントを上手に使う

どうしても食べるのが難しい場合は、ジュースやスムージー、サプリメントなども活用してみましょう。

ただしこれらは、塩分・糖分が含まれていたり、吸収があまりよくないものもあります。

購入する前によく確認して、子供に合うものを選ぶことをお勧めします。

子供の野菜嫌い対策13選

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ここでは、他のママがどのように野菜嫌いを克服したのか、インタビューした内容を紹介していきます。

1)1歳児のママ「離乳食が・・・」

心配だったこと

離乳食を全く受け付けず、すべての栄養素が足りないと思いました。

対策

1歳だと、授乳を終える子も多いですが、離乳食にこだわらず授乳すること。

また、食事については食べられるものと合わせて、食べさせるようにしました。

例えばサツマイモとそぼろを混ぜて茶巾絞りにして食べさせる、ほうれん草にすりつぶしたしらすをペーストにしてかけるなど。

2)1歳児のママ「口も入れてくれない・・・」

心配だったこと

けっこう見たことないものは、口に入れる事もせず嫌がります。野菜が足りてない気がしました。

対策

鶏肉ミンチの中にたくさんの野菜をみじん切りし、食べてもらっていました。

少しでも大きかったりいつもと違うと食べてくれずかなり大変でしたが、何とか食べてもらおうと好きなものにみじん切りにして食べさせていました。

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3)1歳児のママ「野菜全般が足りない・・・」

心配だったこと

野菜全般と牛肉以外の肉類が足りないと思いました。

対策

まずはとにかく、野菜もお肉も柔らかく調理しました。

そして、細かく細かーく刻んでひきわり納豆に混ぜて、ごまとかつおふりかけをかけて誤魔化して食べさせました。

それも通用しなくなったら、こどものためのカレールーを使います。

食べさせたい食材を、全て柔らかーくなるまで煮込んでミキサーにかけて、じゃがいもと混ぜてコロッケにして食べさせました。

4)2歳児のママ「野菜が足りない・・・」

不足していた食べ物

野菜を食べてくれなかったので、ビタミン不足だと思いました。

対策

1歳の後半頃から納豆かけご飯しか食べなかった時期がありました。

色々な物を出しても全く食べず、栄養が偏るのが心配でした。

中でも緑の野菜は大号泣するほど苦手で、毎日食事の時間は戦いのようになっていました。

ある日何気なく味噌汁にたまごと油揚げ、キャベツとほうれん草を小さく細かく切っていれました。

すると、自分から食べており、野菜も残す事はなかったのです。

それからは、毎食味噌汁に野菜を少しづつ入れました。

中でも好きなのは豚汁で、お代わりするほど食べました。

野菜を食べるようになり、納豆ご飯からも卒業でき、今ではピーマンの肉詰めが大好物になりました。

5)2歳児のママ「緑色の野菜を食べない・・・」

不足していた食べ物

ホウレンソウやキャベツなど緑色の野菜はほとんど食べず、ビタミンや食物繊維が足りないと思いました。

対策

野菜は細かく刻んでスープにしたり、卵で焼いたり、ジャガイモのお焼きにまぜたりしました。

なぜかニンジンは好きでしたし、果物もよく食べたのでそれほど心配しませんでした。

便秘が気になった時、子ども用の野菜ジュースを飲ませたり、ヨーグルトを食べさせました。

幼稚園で給食を食べるようになってからは、いろんな野菜が食べられるようになりました。

6)2歳児のママ「歯ごたえがあるものが苦手・・・」

不足していた食べ物

歯ごたえのあるものが苦手で、特に野菜を食べることが少なく、ビタミン不足を心配しました。

対策

炒め物などは歯ごたえがあるので、一度野菜を茹でてから炒めたり、圧力鍋でよく火を通した蒸し野菜にして出す、などしました。

圧力鍋だと、キャベツの芯まで柔らかくなるので、比較的食べてくれました。

汁物の野菜は、クタクタになるまで火を通せば食べてくれたので、汁物を具沢山にして、野菜をとってもらいました。

7)2歳児のママ「人参、トマト以外の野菜を食べない・・・」

不足していた食べ物

人参、トマト以外の野菜を食べないので、ビタミン等の野菜からとれる栄養不足を心配しました。

対策

みじん切りにしても食感で分かり吐き出してしまうので、すりおろした野菜をホットケーキやハンバーグに入れています。

それでも嫌がる時があり、また食事だけでは少ししかとれないので、おやつに野菜ジュースを出したり、野菜チップスを作って出しています。

8)3歳児のママ「食べる量が少ない・・・」

不足していた食べ物

全体的に食べる量が少なく、ビタミン不足だと思っていました。

対策

最初はなんとか食べさせようと、こちらも必死になっていましたが、1食単位で考えるのをやめたら楽になりました。

1日単位さらには1週間単位とくくりを大きく考えて、食べない時はさっと片付けてしまい、ダラダラ食べをやめました。

具体的なものでは、息子は牛乳だけは好きで飲んだので、ホワイトソースを使ったドリアにして野菜をとらせることが多かったです。

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9)5歳児のママ「野菜が嫌い・・・」

不足していた食べ物

嫌いな野菜が多くて、ビタミンCが足りないと思いました。

対策

大豆にはほとんどビタミンCは含まれないが枝豆には含まれると聞いたとき、それを利用しない手はないと思いました。

(子どもは枝豆が大好きだったので)

あとは嫌いな野菜を細かく刻んで、チャーハンの具にしたり、カレーに入れたりする工夫をしました。

野菜が身体にとって必要なことも説明しました。

成長とともに本人も「このままではいけない」と自覚したようで、自分から野菜ジュースを飲むようになりました。

10)7歳児のママ「野菜全般が嫌い・・・」

不足していた食べ物

野菜全般。食物繊維、ビタミン、鉄分が足りないと思いました。

対策

躍起になっても逆効果で、嫌気も増してしまったいるようでした。

カレーやチャーハンなのに細かく切って入れたり、にんじんを摩り下ろしてご飯に混ぜて一緒に炊いたり。

給食ではちゃんと食べているので、全く食べていなかったのではないと思うようにしたり。

鉄分やビタミンは牛乳やおやつで取り入れたりしました。

11)7歳児のママ「魚が嫌い・・・」

心配だったこと

魚嫌いでDHAやEPAがたりないと思いました。

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対策

魚の身をほぐしてマヨネーズで味付けしたり、バターをまぶしたパン粉をつけてオーブンで焼いたりして、まず見た目に魚だとわからないようにしました。

そうすると何かよくわからないまま食べていました。

すり身のお吸い物やお味噌汁もわからないようでよく作りました。

12)9歳児のママ「トマトが嫌い・・・」

心配だったこと

野菜全般が嫌いだが、特に気になったのがトマト。

トマトは体に良いとテレビ番組で紹介されているので、これだけは食べさせたいと感じました。

対策

嫌いなものも2種類に分類されます。

まったく受け付けず食べようとすると吐き気がするものと、美味しくないから食べたくないの2つです。

前者の場合は無理強いしません。

後者の場合は食べれるように努力します。

その方法ですが、味をごまかすとかはでなく、その食材を使った美味しい料理を食べさせます。

食べてみると「案外美味しいじゃない!?」って感じで悪い印象が減っていきます。

食べれるものと認識させてから、他のトマト料理も食べさせなれさせました。

具体的にはまず、モスバーガーのモスバーガー(トマト抜き)を食べさせました。

これを美味しいと感じさせモスバーガーの味になれさせます。

次に「トマトと一緒に食べるともっとおいしいよ。一度食べてみる?」って感じで、トマトの入ったモスバーガーを食べさせました。

ここでダメなら違う方法(ピザ等)を試したと思いますが、モスバーガー(トマト入り)を食べました。

13)14歳児のママ「野菜と魚が嫌い・・・」

不足していた食べ物

野菜や魚が嫌いで、カルシュウムや野菜のビタミンが足りないと思いました。

対策

野菜は分からないようにハンバーグやカレーに入れたり、魚はミンチにして汁物にしたりして工夫しました。

お好み焼きが好きだから嫌いな物を入れたら食べるので分からないように入れてます。

玉ねぎもグラタンに入れたりします。

まとめ

プリント

  • 現代人は食生活が乱れている
  • 野菜が不足している

と世間ではよく言われています。

何となく「野菜は食べた方がいい」と分かってはいても、今の健康状態に問題がなければ、急に野菜嫌いを克服するのは難しいもの。

野菜を食べること(野菜嫌いを克服すること)の本来の目的は、心身ともに健康で長生きすることです。

一時的に我慢して野菜を食べたとしても、それは解決にはなりません。

目的を忘れず、また互いにムキになったり意地になったりせず、楽しく大らかな気持ちで少しずつ解消できるといいですね!

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