「カニを食べた後なんだか体調がおかしい・・・。」
そんな時はカニアレルギーの症状かもしれません。
実は、カニはアレルギーを発症しやすい食べ物のひとつと言われています。
花粉症などのアレルギー症状と同じように、子どもの頃は平気だったのに大人になってからアレルギー症状が出るケースもあります。
今回は、そんなカニアレルギーの症状について紹介したいと思います。
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気になるカニアレルギーの症状
カニアレルギーを発症しやすい年齢は、幼児期よりもカニを食べる機会が増える小学生ぐらいが多いと言われています。
また大人になってから突然発症する場合もあります。
カニアレルギーの症状は次の通りです。
- 手や口の痒み
- 唇の痺れ
- じんましん
- 気管支喘息などによる呼吸困難
- 頭痛
- 胃痛、腹痛
- 嘔吐、下痢
カニアレルギーは、摂取後すぐに発症したり遅くとも2時間以内に発症する即時型の反応が一般的です。
食べてすぐ、口の周りや唇に痒みが出て赤くなるという事例が多く報告されています。
腹部や背中など広範囲にわたってじんましんが出る人もいます。
また、腹痛や嘔吐、下痢など消化器系の症状が出やすいのもカニアレルギーの特徴です。
食後数十分〜数時間で、腹部の違和感や胃のムカつきなどの症状が表れるのもアレルギー反応です。
◯カニに手が触れただけで症状が出ることも!?
カニを食べたときだけでなく、カニに触れただけでもアレルギー症状が出やすいので注意が必要です。
カニの汁が付いた人の手が体に触れて、じんましんが出る場合もあります。
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カニアレルギーの症状が出た場合の対処法
痒みなどの軽い症状であれば、カニを食べるのをやめて様子をみましょう。
症状が悪化するようであれば、ただちに病院で診察を受けましょう。
- 子どもは小児科
- 大人は内科
を受診してください。
内科でもアレルギー科がある病院を選ぶと良いです。
◯ひどい場合は救急車を呼ぶ
カニアレルギーは、激しいショック症状のアナフィラキシーショックが出る場合もあります。
呼吸困難、意識障害、血圧低下など命に関わる場合もあるので、緊急の場合は救急車を呼びましょう。
◯大人になってから急に発症することも
カニアレルギーは、大人になって急に発症することもあります。
昔はカニを食べても平気だったのに・・・という人や、カニが大好物なのに突然アレルギーを発症した、という人もいます。
カニの好き嫌いに関係なく、カニに触れた時や食べた時に違和感を感じた場合は、カニアレルギーを疑いましょう。
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カニアレルギーの検査法や治療法
カニアレルギーの検査法は、血液検査と皮膚検査(パッチテスト)などです。
アレルギー検査は、内科、アレルギー科、皮膚科で受けることができます。
費用は、おおよそ5,000円前後です。
◯カニアレルギーの注意点
カニアレルギーの場合、カニだけではなくエビなどの甲殻類全般に対してアレルギー症状を発症する場合があります。
カニやエビそのもの以外の、甲殻類のエキスが含まれている食品すべてに注意が必要です。
チキンやキトサン類のサプリメントも控えるようにしましょう。
ただ、高温で調理されたスナック類はアレルギー症状を発症しないという事例もあるそうです。
◯一般的な治療法
カニのエキスを少しずつ体に注射して、徐々に慣らしていく減感作療法という方法があります。
徐々にカニエキスの濃度を上げて慣らしていきますが、2〜3年の年月がかかり、効果にも個人差があると言われています。
まずは、甲殻類全般を摂取しないことが第一ですが、必ず専門家のもとで治療を行うようにしましょう。
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まとめ
いきなりカニアレルギーの症状が表れたらショックですよね。
軽い症状としては、カニを食べた後に、口や唇が痒くなったり、カニをさわっただけでも手が痒くなることもあります。
大人になってから急に症状が出ることもあるので、知識として持っておいてくださいね。
酷い症状の場合、呼吸困難や血圧低下など命に関わる症状が出る場合もあるので、その場合はただちに救急車を呼びましょう。
カニアレルギーが疑われる場合は、病院で検査を受けることをおすすめします。
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