親子で仲良くインフルエンザB型に感染した時、かかりつけの小児科の先生に
「多分、みんなインフルエンザだろうけど、念の為に検査してみようか。誰か代表でしたい人いる?」
と尋ねられた子どもたち。
代表という誇らしい表現にとっさに反応したのは、息子です。
勢い良く手を挙げ、ぐりぐりーっと鼻の奥に綿棒を突っ込まれた後、涙目で私に訊きました。
「なぜ、お鼻なの?」
私、答えられませんでした。涙目の息子の頭を「偉かった偉かった」と撫でながら考えました。
鼻から検査する理由は一体、なんでしょうか。
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インフルエンザの検査はなぜ鼻でするか
答えは明白でした。
インフルエンザのウイルスが最も多く増殖する場所、それが鼻の奥なのです。
検査キットのメーカーによる説明書の中でも、鼻粘膜の奥が最も陽性率が高くなる、などの説明が明示されているようです。
妊娠検査のように検尿で分かれば痛くも痒くもないのに…と思われた方は毎年増えているのではないでしょうか?
鼻の奥に綿棒ぐりぐりーって嫌なものですよね、ホント。
鼻ではなく、他の箇所では検査できないの?
どうやら喉の奥や鼻汁で検査する検査方法もあるようです。
しかし、鼻の奥と違い、それらの箇所で検査を行ったとしても、陽性率は落ちますし、唾液がつくと正常な検査ができないようです。
検査を受けた方にしか分からない話ですが、検査は少々痛いですし、かなり不快で、できればしたくありませんよね。
でも、残念ながらインフルエンザの検査は鼻の奥が一番確かなようです。
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自宅でできる検査方法
インフルエンザかも知れないが、辛い症状を抱えながらの病院での長い待ち時間はきつい・・・
そんな時、「自宅で簡単に検査できたらいいのになぁ」と思ったことありませんか?
実は、いくつかの薬品メーカーでは、インフルエンザ簡易検査キットが販売されています。
しかし、市販はされていないんですね。その理由は2つあります。
- インフルエンザ簡易検査キットは特に難しい手順もなく、誰もが簡単に陽性か、陰性かを判断できるキットですが「体外診断用医薬品」に分類される医薬品であるため。
- インフルエンザは、検査キットによる反応結果だけでなく、患者の症状や患者の回りの状況など含めて、医師による総合的な判断により診断される病気のため。
インフルエンザにならないように、普段から予防対策をしっかり行っておきたいですね!
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まとめ
インフルエンザは一般的な風邪と違い、小さなこどもやお年寄りが罹ると完治するまでに時間がかかるばかりか、別の重篤な合併症を起こすという最悪な事態にもなりかねません。
安易な自己判断は、家族や外部など、周りを巻き込んで、インフルエンザの感染を増やすことにもつながります。
まずはかかりつけ医やお近くの医療機関で診察・検査をしてもらいましょう。
でも、鼻の奥の検査、嫌ですよね~。
流行に乗らないようにインフルエンザとは縁遠く冬を乗り切りたいものです。
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