冬から春先にかけて主に子どもたちの間で流行する水疱瘡。
医者で処方される飲み薬と塗り薬はいつまで飲むべきか、確認しておきましょう。
また、水疱瘡はかゆみを伴う赤い発疹が出るのが特徴ですが、詳しい症状などについて意外と知らないことや、忘れていることが多いです。
では、どの状態になれば安心して「完治した」と言えるのでしょうか。
[quads id=1]
水疱瘡の薬はいつまで飲むの?
医者で出された量を飲みきるまでは、きちんと飲むようにようにしましょう。
抗ウイルス薬は、体内のウイルスの増殖を抑える薬です。なのでピークを過ぎたら飲む必要はないでしょう。
塗り薬は、かさぶたになるまでは塗り続けてくださいね。
症状の変化
水疱瘡の症状は潜伏期間から始まり、下記のように変化していきます。
1.潜伏期間
2.発疹
3.水痘(発疹の中に膿がたまった状態)
4.水痘がかさぶたになる
5.かさぶたが自然にはがれる
症状の2~4の間が感染力をもつ期間とされ、登園登校が禁止されています。
水疱瘡が完治した状態とは
発疹がかさぶたになった段階で感染力はなくなります。そのため「人にうつさない」という点からみれば治ったと言っていいでしょう。
しかし、かさぶたが体に残っていると親から見れば治ったと思いにくいこともありますよね。かさぶたがきれいになくなって「完治」とほっと一息できることでしょう。
かさぶたが残っている間は、無理やりはがすと跡が残ったり、場合によっては化膿する場合もあるので注意しましょうね。
[quads id=2]
かさぶたをはがさないための対策
子どもは特にかさぶたをはがしたがるものです。また、場所によっては擦れやすくはがれてしまうものもありますよね。
目立つ場所や、はがれやすい場所に大きなかさぶたができたらガーゼなどでかさぶたを覆ってガードするのもいいでしょう。
はがしてしまったかさぶたが化膿した場合は小児科か皮膚科に相談して化膿止めの塗り薬を処方してもらいましょう。
かさぶたまできちんと対処して、水疱瘡を完治させましょう。
水疱瘡と帯状疱疹の関係
水疱瘡を引き起こすウィルスは「水痘帯状疱疹ウィルス」という正式名称です。このウィルスに初期感染すると「水疱瘡」となります。
このウィルスは水疱瘡が完治した後も長期間体内の神経節に実はひっそり潜んでいて体力や免疫が落ちた時に暴れだし、再び体に疱疹を出すとされています。
これが、帯状疱疹といわれる病気です。
帯状疱疹は通常感染しません。しかし、「水痘帯状疱疹ウィルス」という名前のウィルスなので、水疱瘡にかかったことのない人には水疱瘡として感染します。
水疱瘡にかかったことのない子どもや注意が必要な妊婦などが身近にいる場合は気をつけましょう。
[quads id=3]
まとめ
水疱瘡の完治は、ケアが必要なかさぶたがはがれるまでと考えておきましょう。
ただウィルスが体の中にとどまって暴れる機会を窺っています。
大人になって別の病気を引き起こす水疱瘡の本当の完治への道のりは遠いようです。
帯状疱疹として復活させないためにも、子供だけでなく、大人も普段から疲労やストレスをなるべく溜めない生活を心がけて「水痘帯状疱疹ウィルス」の完全封印を目指しましょう。
[quads id=5]
[quads id=6]
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] うな状態になったら完治したといえるのでしょうか。→水疱瘡の薬はいつまで飲む?水疱瘡が完治する道のりとは! […]