誰でも一度は「わかめが髪に良い」と言う話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。
その言葉を鵜呑みにして、わかめを意識して食べてみた人も少なくないでしょう。
確かにわかめを始めとする海藻類には、多くの栄養素が含まれていてミネラルや食物繊維も豊富です。
ここまで聞くとなんとなく髪に効きそうな感じですが、医学的にはどうなのでしょうか。
わかめと一緒に食べると効果がある食べ物もありますので、そのあたりを正しく理解しておきましょう。
[quads id=1]
わかめの栄養で髪に大切なものとは?
わかめに含まれている、育毛効果が期待できる栄養はこれです。
・ヨウ素
・ミネラル(カルシウムやマグネシウム)
海洋性分のシャンプーがあるのも、これらの成分が髪にいいとされているためです。
しかし、わかめ単体で食べても髪が伸びる効果は期待できないのです。わかめの栄養を効率よく摂り入れるには、食べ合わせが大切です。
わかめだけでは育毛効果は期待できない!?
実はミネラルや食物繊維がたくさん含まれたわかめだけを食べても、髪が伸びる効果はあまり期待できません。
その理由は、髪の毛の主成分がたんぱく質だからです。
わかめだけ食べても主成分が抜けていては、髪の毛の形成は成り立ちませんよね。
つまり、髪の栄養不足を補うには、この主成分のたんぱく質とわかめに含まれている栄養を一緒に摂ることこそが必要不可欠なのです!
[quads id=2]
わかめに含まれるヨウ素の働きと効果
ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に不可欠な成分で、細胞の発達や成長、また基礎代謝をアップする働きをします。
また、育毛に重要な要素としてたんぱく質の合成を高めるため、毛髪の発育を助けるホルモンにもなっています。
ちなみに、わかめなどの海藻だけでなく、山芋やオクラなどのヌメリ系の食べ物にも含まれていることが特徴です。
一緒に摂ると効果のある食べ物
わかめの栄養を効果的に摂り入れるためには、肉、魚、納豆や豆腐等のたんぱく質と一緒に食べることをオススメします。
また、わかめとたんぱく質だけではなく、バランスの取れた食べ物で髪の栄養を補うことが大切です。
髪の栄養に必要となる、亜鉛やビタミン群が多く含まれている食べ物は覚えておきましょう。
・お魚
・緑黄色野菜
・豆類
・たまご
意識的に食卓に並べるようにしたいですね。
他にも、例えば、ナッツ、うなぎ、牛乳やチーズなどはオススメです。
ヨウ素の注意点とは?
わかめに含まれているヨウ素が髪の栄養の助けになるとされていますが、実はヨウ素を取りすぎても逆効果になります。
じんましん、発熱、甲状腺機能低下、甲状腺腫や甲状腺中毒症になることもありますので、わかめを多量に食べ過ぎてしまうのも考えものです。
また、ヨウ素の排出を助けるため、わかめを食べる際に大豆食品(味噌、しょうゆ、豆腐)などを一緒に摂取することをお勧めします。
[quads id=3]
まとめ
わかめを含めて、海藻類の栄養には髪の発育を高める効果があると思っている人が多くいますが、実際にはそれだけを食べてもその効果はイマイチ期待できません。
髪が伸びる効果を発揮するためには、主に、たんぱく質を一緒に食することが大切です。
例えば、味噌と一緒にみそ汁で、または酢としょうゆをかけて酢の物、他にも卵とじにしたり、卵でスープを作ったり、など日々のレシピに上手に摂り入れてみましょう。
[quads id=5]
[quads id=6]
コメント