赤ちゃんに肌トラブルが起きた時、小児科や皮膚科でよく処方される保湿剤に、ヒルドイドソフト軟膏があります。
ヒルドイドの保湿力が非常に高いという話はよく聞きますが、
「本当に赤ちゃんに使っても大丈夫なのか?」
「副作用はないのか?」
と不安が残ることはありませんか。
体質も赤ちゃんによって違いますし、正しい使い方をしてなかったために副作用と勘違いしてしまうこともありがちです。
ヒルドイドで稀に発生する副作用の症状や、正しい使い方をマスターしておきましょう。
また、子供の乾燥肌を治す方法!おすすめの保湿クリームとは?では、子供の乾燥肌の基本について紹介しています。
子供の肌はとてもデリケートですので、正しい知識でしっかりとケアしてあげてくださいね。
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ヒルドイドソフト軟膏の副作用はあるの?
ヒルドイドは、赤ちゃんや肌がデリケートな人にも安心して使える保湿剤です。
でも、時には軽い副作用が出ることがあります。
抵抗力が落ちている時や体質に合わない赤ちゃんの場合に、下記のような軽い副作用が稀に発生してしまうのです。
・痒み
・発疹
このような、比較的軽い症状ばかりですから、そこまで心配する必要はありませんね。
また、ヒルドイドの主成分であるヘパリン類似物質は、血行を促進させる働きを持ちますので、熱をもつことも極稀にあるようです。
こんなときは使ってはダメ!
皮膚が炎症を起こしている時にヒルドイドを使用すると、症状が悪化してしまいますので、注意が必要です。
血管を拡張させて、血行を促進するという働きがあるからです。
炎症を起こしているときは、すでに血管が拡張されている状態ですから、逆に血管を収縮させるステロイドを使用するのが正解です。
勘違いしやすいのが、アトピーで肌が粉をふいているときは、炎症している状態ということです。
そんな時に肌の保湿をと考えてヒルドイドを使用すると、悪化するケースがあります。
赤ちゃんにも使うことができる?
ステロイドが含まれているわけでもなく、保湿効果の高い保湿剤なので、もちろん赤ちゃんにも使えます。
大事なことは、ヒルドイドを使用する時は、赤ちゃんの肌の状態や経過などの様子を観察するということです。
食べ物やアレルギーも同様ですが、赤ちゃんの体質もありますのでママの観察が頼りです。
もしも、副作用のような症状が見られた場合は、ヒルドイドの使用を中止し、ヒルドイドを処方された病院を受診してくださいね。
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3種類のヒルドイドソフト軟膏と、その特徴
医療機関でワセリンと同じように幅広く処方されるヒルドイドは、肌の内側で水分を保ち、肌の保湿性をあげてくれるのが特徴の保湿剤です。
その保湿効果の高さの秘密は、ヒルドイドに含まれるヘパリン類似物質が、体内にもあるヘパリンと同じ働きをしてくれることにあります。
そんなヒルドイドは3タイプの製品があります。
・軟膏
油分が多く含まれるためべたつきはありますが、一番しっとりとして保湿効果が続きます。
・ローション
さらりとした手触りで、塗るのが手間はいりませんがしっとりと保湿効果が持続しません。
・クリーム
保湿効果は高いけれど、ラノリンアルコール配合のため、痒みが起こりやすいです。
医療機関でよく処方されるのはこの中でも軟膏タイプで、「ヒルドイドソフト軟膏」というのが大半を占めます。
そんなヒルドイドの効果を最大限持続させるための、正しい塗り方を次でみていきましょう。
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ヒルドイドの正しい塗り方3つのポイント
1)ベストなタイミングは?
1日に1回~数回。特に夜、お風呂あがりがベストです。
2)塗る量は?
患部にちょこんと数カ所のせる程度。
3)塗り方は?
指の腹や手の平を使って、くるくると優しく押し広げながら塗っていきます。
コツは、肌を刺激しない程度に優しくすり込むことです。
強くすり込み過ぎるとこすることで肌を刺激してしまい、痒みが生じることもありますので、注意しておきましょう。
でも、神経質になることはありません。慣れてしまえば手軽に塗り終えることができます。
とにかく肌に優しい保湿剤にこだわるなら
保湿剤にはどうしても肌に合うものと、肌に合わないものがあります。
そこで、肌トラブルを確実に改善したいと思うなら、低刺激で定評がある保湿剤を選ぶ人が増えています。
子供におすすめの保湿ケア
大人におすすめの保湿ケア
→超敏感肌のトラブルが絶えない?とにかく肌に優しい化粧水を厳選
まとめ
赤ちゃんの肌はデリケートなので、何かと気になるものですよね。
ヒルドイドは、殆ど副作用は無いと言っていいほどリスクの低い保湿剤なので、決められた量を正しい塗り方をすれば大丈夫です。
また、お風呂もお湯が40℃を超えると皮脂が落ちてしまい、痒みが出やすくなります。そのため温めのお湯に入れてあげるのがベストです。
ところで、意外と知られていないのですが、赤ちゃんの肌にうるおいがあるのは、新生児の時までなんです。
生後2ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの肌の皮脂量は大人の50%以下、水分量は大人の65%以下になり、乾燥した状態になってしまいます。
ですから、赤ちゃんの保湿をする必要があるわけですが、ヒルドイドはとても安心して使えるので上手に活用して頂きたいと思います。
プロペトの理解も大切!
プロペトも安全性の高い保湿剤として、よく使われています。
赤ちゃんに使うこともできますが、大人にも嬉しい効果がありますので、プロペトの特徴は理解しておきたいですね。
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