へそのあたりが赤い色になってかゆい!
そんな時に、正しい対策をとらないことで、繰り返してしまう方がいます。
たしかに、自然に治ってしまうことが多いのですが、時には細菌が内臓にまで入り込んでしまい、体調を崩すこともあるんですよ。
それに…へそまわりが赤くては、水着になるのも無理!と見た目も気になりますね。
へそが赤くなったりかゆくなったりする原因を知り、へそを清潔に保つカンタンな方法を覚えておきましょう。
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へそが赤いのは?かゆいのはなぜ?
へそが赤い原因は、雑菌がわいて炎症を起こしているからです。そして、かゆい原因も雑菌のせいです。
いつの間にか雑菌がへそで繁殖しているなんて、気持ち悪いですよね。
しかも雑菌の数を調べると、大便と同じレベルだったという調査結果も報告されています。
雑菌が繁殖する理由をしっかりと押さえて、正しい対処をすることが大切です。
ちなみに、へその表面によるものなのか、内部によるものかで対処の仕方が変わってきます。
○へそ表面に原因がある場合
へそは窪んだ形をしているので、垢がたまりやすくなっています。
垢がたまったまま不潔にしていると、かゆくなります。耳垢などと同じですよね。
かゆいからと、へそを指でかいて傷をつけしまうと、そこから雑菌が入り込み、赤くなって炎症を起こしてしまうのです。
ですから、後ほど紹介する、正しいおへそのケアを実践してくださいね!
また、この時にストレスや過労で体の免疫力が落ちていると、痛みが出てきたり、膿が溜まったりと、症状がどんどん重くなってしまうので注意してください。
こうなると、「臍炎(さいえん)」といって、皮膚科にかかり抗菌薬をだしてもらわないと治りづらくなってしまうのです。
○へそ内部に原因がある場合
へそのくぼみの奥に原因がある場合もあります。
へその奥には、胎児の時に母親とつながっていたへその緒のなごりである、尿膜管があります。
生後は消失してしまうのですが、稀にこれが残ってしまい、そこが炎症を起こして、へそのかゆみや痛みを起こさせることがあるのです。
○「尿膜管遺残」に注意
へそがかゆくなるほかに、痛みや悪臭のする膿がでてきた場合は「尿膜管遺残」という病気の疑いもあります。
治療は、残った尿膜管を取り除く外科手術による摘出となります。
明らかな下腹部の痛みがあり炎症が続く場合は、消化器科や泌尿器科の受診をお勧めします。
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へそのゴマを取るとおなかが痛くなる!
「へそのゴマを取ったら、おなかが痛くなってしまった」という経験はありませんか?
へそは皮膚が薄く、腹膜などの内臓に近いので、汚い手でいじることで、雑菌が入りこんでしまうことがあるんです。
へそのゴマというのは、へそに溜まった垢や石鹸カスであり、このまま放っておくと、臭いの元になったり、「おへそがかゆい!」という思いをすることになります。
にもかかわらず、おへそにやさしいケアは意外と知られていないんですね。
おへそをきれいにする時に、お腹が痛くならないようにやさしくクリーニングするコツを紹介していきますね。
へその正しいホームケア!
まず覚えて頂きたいのが、やりすぎは逆効果である、ということです。
これは耳掃除でも同じですが、ついついやりすぎる人が一番多いのです。
やりすぎることで皮膚に傷をつけてしまい、それがかゆみの原因になることもあります。
汚れていると気になって、隅々まで取ってしまいたくなる気持ちはわかりますが、深追いせず、おへそに優しいケアになるよう気を付けましょう。
○通常ケア
3日に1回程度、石鹸をふくんだ柔らかいタオルでくるっとへその中を洗い、シャワーやお湯でそっと流す。
○へそ内部が汚れている場合
長期間ケアをしていなくて、汚れが溜まっている場合、ベビーオイルやオリーブオイルなどをへその内部にたらし、綿棒でそっとやさしく拭う。
注意していただきたいのは、決して毎日立て続けにおこなわないことです。へその皮膚は薄くデリケートなので、少しの摩擦でも傷つきやすいのです。
汚れが落ちたら、通常ケアの繰り返しで様子を見ましょう。
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まとめ
へそが赤いとか、へそがかゆいという症状は、人に言うまでもないような些細な悩みと思われがちです。
でも、へそは臓器に近く、とてもデリケートな部分で、ちょっとした炎症なども大きな病気のもとになってしまうこともあるんですよ。
特に、体の抵抗力が落ちている時や、免疫力が低下している時などは細菌も繁殖しやすくなっています。
思いもかけないことから、体調を崩してしまうということがありますので、おへその掃除のやりすぎにはくれぐれも注意してくださいね。
そして、ケアの際に気になることが見つかれば、早めにお医者さんに相談するようにしましょう。
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