赤ちゃんが皮膚科にかかると乳児湿疹から乾燥肌まで、たいていの場合処方されるのがワセリンです。
ワセリンは、手の傷や火傷、日焼けの後の処置にも使えますし、赤ちゃんから大人まで安心して使えますよね。
そこで、ワセリンをもっと効果的に使うためのポイントを、今回はご紹介します。
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もしかしたらあなたが思っている以外にも、使い道があるかもしれませんよ!
ワセリンの効果って?こんな時に使えます
ワセリンと言えば多くの人のイメージ通り、何と言っても保湿の役割ですよね。
ワセリンとは石油を精製し不純物を取り除いた油です。油で膜を作って乾燥を防ぐため保湿効果が高いとされているんですね。
・乾燥肌対策
・ニキビや乳児湿疹対策
・軽い擦り傷の保護
など、赤ちゃんから大人まで、家族みんなが幅広い肌トラブルの対策に使える優れものです。
それでは症状別の使い方を解説していきますね。
乾燥肌対策にワセリンが使える!
ワセリン自体には肌を良くする成分というものは入っていません。
そのため、乾燥肌の対策にワセリンを使う場合は、最初に水分補給をしてあげる必要があります。
◯乾燥肌にワセリンを使うベストのタイミングとは?
赤ちゃんの全身に使う場合は、入浴後すぐにワセリンを塗るのが効果的です。
お風呂上がりでしっとりした肌に、ワセリンで膜を張って保湿するのです。
◯部分的に使う時のコツは?
その他ひじやかかとなど、乾燥が気になる部分にも使えます。
ワセリンの前に化粧水やクリームなどで水分を与えてからワセリンで膜を張るというのが効果的です。
ニキビや乳児湿疹にもワセリンが効果的!
『ワセリン=油』なので「ニキビに使えるの?」と思ってしまいますよね。
でもニキビとは、皮脂が過剰分泌された結果、毛穴が詰まってしまい、そこに炎症が起きることが原因です。
皮脂が過剰に分泌される原因はいくつかありますが、原因の一つは実は『肌の乾燥』なのです。
ちょっと意外ですが、乾燥肌がニキビにつながってしまうのです。
◯ワセリンを塗る時のコツは?
ニキビや乳児湿疹は毛穴周りが炎症を起こしている状態なので、まずは肌を清潔に保つことが大切です。
丁寧に洗ったあと、清潔な手で優しくニキビや湿疹が出ている部分にワセリンを塗りましょう。
この時べたつかないように、量はほんの少し、米粒半分くらいを目安にそっと塗ります。
◯この使い方は逆効果
ごしごし擦りながら塗ると、刺激で炎症が悪化してしまうので要注意です。
また、ニキビや湿疹が気になるからと言って重ねづけするのもやめましょう。
肌に残った雑菌がワセリンで閉じ込められて繁殖してしまうので、必ず清潔に保つことを心がけてくださいね。
また、ワセリンには薬の効果はありません。ただ保湿をして肌の回復を促すだけなので1日や2日ですぐに改善するものではありません。
むしろ予防くらいに考えておくのがいいかもしれませんね。
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火傷や傷口に使う時の、使い方と注意点
軽い擦り傷や火傷程度ならワセリンを塗ることで湿潤療法の状態を保ち、回復を早めることができます。
最近では傷口を乾かさない湿潤療法の絆創膏なども発売されていて、擦り傷のケアとして湿潤療法が一般的になってきています。
たとえば、このような傷口の対策に効果が期待できます。
・子供は遊んで作った擦り傷
・部活動でのちょっとした擦り傷
・ママの靴ずれ
使い方としては、傷口をきれいに水で洗いワセリンを少量塗ります。米粒の半分くらいを手のひらでなじませてから塗ると効果的です。
◯この傷には使ってはダメ!
・刺し傷などの深い傷
これらの傷の場合は、傷内部で雑菌が繁殖してしまうため、ワセリンを使うとかえって良くないのです。
また、感染の心配もあるので病院に行くことをオススメします。
ワセリンには副作用があるの?
大人はともかく赤ちゃんに使おうと思うと特に副作用が気になりますよね。
それに、皮膚科で処方されたけど、原材料が石油と聞くとなんとなく不安に思ってしまいます。
結論からいうと、ワセリン単体で使った場合、ほとんど副作用はありませんので安心して使えます。
○純度の高いワセリン
ただ、ワセリンにも種類があり、皮膚科などで処方される精製度の高い「白色ワセリン」は限りなく不純物を取り除いてあります。
「プロペト」と呼ばれているワセリンも、純度が高いので安心して使えるワセリンですよ。
○不純物が含まれているワセリンもある?
一般販売されている中には、不純物が多めに残っているものもあります。
不純物が多いと黄色っぽくなっているのが特徴です。
敏感肌の人の場合は、不純物を肌に乗せたことで炎症が起きかゆみや赤みが出ることがあるので、純度の高いワセリンを使用する方がベターです。
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まとめ
家庭にひとつあれば、赤ちゃんから大人まで用途がいろいろあって便利なのがワセリンです。
実は、私の息子も乾燥肌で、0歳の時から皮膚科でワセリンを処方されています。
ワセリンを処方された時に、疑問に思ったことを調べていくうちにたくさんの効果を発見しました。
・肌に水分補給してから使えば高い保湿効果
・傷口には保護膜の効果
この2つの基本的な効果を応用すれば、いろいろな場面で役立ちますよ。
少しべたつくのが難点ですが、べたつくほど塗らないように少量ずつ使えば大丈夫です。
今回ご紹介した正しい使い方を覚えて、家族のちょっとした肌トラブルに役立ててくださいね!
○副作用について注意!
○あごのかぶれにも使える!
肌のケアは肌質に合ったケアをすることが大切です。
ワセリンは使っても安全ですが、場合によっては純度の高いワセリンを使用するようにしましょうね。
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