みかんの皮は、漢方では「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、昔から健康のために利用されてきました。
お風呂に入れると、リラックス効果や美肌効果も期待できますよ。
みかんの皮(陳皮)は、咳、食欲不振、嘔吐や陣痛、胃のトラブル、高血圧等を改善する効果もあるのです。
健康と美容のために、みかんの皮を有効活用するためのコツをご紹介しますね!
[quads id=1]
みかんの皮(陳皮)の成分と効果
みかんの皮には、驚くほどの有効成分がいっぱい詰まっています。
美容に関する効果は、主に以下の3つとなります。
ビタミンA、ビタミンC・・・美肌効果
クエン酸・・・体の臭いを消す効果、疲れを取る効果
リモネン・・・保温効果
冬場の寒い季節は、お風呂上りの湯冷め対策にもなりますね。
また、健康にも効果が期待できる成分は、まずポリフェノールで、血圧上昇を抑えたり、血中の中性脂肪を分解してくれます。
さらに、毛細血管を強化する働きもあるのです。
テルぺイドと呼ばれる成分は、リラックス効果も与えてくれますよ。
[quads id=2]
みかんの皮をお風呂に使う前の準備
みかんの皮を最大限に活用する健康法として「みかんの皮をお風呂に入れる」という方法がありますので、ご紹介します。
○まずは陳皮を作ろう
(1)みかんの皮をよく洗う
お店で売られているみかんの皮には、ワックスが塗られているからです。
洗剤をつけてよく洗い、その後その上から塩をふって、さらにもみ洗いします。
(2)天日干し
水分をよくふき取り、みかんの皮を3センチくらいにちぎって、3日から1週間ほど天日干しします。
いわゆる漢方で使われている「陳皮」の完成です。
太陽をたっぷり受けて、自然に乾燥させることで、健康効果と美容効果が最大限に期待できるようになります。
○陳皮を入れる袋の作り方
できあがった陳皮をお風呂に入れるために、袋を用意しましょう。
布袋やガーゼを用意して、そこに少しずつ天日干ししたみかんの皮を入れて包みます。
大きめの布袋を用意して、くるっと包んで、輪ゴムで止めるだけなので簡単に準備できますよ。
お風呂に入れて効果を楽しむ
でき上がった入浴剤をバスタブにポンと入れて、あとはゆっくりお湯につかるだけで、美容効果が期待できます。
ちなみに、みかんの皮を入れて入浴すると、肌がちょっとぴりぴりしてきます。
実は、それはみかんの皮に含まれる成分リモネンが、肌に膜を張る作業をしているからです。
こうして肌に膜が張られるので、お風呂あがりに湯冷めがしにくくなるのですね。
なんとみかんの皮による保温効果は、50分くらい続きますよ。
○ただし、ちょっと注意点もある
さまざまな効果があるみかんの皮ですが、敏感肌の人が使う場合は、やはり注意が必要です。
特に、小さい子供にみかんの皮の入浴をさせることは、刺激が強すぎる場合もあるようです。
それと、「光毒性」といって、みかんの皮に含まれるソラニンという成分が皮膚についたままで、紫外線を浴びると、シミなどができてしまう可能性があります。
心配な方は、みかん風呂に入った後はすぐに日光を浴びないようにするとか、シャワーでちゃんと洗い流すようにしましょうね。
それよりも、美肌効果・風邪予防・アンチエイジング・毛細血管の強化・リラックス効果など、プラスの面の方が大きいです。
[quads id=3]
まとめ
入浴が終わった後は、そのままお風呂のお湯をぬいてしまいそうですが、ちょっと待ってください。
みかん皮の入浴を楽しんだ後でも、お湯の中にもその成分がまだたっぷりとしみこんでいます。
オレンジ成分は、洗浄剤としてさまざまな商品にもなってることでわかるように、強い洗浄効果があります。
つまり、お風呂の掃除にそのまま利用できちゃうんですね。そのまま捨てるのは大変もったいないですよ。
ぜひみかんの皮を捨てる前に、体はポカポカ、肌もスベスベになり、お風呂はピカピカになるバスライフを大いに楽しんでください。
[quads id=5]
[quads id=6]
コメント