飛蚊症の原因と治し方!食べ物で改善することもあるの?
飛蚊症は、50代以降に聞いてみれば案外自覚している人が多く、「私も~、私も~」と何人か手が上がるくらいです。
この飛蚊症の治し方には、どのような方法があるのでしょうか。
私の家族だけでも2人もいるくらい、誰にでも起こる身近な病気ですが、原因が分かれば改善する方法も見つかります。
ちょっとしたことで症状が軽くなる可能性があるので、ぜひ試して頂きたいと思います。
この記事の目次
飛蚊症の治し方はある?
すべての飛蚊症患者に効果がある治療方法は、医学的に解明されていないのです。
私の母も義父も、特に治療はしていません。
でも、飛蚊症の中には、別の病気が原因となっているケースがあり、その場合は治療方法があります。
実は、別の病気が原因の場合は、最悪、失明してしまうこともあるので侮れません。詳しく飛蚊症の原因と治療法について確認していきましょう。
飛蚊症の原因は?
飛蚊症の原因は主に3つです。多い順に紹介すると
2)物理的原因(眼球打撲など)
3)別の病気の前触れ
まずは自分の症状が危ないものかそうでないか、判断していきましょう。
危険な病気が潜んでいることもある
物理的原因や別の大きな病気の前触れの場合は、浮遊物の変化に気をつけることで判断できます。
・数が増える
・光の筋が差し込むようになる
こんな変化がある場合は、大至急で眼科へ行きましょう。
網膜剥離や硝子体出血など失明に繋がる病気かもしれません。少しでも変化を感じたら自己判断せずにお医者さんに判断してもらいましょう。
○注意したいケース!
高血圧や糖尿病の持病がある人は、大きな病気の前触れの可能性が高まりますので、特に覚えて頂きたいです。
また、目にものが当たったなどの衝撃を受けた時は、しばらく気をつけておくにこしたことはありません。
飛蚊症はボクサーがよく発症しますが、これは目に衝撃がかかったことで、網膜剥離の前兆という場合があります。
他にも高校の部活でサッカーボールが顔面に当たったのがきっかけで飛蚊症を発症した、というケースも報告されています。
生理的原因の対処法
実は、飛蚊症患者の多くは危険なものではなく、加齢による生理的原因です。
眼科で説明される時は、「活性酸素などが原因で硝子体の中に濁りが生じてしまい~」なんてことを言われるようですが、要は年を取ったことで小じわやシミと同じようなものが、目の硝子体の中に出来てしまうんです。
私の母は、眼科で先生にズバリ「年ですね」と言われショックを受けていました(笑)
また近年は、長時間のスマホやPCなどの使用で目を酷使する人が増えています。
そのため、20代や30代の若者にも症状が出ているようです。
眼精疲労やストレスがあると、若くても飛蚊症の症状がでてきます。
○飛蚊症は慣れることが必要
生理的原因の場合は眼科でも「治療をしないので慣れてください」と言われるようです。
気になるから病院に行ったのにそれはないよ~って感じですよね。でも、原因が加齢であれば上手に付き合っていくことが必要です。
○飛蚊症に慣れるまでどのくらい?
個人差は勿論あるでしょうが、早い人で1~数か月程度で気にならなくなるようです。私の母も数か月ですっかり慣れていました。
ただ、どうしても気になってしまって慣れない人もいるようです。これはもう気持ちの問題ですね。あるとわかっているから気になってしまう…
どうしても慣れない場合は眼科の先生に相談してみるか、心療内科にアドバイスを求めるのも手です。気になってしまう事は仕方がないことですからね。
効果的な食べ物はある?抗酸化作用がポイント!
硝子体に濁りが出てしまう原因とされるのが活性酸素です。
この活性酸素は老化の原因と言われていてシミしわ対策でもよく目にしますよね。
活性酸素を働かせない抗酸化作用のある食べ物を摂ることで、老化を遅らせ、症状悪化を抑えることが期待できます。
・βカロテン
・ルテイン
・ゼアキサンチン
・アントシアニン
このような成分は抗酸化作用があるので、積極的に食べたいですよね。サプリメントで補うのも良さそうです。
○気を付けるべき食べ物
逆に、揚げ物やスナック菓子などは活性酸素を増やしてしまいます。
また、糖分の摂りすぎも活性酸素を増やしてしまうので、よくありません。
血糖値が上がると、血液中のグルコース濃度が増えてしまい、活性酸素の増加につながります。
○食べ物以外の対策も!
まだ年齢が若い場合や、眼精疲労、ストレスが原因の場合は食生活を見直すことで完治とはいかなくても改善は期待できそうですね。
紫外線を浴びることも、活性酸素を増やしてしまうストレスなので、日中の外出にはサングラスをかけるというのも一つの手段のようです。
◯目の健康を守るための栄養知識は必須です
目の健康を守ってくれる栄養素は最近の研究で分かってきているので、知識がないだけで目の老化を早めてしまうことにもつながります。
まずは、どんな栄養を摂ったらいいのかを、しっかりと把握することが大切です。
目の健康に必要な栄養については、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
明るいところや白いものを見る時に、特に気になることが多い飛蚊症です。でも、飛蚊症には完璧な治し方はありませんが、原因が分かれば対策も取ることができます。
その対策とは、食生活で活性酸素を極力減らすことで予防したり、紫外線を浴びすぎないようにする、などですね。
また飛蚊症は、長い人は30年のお付き合いという方もいる症状です。最初は気になるでしょうが、まずは自分だけではないと安心してくださいね。
もし、家族が飛蚊症になって悩んでいたら、それとなく励ましてあげましょう!
神経質になったり、余計にストレスを溜めてしまうことで、身体に良いことは何もありませんからね。
誰にでも起こり得る病気だからこそ、正しい知識と対処法を身につけることが大切です。