大切に飼っているカナヘビがあまりエサを食べない、少しの量しか食べてくれないと心配になりますよね。
カナヘビは『ニホントカゲ』と呼ばれる爬虫類の一種です。
大きさも手ごろで、おとなしいカナヘビは、慣れると手のひらに乗ったりして、とても人気があります。
しかし、育て方は犬や猫と同じようには行かないので、ちょっと注意がいるようです。
特に、体長が小さいので、エサやりにはちょっとコツや観察が必要です。
今回はカナヘビのエサの量、何をあげたらいいかなどについてお伝えします。
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カナヘビはそもそもそんなにエサを食べない
「私のカナヘビはエサをあまり食べない」と心配に思うことがありますが、もともとカナヘビは一度にたくさんの量のエサを食べません。
犬などはお皿にあるエサをほとんど食べてしまうことが多いですが、カナヘビは違います。
体も小さく、運動量もそれほどなく、散歩もしないカナヘビは、適量しか食べません。
お腹が空いていなければ食べないのです。
だから、食べないからと言って、すぐに死んでしまうわけではないのです。
◯どれぐらいの量を食べるのか
食べるエサの量は、幼体か成体か、どこで生活していたかで変わってくるので一概にはいえません。
どれぐらい食べるかはカナヘビの個性によっても違うので、食べる量は、実際に飼って観察してみるしかありません。
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カナヘビは何を食べる?エサの与え方と量について
カナヘビは自然界でクモや昆虫、ミミズなどを色々なものを食べています。
どこで生活していたかで食べるものは変わってきますが
- ミミズ
- アブラムシ
- 青虫
- コオロギ
- だんごむし(成虫はたべない)
- ハエ
- カタツムリ(小さな稚貝)
などを食べて生活しています。
エサをあげる時には、これらの虫などを自分で取りに行くか、ペットショップに売られているものを購入して与えます。
これらのエサを与える時は、種類が偏らないように色々な種類を混ぜてあげます。
色々な種類を与えないと、栄養が偏り、死んでしまうこともあるからです。
ミルワームという人工的に作られたエサもありますが、栄養が少ないので、それだけでなく、補助食品程度に使います。
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正しいエサの与え方
◯週に2回エサを与えるのが基本
幼体であれば、毎日エサを与えるほうが良いのですが、成体になれば毎日与える必要はありません。
週に2回多めのエサを入れてあげれば、好きな時に適量を食べます。
1回に与える目安は、成体であればコオロギ3匹程度、幼体であれば小さいコオロギを3匹程度入れてあげます。
与える間隔は、例えば週末に入れたら、次は水曜日に与えるようにします。
ただし、水は糞で汚れてしまうので毎日取り換えるようにしてくださいね。
◯虫と一緒に野菜も入れる
エサの虫と一緒に野菜を入れることも忘れないようにします。
カナヘビは野菜を食べないので、これはエサの虫のために入れます。
週に2回しかエサを与えないので、栄養のあるエサをカナヘビに与えるため、エサの虫が死んでしまっては困るからです。
◯カナヘビが少しの量のエサも食べてくれない時
カナヘビが全くエサを食べてくれないケースもあります。
全然食べていなくて、エサの虫だけ野菜を食べていたら、とても心配ですよね。
その場合は、与えているエサが、元々生活していた場所で食べていたエサと違う可能性が高いです。
また、飼っているカナヘビに対して、エサが大きすぎる可能性もあります。
カナヘビを捕まえた場所に行き、そこで虫を捕まえて与えてみてください。
サイズも小さめを与えてみましょう。
カナヘビを長生きさせるのは難しい
カナヘビはエサをあげれば飼えるわけではありません。
エサやりの回数も少ないので、エサを取ってくること以外に手間が無いように思いますが、実はカナヘビの飼育はとても難しいです。
カナヘビの寿命は一年ではなく、平均で7年、長い場合は9年ほど生きます。
春夏は日光浴をさせたり、かごの中で飼育できますが、秋冬になれば、通常カナヘビは冬眠をします。
しかし、かごの中では冬眠することができないので、ペットのカナヘビにとって、冬を超えることは至難の業です。
どこかで捕ってきた場合は、秋になったら、その場所に戻してあげるがカナヘビにとっては幸せです。
ペットショップで購入した場合は、自然に放すことはできないので、万全の状態で冬眠をさせてあげてください。
動物を飼う時には、エサの心配だけでなく、寿命を考えてあげましょう。
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まとめ
カナヘビは身近にいるのに、飼うのはちょっと大変な動物です。
エサの量や与え方、お世話を間違ってしまうと死なせてこともあります。
飼うなら責任を持って、最後までお世話するべきです。
わたしは、爬虫類が苦手なのですが、好きな人にとっては、クリッとした目がたまらなく可愛いといいます。
大切な可愛いペット、大事にしてくださいね。
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