カメムシが手や服についてしまうと、本当に嫌ですよね。
見た目もさることながら、何が困るかと言えば、強烈な臭いです。
少しでも、刺激を与えてしまうとものすごい臭いを発し、手や服、部屋の中にいつまで臭いが取れずに残っています。
何か、効果的な臭いの取り方はないかと考えますよね。
そこで、今回は、カメムシの嫌な臭いの取り方を色々ご紹介します。
さらに、徹底的に駆除する方法も合わせてお伝えします。
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手に付いたカメムシの臭いの取り方
手にカメムシの臭いが付いてしまった時、とりあえず石鹸でゴシゴシ洗ってしまうことも多いですよね。
石鹸で根気よく洗うとだんだん薄くなるのですが、かなりの時間と根気が必要です。
ですが、もっと簡単に素早く臭い無くす方法があります。
◯サラダ油やオリーブオイルを塗る
カメムシの臭いは、トランス2ヘキサノールという成分です。
この成分は、親油性で、油に溶けやすい性質があります。
この性質を利用し、手に油を付けて、成分となじませた後、石鹸できれいに洗い流すと、きれいさっぱり臭いを落とすことができます。
◯みかんやオレンジの皮の汁を使う
みかんやオレンジの皮の汁も、カメムシの臭いを落とすことができます。
みかんなどの柑橘系の皮の汁には、リモネンという精油が含まれています。
先ほど、カメムシの臭い成分が親油性であることをお伝えしましたが、リモネンも油なので、臭いを取ることができます。
また、柑橘系の香りには消臭効果があり、ダブルでカメムシの臭い取りができます。
電子レンジの臭いをみかんの皮で消すことができるのと同じですね。
◯酒と片栗粉を使う
酒を手に振りかけて、その上に片栗粉をまぶし、パックするようにし、その後きれいに洗い流すのも効果的です。
料理で、エビの臭みをとるのと、同じ理論です。
酒の代わりに牛乳、片栗粉を小麦粉に変えても同様に臭いを取ることができます。
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洗濯物に付いたカメムシの臭いの取り方
せっかく洗った洗濯物にカメムシの臭いが付いてしまったら、本当に泣きたくなりますね。
そんな時には、次のような臭いの取り方を試してください。
◯油をなじませて洗濯する
衣類の生地にもよりますが、可能なら、まず油をなじませて、洗濯をします。
手に付いたカメムシの臭いを取る時と同じですね。
サラダ油やオリーブ油など食用油を塗るのが気になる場合は、クレンジグオイルで代用します。
◯柑橘系の中性洗剤に半日漬ける
柑橘系の中性洗剤をぬるま湯で溶かし、その中に衣類を付けて半日ほどおいて、普通に洗濯すると、臭いが取れます。
ぬるま湯に溶かすと、洗剤の成分が一番効果的に働く温度になります。
これは、カメムシ駆除の業者も利用する方法で、かなりの効果が期待できます。
この方法なら、生地を傷めたり、油シミを気にしたりがないので安心ですね。
◯漂白剤に漬ける
柑橘系の漂白剤が無い場合は、同様に酸素系漂白剤に半日ほど付けて、洗濯をします。
この時も、溶かすのはぬるま湯がおすすめです。
塩素系漂白剤は効果が高いのですが、色物に使えないのと、衣類をいためるので避けるようにします。
◯スチームアイロンを使う
スチームアイロンをかけ、蒸気と一緒に臭いを消す方法もあります。
スチームが使えない生地もあるので、注意が必要です。
広範囲より、狭い範囲でカメムシの臭いが付いた時には便利です。
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布団に付いたカメムシの臭いの取り方
◯とりあえずシーツやカバーを洗う
布団にカメムシの臭いが付いてしまった時は、すこし厄介です。
布団には油を付けてみたり、自宅の洗濯機で洗ったりすることはできませんよね。
カバーが付いていたときには、臭いがついたことに気が付いたら、まず、すぐにカバーを外し、柑橘系の香りがする洗剤で洗濯をします。
それでも臭いが取れない場合は、再度漂白剤で洗います。
これでシーツやカバーの臭いは取れるはずです。
◯消臭スプレーをかけ、干す
シーツやカバーをかけても布団自体に臭いが残っていることも多いものです。
布団には、消臭スプレーを降りかけて、天日で干しておきます。
カメムシの量によりますが、1回では臭いがとれないこともあるので、その時は、何回か繰り返します。
◯クリーニングに出す
それでも臭いが取れない場合は、クリーニングに出します。
クリーニング店に持っていき、臭いの原因を伝え、綺麗にとってもらいましょう。
コインランドリーで布団を洗うこともできるので、一度試してみるのもいいですね。
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部屋に付いたカメムシの臭いの取り方
カメムシの臭いが部屋についてしまった時は、臭いはなかなか消えません。
ひどい時には、完全に臭いが消えるまで1週間ほどかかる場合もありますが、根気強く、ご紹介する臭いの取り方を実行してください。
◯柑橘系の中性洗剤で拭き掃除
臭いのの元が分かる場合は、その部分を柑橘系の中性洗剤で拭き掃除をすると臭いは取れます。
アルコール除菌スプレーを使うのも効果的です。
◯柑橘系の消臭スプレーを使う
臭いの元が分からない場合は、換気の後、柑橘系の消臭スプレーをまいて、換気を繰り返すしかありません。
部屋用ではないのですが、トイレ用の消臭スプレーが強力で臭いが早く取れます。
日数はかかりますが、徐々に臭いは消えてきます。
◯最終手段として業者に頼む
色々やっても臭いが取れない、すぐに臭いが取りたい時には、ハウスクリーニングの業者に頼むのが最も確実で早いです。
費用は掛かりますが、いつまでも臭いを我慢するよりはいいですね。
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カメムシを駆除する方法
カメムシの臭いの取り方をお伝えしましたが、見つけたら臭いを発生してしまう前に駆除したり、近くに寄せ付けないようにしたいですね。
カメムシは刺激すると臭いを出すので、できるだけ気づかれないように、素早く駆除することがポイントです。
◯殺虫剤
駆除でまず思い浮かぶのが殺虫剤です。
窓枠やドアの隙間など、狭い場所や隙間にいる場合には、直接振りかけるスプレー式や瞬間的に凍結させる凍結駆除スプレーが便利です。
比較的広い場所では、水で薄めて撒くタイプやくん煙剤(煙のように薬剤がでてくる殺虫剤)がおすすめです。
このタイプの殺虫剤は寄せ付けを防止するのにも役立ちます。
◯ペットボトルで吸い取る
布団や衣類にカメムシがついている時、手で払ってしまうと臭いを出す可能性もありますが、その前に手で触るのも嫌ですよね。
そんな時は大き目のペットボトルが便利です。
ペットボトルのキャップを取り、ボトルの側面を手で押し少し凹ませてカメムシに近づけ、手を放して、吸い口から中に吸い込みます。
ペットボトルを屋外に持っていき、しばらく放っておくか、軽くボトルを叩いたりして、カメムシを外に出します。
◯つるすタイプの防虫剤で寄せ付けにようにする
洗濯物や、布団にカメムシが付いてしまっても、殺虫剤はあまり使いたくないですよね。
殺虫剤を使わないためには、寄せ付けないようにするしかありません。
物干し台につるすタイプの忌避剤(寄せつかせない薬)、ミント系のハーブ、唐辛子なども、カメムシは嫌いです。
ガーデンニングを兼ねて、ベランダにハーブを栽培するのもいいかも知れませんね。
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まとめ
カメムシの臭いの取り方は、油を使うことと、柑橘系の香りを利用することです。
本当に臭いので、臭いが付いた時には、ショックで洋服を捨ててしまいたくなることもありましたが、取り方を知っていれば一安心ですね。
私は、昔はカメムシが嫌いで(今も嫌いですが)触ったり、駆除なんてできませんでした。
ですが、家族が増えると、そうはいかず、最近では、窓際、カーテン、衣類などについたカメムシを上手に退治できるようになりました。
「遠くへ行け」と念を送りながらですが、ポイントは、怖がらず、躊躇せずに一気にすることです。
怖がると、カメムシに伝わって臭いを出すので、駆除するときは気合が必要ですね。
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