インフルエンザの初期症状を正しく判断するのはなかなか難しいものです。
初期症状の段階では、普通の風邪とあまり変わらないので、油断してしまいがちなんですね。
また、自分のことならまだしも、子供のことはもっと気づきにくいです。
それに対処が遅れると周囲にインフルエンザをばらまいてしまうことだってあります。
2015年の傾向やインフルエンザ初期に注意すべき点を知って、適切な判断をしていきましょう。
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インフルエンザの初期症状、2015年の傾向は?
2015年も2014年同様、インフルエンザA型が流行しはじめました。
こちらが、主な初期症状です。
- 38℃を超える高熱
- 身体の節々の痛み
- 頭痛
- 悪寒
- 倦怠感
- 筋肉痛
- 咳
- 鼻水、くしゃみ
- 喉の痛み
- 吐き気
- 下痢
- 呼吸困難
などが、主なインフルエンザの初期症状ですね。
しかし、2014年との違いは3週間も早く流行が始まっているということです。
一般的な風邪とあまり初期症状が変わらないために、インフルエンザかな、どうかな…と思っている内に、ドカンと38℃を超える高熱になったという方が多いと思います。
むやみにインフルエンザの感染を広げないためにも、初期症状で自己判断をせずに、まずはしかるべき医療機関で適切な検査を受け、判断を仰ぐことが一番です。
自分の体調のことならまだ分かりますが、こどものことはより注意が必要になります。
次に、こどもについての注意点について紹介していきましょう。
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こどものインフルエンザを見逃すな
こどもがインフルエンザにかかった場合、大人とほぼ初期症状は一緒ですが決定的に違うことがあります。
それは、こどもは自覚症状がうまく感知できないという点です。
- 頭が痛いけど、うまく説明できない。
- お腹が痛いけど、うまく言葉にならない。
- 身体がだるいけど、だるいけど、だるいけど、まあいいや遊んじゃえ。
このようなことがよくあります。
高熱がない限り、こどもは比較的、元気に過ごすので、こどもからの小さなサインを見逃さずにありたいものです。
それにはこどもと日頃からしっかりとしたコミュニケーションをとることが大切ですね。
ところで、先日私の周りで
「うちの子、インフルエンザだったけど熱があまり出なくて軽かった」
と言っている人がいました。
その方は、なんとなく不安で子供にインフルエンザの検査を受けさせたところ、陽性反応が出たそうです。
学校規定の日数を自宅待機して、完治を待ってから、通常の生活に戻りましたが、初期症状の内に対処したのがよかったんですね。
また、気づくのが遅れて、通常の生活を送ったがために、インフルエンザウィルスを学校中にまき散らしてしまうというケースも見受けられます。
風邪かインフルエンザかどうかの自己判断はとても危険であるということを常に頭の片隅に置いておきましょう。
解熱剤には注意が必要
また、高熱で苦しむ我が子のために、解熱剤を使いたいと思われる方もいるかも知れません。
しかし、特に小学生以下のこどもに起こりやすいと言われている「インフルエンザ脳症」という重症の合併症が起こる可能性があります。
くれぐれも安易に解熱剤を使うことは避け、検査同様に医療機関で適切な判断を仰いでください。
インフルエンザの検査も初期のうちに受けよう
一般的にインフルエンザの検査として医療機関で用いられるのはウイルスの抗原を検出するキットです。
長い綿棒で鼻の奥の粘膜をこすり、専用の液体に浸して、およそ15分ほどで陽性か陰性か結果が分かります。
しかし、インフルエンザの検査はウィルスの量が増えてこないと適切な判別ができないのが難しいところです。
初期症状が出始めてからすぐではウィルスの量が足りないし、48時間以上経ってしまうとインフルエンザの特効薬の効果が薄まります。
なので、48時間以内に検査を行うのがベストと言われています。
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まとめ
なるべく罹らずに冬を越したい、インフルエンザ。
バランス良い食事を摂り、規則正しい生活を送り、免疫力を高める。
人混みは避け、人混みに外出する際はマスクを着用する。
帰宅したら徹底した手洗い・うがいをする。
など、普段から風邪にも通用する予防を心がけることが大切ですね。
家族全員でしっかりと予防をしていけば、インフルエンザにかかる可能性はだいぶ抑えることができます。
雨ニモマケズ風ニモマケズ、インフルエンザニモマケズ、お子さんと共に元気よく春を迎えたいものですね。
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