日中は元気に遊んで過ごしている赤ちゃんが、寝てる時に咳が出ることがあります。
咳込んでしまうと、どうしても眠りが浅くなりますよね。赤ちゃん自身も辛いはずです。
赤ちゃんの寝てる時の咳について、考えられる原因と対策を確認して頂きたいと思います。
すぐにできる対策もありますので、ぜひ覚えておきましょう。
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まず、赤ちゃんが寝てる時の咳の種類を確認しよう
そもそも咳とは、口から肺につながっている気道のどこかに、外部から侵入してきたウィルスや埃などの異物を排除しようと、反射的に身体が起こす防御反応です。
赤ちゃんが寝てる時の咳の種類とは
◯軽く「コンコン」→乾性咳嗽(かんせいがいそう)
◯痰が絡んだ「ゴホッゴホッ」→湿性咳嗽(しつせいがいそう)
◯犬が吠えるような「ケンケン」→犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)
◯音の出ない咳→無声せき
他にも、咳の種類については診断にかかわってきますので、注意深く観察するようにしましょう。
○咳の種類に合わせて、1日にどのぐらい出るか
○出る時間帯はいつか
○咳込んだ後に喉がひゅーという音を出して息を吸い込む症状(レプリーゼ)があるか
などは確認しておきたいポイントです。
考えられる咳の病気
◯乾性咳嗽…風邪
◯湿性咳嗽…急性気管支炎、気管支ぜんそく
◯犬吠様咳嗽…クループ
◯無声せき…百日咳
咳で判断できる病気は様々ですが、まずは、かかりつけ医やお近くの医療機関での診断を受けましょう。
しかし、処方された薬を飲んでも飲んでる時は良くても飲み終わるとまた咳が出る、咳が改善されなかった、という声も聞きます。
病気が原因ではなかった場合、意外なところに原因が潜んでいることがあります。
病気以外に考えられる咳の原因
◯ハウスダスト(埃、ダニの死骸・糞)などのアレルギー反応
夜、赤ちゃんが寝てるときの咳の原因で多いのがこのハウスダストです。
赤ちゃんが寝てる布団に付着、存在する沢山のハウスダストはアレルギー物質です。それらを吸い込むことでアレルギー反応を起こし、咳が出ることが考えられます。
対策としては、布団を干す時に、黒い布ですっぽりと覆い隠すことです。
「え?これだけ?」と思われるかもしれません。
でも、ダニは70度から120度の高熱で死滅しますので、これだけで効果が期待できるのです。
そして、死んだダニを効率よく除去するには布団を叩くことではなく、掃除機やレイコップなどで吸い込むことが大切です。
後は、シーツや枕カバーをこまめに洗濯したり、週1回以上晴れた日には布団を干すなどが、ハウスダスト対策に有効の方法です。
◯気温
寝始めと夜明けの赤ちゃん寝てる時の咳は気温も原因の一つと考えられます。
寝始めは体温が上昇しますし、夜明けは気温が下がります。気温が一定に保てれば咳も自然と治まります。
◯湿度
乾燥した空気は気道の粘膜を刺激するので咳の原因になります。加湿器を稼働させ、部屋の湿度を60~70%に保つことで咳は治まります。
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咳を抑えるためにすぐできる対策
◯加湿器でじゅうぶんな湿度を保ちましょう。
◯水分補給をマメにとりましょう。喉を潤すことで痰が出やすくなり、咳の回数が減ってきます。
◯あまりにも咳がひどい時は上体を起こしてみましょう。上半身を少しだけ高くすると気管や肺を圧迫せず、痰がでやすくなります。
◯横向きの姿勢にさせましょう。上向き(仰向け)の姿勢で眠ると喉に鼻や痰が流れやすいのでこれを防ぐために横向きがおすすめです。
◯布団を清潔に保ちましょう。
◯空気清浄機を稼働させましょう。
痰を出しやすくさせる方法は?
咳と共に辛いのが痰ですが、自分で上手に痰を出すことができない赤ちゃんには次の方法がおすすめです。
◯背中をトントンと上から順番に叩く
この時、力の加減は強めですが、赤ちゃんが痛がる強さでは叩かないでくださいね。手をおにぎりを握るときのような軽く丸めた状態で叩いてあげると良いでしょう。
◯アロマを使う
アロマには呼吸器系に作用する種類のものがありますが、中でもユーカリは去痰作用があるアロマとして知られています。
ユーカリには驚くほど沢山の種類がありますが、赤ちゃんに使うのに適しているのは刺激が少なく、香りが甘いのが特徴の「ユーカリラディアータ」がおすすめです。
寝る前に少しの時間、「ユーカリラディアータ」を部屋の中に焚くことで痰が出やすくなります。
コップにお湯を入れ、そのお湯に「ユーカリラディアータ」を1滴垂らし、赤ちゃんの側に置くだけでOKです。
赤ちゃんが触ったり、当たったりしないような場所に置いてくださいね。
また、1歳以上の子供には入浴時、お風呂の中に3滴ほど垂らしてあげると効果的です。(ただし、5滴を越える分量は垂らさないようにご注意ください。)
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まとめ
寝てる時の咳は大人でも辛いですよね。ましてや小さな身体で咳き込むのは、相当の体力を奪われてしまいます。
赤ちゃんの寝てる時の咳を鎮めることも大切ですが、何が原因で咳が出ているのかを知り、根本的な対策をとることが先決だと思います。
我が家でも息子は特に気管支が弱く、風邪をひくと寝てる時の咳に苦しめられます。背中を叩いたり、撫でたりしながら朝が来るのを待ったことは一度や二度ではありません。
我が子を辛い咳の症状から解放するために原因をつきとめ、出来る限りの対策で体調を維持したいものですね。
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