病院の窓口や郵便局の窓口で、「あっ!保険証がない!」と紛失に気づいた時こそ冷静になる必要があります。
悪用されたらどうしよう!病院の受診はできるの?とパニックになりがちです。
でも、こういう時に慌てずにどうしたらいいか知っていると、迅速に行動に移せますよ。
今回は保険証を紛失したときにすること3つと、悪用防止のためにしておくことを詳しくご紹介します。
もしもの時がないようにすることが一番ですが、しっかりと覚えておいて、いざという時に役立てましょう。
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保険証を紛失したら…もしもの時の3つのポイント!
1)まずは落ち着きましょう。
「紛失したー!」と焦ってもいいことはありません。意外にバッグの底やポケットに入っていることもよくある話です。
まずは落ち着いて自分の行動を思い出して、順番に探してみましょう。
それでもなかったら次は自分が加入している保険の種類に応じて連絡する必要があります。
2)保険証を紛失したことを連絡しましょう。
会社員や公務員の場合は、社会保険または共済保険なので社内の総務、または保険担当者へ連絡します。
自営業やフリーターの場合は国民保険となりますので役所での手続きとなります。
(※役所での手続きの際には、運転免許証やパスポートなどの、身分証明書が必要となりますので忘れないようにしてくださいね。)
3)指示に従い、紛失届けを出し、再発行の手続きを行いましょう。
会社員、公務員の場合は所属組織からの指示通りに再発行の手続きを始めます。その場合、事業主経由での保険証再発行という場合が多いようです。
また、再発行の手続きをする際に、保険組合によっては警察への紛失届の管理番号をもらうように指示が出る場合があります。
その場合は指示通りにお近くの交番や警察署に速やかに紛失届けを出しましょう。
警察では「遺失物届」という扱いで受理されます。その時に、必ず管理番号をもらっておきましょう。
また、国民保険の場合は紛失届ではなく、いきなり再発行手続きとなります。指示に従い、役所の窓口で再発行を行いましょう。
保険証はこのように悪用される!?
◯消費者金融での借り入れ
◯レンタルビデオショップなどの会員登録
◯郵便局での新規口座開設
◯リサイクルショップでの取引
◯犯罪を起こした際に身分証を悪用し本人になりすます
たかが保険証ですが、されど保険証です。
悪事を働こうと思えばいくらでも働けるので、保険証を紛失した時は悪用防止のために出来る限りの備えをしておきたいですね。
警察以外にも紛失届を届ける機関もあるので、予め登録しておくとさらに安心です。
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もし紛失してしまったら、悪用防止をしっかり!
個人信用情報機関の本人申告制度を利用すると、保険証の悪用を未然に防ぐことにもつながります。
これは、紛失したことを申請すれば、機関に加盟している銀行や信販会社が与信審査を厳重に行ってくれるようになる仕組みです。
100%防げるわけではありませんが、悪用防止には一定上の効果は期待できます。
主な個人信用情報機関は3つ!
不正使用がされていないかの本人申告制度を利用したいときに役立ちますので、保険証にかぎらず、運転免許証や各種カードを紛失した時にも登録することをおすすめします。
なお保険証が不正に使用されたといっても、もしかしたら支払わなくてもいいケースもあります。
使った覚えがない内容で請求が来たら、消費者センターや警察に一度相談してみることをおすすめします。
保険証を紛失した時の病院受診
保険証を紛失しても医療機関の受診ができます。
その際は窓口で「保険証を紛失している」こと、そして「再発行手続き中である」旨を伝えておく必要があります。
一旦、全額実費での負担となりますが、保険証が再発行された後に領収書と共に精算に行けば差額が戻ってきます。
精算のことや領収書なども、医療機関の窓口でしっかり確認しておきましょう。
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まとめ
保険証を紛失してしまうと、どうしても慌ててしまう気持ちはよく分かります。
やるべきことは、紹介した3つの手順通りに、確実に行動するだけです。
まずは深呼吸をして、落ち着いて行動することが正しい判断をするためには一番大切です。
病院でも受診できますし、しっかりと連絡すべきところに連絡しておけば、悪用される可能性もグンと減らすことができます。
最悪のケースで悪用されてしまったとしても、泣き寝入りせずに、できるだけの行動をしていきましょう。
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