子どものあごの幅が狭いと、乳歯が大人の歯に生え変わった時にきれいな歯並びになるか心配になりますよね。
あごの成長と食べ物には、密接な関係があるんですよ。
最近では、食の西洋化が進んでいることもあり、あごを使う回数が激減しています。
戦前は、1回の食事で噛む回数が1420回も噛んでいたのが、現代では620回に減っているという報告もあります。
今回は、食べ物や調理の仕方に工夫を加えることで、あごの成長を促す方法を紹介していきますね。
[quads id=1]
子どものあごを育てる食べ物とは?
「硬いものを食べるとあごが強くなる」と言われていますが、実はただ強く噛みしめるだけではあごは強くなりません。
あごの成長に大事なのは、「噛む回数」なのです。
つまり、食事の際に、自然とよく噛むように工夫することが、子どものあごの成長を促してくれるのです!
噛む回数を増やすために、使いやすい食べ物をご紹介していきますね。
○繊維の多いもの、硬さを調節できるもの
・きのこ類
・こんぶ、わかめなどの海藻類
・人参、ごぼうなどの野菜類
○タンパク質
・にぼし(じゃこ)、お肉、お揚げ
○おやつ
・おせんべい、かりんとう、キシリトールガム
たとえば、調理の際に野菜などを大きめに切るようにすると、自然と噛む回数が増えてきます。
ちょっとしたことですが、しっかりとよく噛む習慣をつける工夫の一つです。
お揚げのはいったきんぴらや、きのことわかめのじゃこサラダなど、よく噛まないと呑み込めない食べ物で、子どものあごを強く育てましょう。
[quads id=2]
あごを広げる矯正とはどのようなもの?費用は?
最近では小児歯科による、あごの矯正もメジャーになりつつあります。
「床矯正(しょうきょうせい)」と呼ばれるもので、大人の歯並びを矯正するものとは違い、歯の裏側から器具を装着してあごを広げる治療です。器具が目立つこともありません。
歯が生えてから矯正するよりも、あらかじめあごのスペースを確保できるので、子どもにとっても負担が少ないですね。
治療中の痛みもほとんどなく、装置が取り外し可能なので、口の中のケアがしやすいのもメリットですよ。
○何歳から始めるべき?
6~12歳頃の、すべての歯が生え変わるまでの間にするのが効果的と言われています。少なくても犬歯が生えるまでに開始するのがおすすめです。
○装着の注意点
装着している時間が短いと効果が出ませんので、大人がきちんと管理してあげる必要があります。
○費用の目安
初期費用は20万から30万ぐらいで、歯やあごが大きくなるにつれて、作り替える維持費などが必要となることもあります。
歯並びが体に与える影響は?
あごが成長していないと、大人の歯がきれいに生えてこられず、歯並びが悪くなってしまいます。
そして、歯並び以外にも様々な悪影響があります。
・発音が悪くなる
・咀嚼しにくく、消化が悪くなり胃腸に負担がかかる
・歯磨きがしづらく、虫歯になりやすい
・体全体のバランスが悪くなり、肩こりなどの不調が起こる
・顔のコンプレックスになる
口は、体のエネルギーの入り口ですので、体に与える影響は多岐に渡ってしまいます。
精神的にも、口元は顔のコンプレックスになりやすい部分ですので、心にあたえる影響も心配になるところです。
食べ物の工夫で、子どものあごの発達をサポートできますから、気にかけてあげたいですね!
[quads id=3]
まとめ
子どものあごは、食べ物をよく噛んで食べることで成長していきます。そのためには、よく噛まないと食べられないメニューを用意することがポイントです。
自然と噛む回数が増えるように導いてあげましょう。
それに、親が食べる時に回数を多く噛んでいると、真似するようになります。
子どもにさせるだけでなく、大人も一緒になってあごによい食習慣を身につけていきたいですね。
また、床矯正も費用はかかりますが、歯並びは一生の宝ですから、食べ物だけでは難しいと判断したらぜひ検討してみてください。
食べ物で虫歯予防ができる?
→虫歯予防に効果のある食べ物!幼児の歯を丈夫にするコツとは?
虫歯ができやすい人とそうでない人の違いは、ちょっとした習慣の違いです。一生の財産になりますから、ちゃんと身に付けておきたいですね。
[quads id=5]
[quads id=6]
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] →子どものあごを成長させるおすすめの食べ物!料理やおやつに工夫しよう! […]