足首に違和感があり、足を見てみるとくるぶしが腫れている…。
触ってみるとぷよぷよしていて、まるで水が溜まっているみたい。
初めてこんな症状が出た時には、一体何だろうと思いますよね?
実は、そのまま放っておいて良い場合と良くない場合があります。
症状がひどくなる前に症状を確認することが大切ですので、一緒に確認していきましょう。
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くるぶしが腫れている、ぷよぷよの犯人は?
くるぶしや肘のように関節の骨が出っ張ったところには、骨と皮膚の間に滑液包(かつえきほう)という薄くて、平たい袋があります。
普段、その滑液包の中には少量の滑液が入っていて、その名の通り、骨と皮膚がこすれず滑らかに動くように、クッションの働きをしているんです。
実は、くるぶしのぷよぷよは、この滑液包が炎症を起こしている状態なのです。
水ぶくれのように膨らんでいるのは、炎症によって滑液が過剰に漏れ出しているからなんですね。
○ぷよぷよは心配する必要がある?
肩や肘などの出っ張った部分であれば、どこにでもできる可能性があります。
中には、リウマチや細菌感染によるものもありますので、意外とこのぷよぷよは侮れません。
しかし、足関節やくるぶしであれば、圧迫や摩擦によって滑液包が刺激されて腫れるのが大半です。
痛みがそこまでひどくない場合は、自宅でできる対策から始めてみましょう。
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どんな治療をするの?
さて、犯人が分かったところで、このぷよぷよはどうしたら治るのでしょうか?
○痛みがそこまで気にならない場合
家でできることは、まず患部を冷やし、安静にすることです。
炎症が小さく、初期の状態であれば自然に治ってしまうからです。
○ぷよぷよが大きく痛みがひどい場合
痛みがひどい場合には、万が一のことを考えて、整形外科の診察を受けるのがよいでしょう。
鎮痛剤を服用し、患部を固定するのが一般的な治療です。
しかし、感染症の疑いがある場合や、ぷよぷよが大きすぎて関節に負担がある場合は、滑液包の中の余分な滑液を針で抜き、滑液の中身を検査することもあります。
滑液を抜くときは個人差がありますが、多少の痛みが出ることも。
○手術を受けるケースも!
繰り返しくるぶしが腫れる場合は、滑液包そのものを取り除いてしまう手術もあります。
しかし、難しい手術のうえにリハビリも必要となるので、勧めている外科は少ないのが現状です。
いずれにしても、初期症状のうちに、何らかの手段を取った方が得策と言えますね。
繰り返さないための対策とは?
実はこの滑液包炎は、治っても同じ場所が何度も腫れ、繰り返すことが多い病気です。
必要のない正座をやめるなど、滑液包炎の原因となった動作をつきとめて、くるぶしの圧迫や摩擦を減らしましょう。
どうしても必要な場合はサポーターなどで固定するなどの措置をしてくださいね。
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まとめ
くるぶしが突然腫れて、ぷよぷよしてきた時は、とても驚いたことでしょう。
見た目が異様なのでかなり驚きますが、基本的には良性のものが多く、くるぶしの場合は痛みも少ないです。
ただ、繰り返すことが多いので、くるぶしに負担のかかる動作は控えてくださいね。
普段から足がむくまないように、時間がある時はこまめにマッサージをするのも効果的です。
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