9月下旬(21日~30日)になると、北の方から紅葉予報のニュースなども報じられ、本格的に秋を感じる人が増えてきます。
秋祭り、運動会や遠足、きのこ狩りなど、秋のイベントも楽しみな季節ですね。
敬老の日に、孫からおじいちゃんおばあちゃんへ、お手紙を送るのも素敵です。
今回は、PTAや町内会向けの形式的な文書を書く時や、親しい友人あての手紙に使える時候の挨拶を例文付きで紹介します。
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9月下旬の挨拶のポイントは?
9月下旬というと一般的には20日以降が目安となりますが、季節感を表す時候の挨拶ではもうひとつポイントがあります。
季節を表す言葉として、二十四節気というものがあり、9月23日には耳馴染みのある人も多い「秋分」の日になります。
この「秋分」を時候の挨拶の言葉として使うことができますよ。
他にも「秋冷」や「孟秋」といった言葉も使えます。
また、秋を表す言葉として「コスモス」や「台風」「読書の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」なども、カジュアルな手紙や文書で使いやすい表現です。
文書で使える時候の挨拶の例文
先ほど紹介した季節の言葉に「~の候」「~のみぎり」と続けると、きちんとした文書で使うことができます。
「秋分の候、~」
「秋冷のみぎり、~」
「孟秋のみぎり、~」
PTAや町内会などで文書を書かなければいけなくなった時には、この表現を使うとしまった印象の文書になります。
またお世話になっている人などへきちんとした手紙を出したい場合もこの表現が使えます。
◯書き出しの例文
「秋分の候、ますますご健勝のほどお慶び申し上げます」
「秋冷のみぎり、保護者会の皆様におかれましてはご多忙のことと存じます」
文書とはいってももう少し砕けた表現を使いたいときもありますよね。
そんなときは、少しだけ話し言葉に近づけてみるとよいでしょう。
「秋分も過ぎ秋を感じるころとなりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか」
「暑さが残る中、そよぐ風も心地よい秋晴れが続いておりますが、町内会の皆様におかれましてはご壮健のことと存じます」
このように状況に応じてアレンジすることも可能です。
どのくらいくだけた表現にすべきか判断付かない場合は、「~の候」といった表現を使っておけば間違いないです。
◯結びの例文
「秋冷の候、何かとご多用とは存じますが万障お繰り合わせのうえご参加ください」
「秋分を過ぎ冷え込む日も出てまいりました。お風邪などひかれませぬようお気を付け下さい」
このように結ぶと、文書や手紙の最後にも季節感が出せます。
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友人宛の手紙に使える時候の挨拶
友人や親せきなどに季節の特産品を贈ったり、頂き物のお礼をすることもありますよね。
そんな親しい相手には、イベントや食べ物、草花の様子を書き表して時候の挨拶とすることができます。
9月下旬だと、「敬老の日」「シルバーウィーク」「秋茄子」「秋桜」などを使ってあなたらしい時候の挨拶を作ることもできます。
◯書き出しの例文
孫から手紙を出す時にも、ちょっと季節の言葉を入れてみてもよいですね。
このような感じで書くと、季節感と健康への気遣いもできていい感じですね。
◯結びの例文
「残暑もようやく終わりを迎え長袖が活躍する季節になりましたね。お体ご自愛くださいね」
「夜寝る時は寒いくらいの日もあります。風邪を引かないように気をつけてくださいね。また遊びに行きます」
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まとめ
9月下旬になると、だいぶ秋の色が濃くなってくる季節ですね。
文書を書かなければいけないと思うと難しく考えがちですが、身近に感じる季節をそのまま言葉にすれば、時候の挨拶になりますよ。
もし、思いつかない場合は、今回ご紹介した季節の言葉を参考にすれば、書き出しもスムーズになりますので、参考にしてみてください。
敬老の日や贈り物のやり取りなど、手紙だけではなくメールでも時候の挨拶を織り交ぜることで、季節感あふれる挨拶になります。
特に個人の手紙では堅苦しいルールはありません。
あなたの感じた季節と、相手を気遣う思いやりのある言葉を合わすことで、時候の挨拶となるので、紹介した言葉を参考にアレンジしてみてくださいね。
9月中旬の時候の挨拶
→【時候の挨拶】9月中旬の季節の言葉!イベントに使える例文も!
10月上旬の時候の挨拶
→【時候の挨拶】10月上旬の言葉は?衣替えや運動会の季節ですね!
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