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13種類の七夕飾りの意味とは!いつからいつまで飾ればいいの?

季節の行事 この記事は約 5 分で読めます。

七夕と言えば、笹に願いを書いた短冊を飾りますが、実は、他にもいろんな飾りがあります。

そして、これらの意味まで知っている人は意外と少ないんですよね。

子供に七夕のお話をしたい時は、彦星と織姫の物語はよく知られていますので、飾りの意味について教えてあげるとよいと思います。

また、子供といろいろお話しながら七夕の飾りを一緒に作るのも、親子のコミュニケーションになりますしね。

七夕の笹飾りの意味を子供に伝えよう!

笹飾りにはそれぞれ願いを込めた意味があります。子供に意味を教えてあげながら一緒に作ってみてください。

1)短冊(五色の短冊)

七夕の歌にも出てくる五色の短冊は笹飾りの定番ですね。五色には中国の陰陽五行説に由来しており、それぞれに意味があります。

・青(緑):徳を積む・人間力を高める
・赤:父母や祖先への感謝の気持ち
・黄:信頼、知人・友人を大切にする
・白:義務や決まりを守る
・黒(紫):学業の向上

短冊に願い事を書くようになったのは江戸時代からで、当時流行していた手習い(習字)の上達を願ったのが始まりと言われています。

現代では、どんな願い事でも書くようになりましたけどね^^

しかし、色の意味を知っていれば、その願い事にふさわしい色の短冊に選ぶことができます。

・ダンスがうまくなりたい、などの願いは黒か紫の短冊
・お友達と仲良く遊びたい、といった願いは黄色の短冊

とはいえ、紙の色が選べないこともあるし、子供が好きな色に書かせてあげたい親の気持ちもあるので、あまり難しく考えることはありません。

ただ、話のネタとして知っておくと、いい願い事を思いつくためのきっかけになります。

2)紙衣

kamigoromo

出典:http://happylilac.net/

おり姫が得意な裁縫の腕にあやかりたいと、特に女の子の裁縫や技芸の上達の願いをかけています。

七夕竹の一番先端に吊るし、子どもが健康に育つようにと形代の役目も果たします。

3)巾着(きんちゃく)

kinchaku

出典:http://geinou-ura.com/

昔のお財布なので、節約貯蓄商売繁盛の願いをかけています。個人的には絶対飾りたいです(笑)

4)投網(とあみ)、網飾り

toami

出典:http://happylilac.net/

漁で使う網を模した飾りで、大漁を願う飾りです。また幸せを絡めとるという意味もあります。

5)折り鶴

oriduru

出典:http://chao01.cocolog-nifty.com/

長寿の象徴として、家族の健康長寿家内安全の願いをかけています。家族の中で最年長者の年齢の数だけ折り鶴を飾るといいとされています。

6)屑籠(くずかご)

kuzukago

出典:http://kids.nifty.com/

飾り作りで出た紙くずをいれることで、倹約と清潔にする心整理整頓の心を養うという願いが込められています。

7)吹き流し

hukinagashi

出典:http://happylilac.net/

おり姫の織糸を表した飾りで、裁縫機織りが上達するようにとの願いをかけています。

8)提灯(ちょうちん)

choshin

出典:http://mayubi.blog48.fc2.com/

心を明るく照らしてくれますように。

9)星飾り

hoshikazari

出典:https://nanapi.jp/72101

星にみんなの願いが届きますように。

10)笹の葉

sasanoha_

出典:http://roomclip.jp/tag/84929×87584

邪気から守ってくれますように。

11)織姫と彦星

orihime

出典:http://blog.livedoor.jp/bokko_hinata/

二人のように永遠の愛が続きますように。

12)輪飾り

wakazari

出典:http://happylilac.net/

みんなの夢が繋がりますように。

13)菱飾り

hishikazari

出典:http://blog.goo.ne.jp/himinyan-nya/

天の川の星をイメージした飾りです。菱飾りの代わりに輪飾りで天の川をイメージすることもあるようです。

 

13種類の七夕の飾りを紹介しましたが、いくつ知っていましたか。

たくさん飾って笹の葉をにぎやかにしてあげれば、家の中も楽しくなりますし、子供も喜びますね^^

いつからいつまで飾るの?

七夕の笹飾りは幼稚園や保育園、学校などでは1週間ほど前から飾っているところもあります。

七夕の節句は、単語の節句などを含む五節句の1つで、旧暦の7月7日のことを指します。

今は、新暦の7月7日午前1時ころから七夕の神事が行われることが多いので、7月6日の夜に笹に飾り付けて外に出し、7日の夜には外して七夕送りをするのが一般的な風習となっています。

七夕送りでは、昔は7日の夜に笹飾りを川や海に流して、願いを神様に持って行ってもらいました。

今では川に流すことはできませんので、7日の夜には家の中に引き上げて、お住まいの地域の処分方法で片付けるのが現代流になりますね。

まとめ

織姫と彦星の伝説は、幼稚園などで聞いてくることが多いですが、飾りの意味までは聞いてこないことが多いです。

短冊の色の意味を教えてあげると、いい願い事をたくさん思いついてもらえるので、ぜひお話してあげてくださいね。

 

「お友達ともっと仲良くなりたいなら、黄色の短冊に書くといいよ!」とか

「ピアノが上手になりたいなら、黒か紫の短冊に書くといいよ!」など、

具体的に教えてあげると、自分で目標をたくさん思いついてくれると思います。

 

短冊を飾るだけではなく、梅雨のお休みの日などに、家族みんなで少しづつ七夕飾りを作るのも楽しいですよ。

いろいろとお話しながら、楽しく作ってみてくださいね!

本物の笹はどうやって手に入る?

七夕で本物の笹を入手する4つの方法とは?ホームセンターや100均で探してみた!

笹飾りを付けるためには、まず笹を準備しないといけません。

無料で手に入れた裏ワザも紹介していますので、参考にしてみてください。

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