冬至にはゆず湯に入って温まる、そんな習慣が昔からありますよね。
しかし、
「そもそも冬至って何する日なの?」
「なんでゆず湯に入るの?」
って、子供に尋ねられたら、何と答えればいいのか自信がない・・・
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、冬至の歴史だけでなく、ゆず湯に入る理由も分かりやすく紹介していきますね。
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そもそも冬至って何をする日なの?
冬至は1年で1番、昼が短く、夜が長くなる日ですよね。
そのため、古代より冬至とは、太陽の力が最も弱まった日とされてきました。
◯冬至にお祝いする意味
冬至を境に再び弱まった力が蘇ってくる日と考えられ、世界各地で冬至のお祝いが行われてきました。
古代メソポタミアや古代中国では、冬至を1年の始まりとして暦を作っていました。
そして、闇を追い払ったり厄払いをする、お祝いのお祭りが開かれていたのです。
つまり、「あらゆることが上昇に転ずる日」として、世界各地でお祝いされてきたのですね。
なぜ冬至にゆず湯に入るの?
冬至にゆず湯に入るという習慣は、江戸時代に生まれたもので、「ゆず湯に入れば風邪を引かない」と言われてきました。
ただ、冬至とゆずの関連は、はっきりとは分かっていないのが現状です。
江戸時代の日本では、毎日お風呂に入る習慣がなかったので、冬至を特別な日にしたかったのではないかと考えられています。
一説によると、「冬至」を「湯治」、「ゆず」を「融通」にかけているという説もあります。
「お湯に入り暖まれば息災に過ごせるので、融通が利くようになる」と、縁起を担いでいたということです。
いずれにしても、冬至の恵みを受けて、平穏な生活を願う気持ちが込められていたのでしょうね。
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ゆず湯の作り方
ゆず湯を作る時は、ゆずを丸ごと使用します。
果実丸ごとお湯の中にポンと入れてもいいですし、半分に切ったり輪切りにしてもいいです。
5~6個を目安に浴槽に入れて、香りを楽しみましょう。
また、浴槽の掃除がしやすいという理由から、細かい網目のネットに入れたり、皮だけむいて入れる方もいらっしゃいますね。
少しぬるめの温度でゆっくりと湯船につかり、ゆずの効能をたっぷりと味わいたいですね。
◯ゆず湯の健康効果がすごい!
・血行促進
・風邪予防
・美肌効果
・リラックス効果 など
ゆずには血行促進の働きがあり、冷えを緩和させる効果が期待できます。
ですので、身体が冷える寒い時期にゆず湯に入り、身体を温めることで、免疫力を高めることができます。
さらに、ゆずの皮の香りが、リラックス効果も生み出してくれるのです。
血管を拡張する効果もありますし、クエン酸やビタミンCの効果によって、ひびやあかぎれを改善する効果もあるんですよ。
◯お風呂から取り出した後は・・・
使い終わったゆずを乾燥させて、芳香剤として使うことも可能です。
靴箱やお風呂の片隅など、そっと置いておくとほのかにゆずの香りが楽しめますよ。
◯残り湯で洗濯できる?
ゆず湯の残り湯も、問題なく洗濯洗いに使うことができますよ。
ただし、ほんのりとゆずの香りが洗濯物に移ってしまうこともあります。
もし気になる時は、すすぎだけは水道水で行うとよいでしょう。
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まとめ
冬至が何をする日なのか、お分かりいただけましたでしょうか。
古来より世界中でお祝いの日として、考えられてきました。
そして、新しい1年を息災に過ごすために、日本ではゆず湯に入る習慣が生まれたのです。
ゆず湯は作り方も簡単ですし、健康にいい効果がたくさんありますので、ぜひ今年の冬至でも入りたいですね。
また、ゆず湯と合わせて冬至の日には「ん」のつくものを食べると縁起が良いと言われています。
冬至の日、スーパーで山のように積まれた「ん」が2つ入っている「南京(かぼちゃ)」を食べておくのがいいようです。
あらゆることが上昇に向かう始まりとなる冬至を、家族で一緒にお祝い気分で過ごしてくださいね!
◯冬至に「ん」が付く食べ物を食べる理由は?
→冬至には「ん」が付く食べ物で運気アップ!おすすめメニューは?
冬至に「ん」が付く食べ物を食べると、翌年の運気がUPすると言われています。
おいしいレシピも合わせて紹介いたしますね!
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