血液検査をしてみて初めて、中性脂肪の値が高いと気づくことがあります。
中性脂肪が高いと聞くと、肥満であるイメージがありますが、肥満の人が必ず中性脂肪が高いわけではありません。
中には、標準体形で、目立った暴飲暴食をしていなくても、中性脂肪が高くなることもあります。
なぜ、中性脂肪が血液検査で高くなったのでしょう。
また、中性脂肪が高いとどんな悪影響があるのでしょうか。
今回は中性脂肪が血液検査で高いと気づいた理由や、悪影響についてお伝えします。
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中性脂肪が初めて血液検査で高いと気づく理由
もし、自分が肥満体型であれば、中性脂肪が血液検査で高いとなっていても「やっぱり、そうだろうな」と予測できることが多く、驚くことは少ないですよね。
でも、やせ形、標準体型の人は、血液検査で中性脂肪が高いと「まさか、どうして中性脂肪が高いの?」は、きっと驚きます。
◯体型だけでは中性脂肪が高いかは分からない
中性脂肪の数値は、痩せ型、標準体型でも高いことがあります。
それは、中性脂肪が内臓脂肪という脂肪で、外からは分かりにくいこともある脂肪だからです。
皮下脂肪がついておらず、外見が肥満ではない人は、自分が肥満であるとは気が付かないので、初めて血液検査で気づくことになります。
ですから、やせ形、標準体型で中性脂肪が高い人は、気が付かないうちに病気が進行している可能性があります。
〇標準値だったら安心できる?
逆に、肥満でも中性脂肪が基準値以内の場合もありますが、標準値だから大丈夫、ではありません。
肥満は、中性脂肪も皮下脂肪も高いケースが多く、今、中性脂肪が低くても、そのうち中性脂肪も高くなる可能性が高いです。
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中性脂肪が高い原因
中性脂肪を高くする原因は主に、次のようなものです。
- 食べ過ぎ(炭水化物の摂りすぎ)
- アルコール
- たばこ
などです。
まず、使うエネルギー以上に食べてしまうと、余ったカロリーは中性脂肪としてたまっていきます。
特に、炭水化物をはじめとする糖類は中性脂肪になりやすい食品です。
スナック菓子も、炭水化物と脂質を合わせた、要注意の食品です。
アルコールは、中性脂肪を分解する酵素の働きを妨げるので、中性脂肪が高くなる原因になります。
たばこも、中性脂肪の原料になる血液中の遊離脂肪酸を増やしてしまいます。
痩せ型、標準体型で中性脂肪が高い人は、たばこの量が多いケースが多いです。
◯中性脂肪は色々な病気の原因になる
中性脂肪が高いことは、自分ではあまり気が付くことはありません。
でも、中性脂肪は色々な病気の根源のようなものです。
まず、血液中の脂肪が増えてしまうと、血管が傷つき、炎症を起こしてしまい動脈硬化を発症しやすくなります。
動脈硬化が起きるとさらに色々な病気になります。
例えば、
- 脂肪肝
- 糖尿病
- 脳梗塞
- 心筋梗塞
- 腎硬化症
- 腎不全・大動脈瘤(破裂)
- 閉塞性動脈硬化症
などです。
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中性脂肪が高い時にはどうするべき?
中性脂肪を正常値に戻すためには、まず、原因になるものをなくす必要があります。
それに加えて、エネルギーをたくさん消費するための運動が必要になります。
◯運動は長く続けられるものを
中性脂肪を速く下げようと、激しい運動をしてしまいがちですが、長続きしないことが多いですよね。
中性脂肪は、短期間で下げられません。
ウォーキングや階段の上り下り、など負荷が軽くても長く習慣化できる運動がおすすめです。
◯栄養指導を受けてみる
中性脂肪が高い場合、病院の診察を受けることが多いですが、それに加え、専門の栄養士との栄養相談を一度してみるものおすすめです。
体格や、生活スタイル、日々の献立など、色々な面からチェックしてくれます。
毎日、バランスよく食事をしているつもりでも、専門家が客観的に見ると、意外な盲点や、問題点が見えてくることもあります。
まとめ
自分では、大丈夫だと思っていても、血液検査で中性脂肪が高いとわかることあります。
中性脂肪の高さは自分では分からないので、気が付かないうちに病気が進行してしまうこともあります。
定期的に血液検査や、健康診断を受けて、自分の状態を把握しましょう。
栄養相談も役に立ちます。
私の家族が栄養相談を受けたところ、健康のために飲んでいたプロテインの成分を見落としたことが、原因だったことがあります。
受けてみると、取り健康な食生活を送るきっかけになりますよ。
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コメント
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[…] →血液検査で中性脂肪の値が過去最高の結果に!どんな症状が出るの? […]