アレルギーという言葉を聞くと、
- 食物アレルギー
- アレルギー性鼻炎
- アレルギー性皮膚炎
などが思い浮かびますが、塩素が原因になる塩素アレルギーというものもあります。
塩素で思い当たるものとしては、プールや水道水です。
プールの塩素濃度は水道水よりも高いので、プールの塩素が心配になるママも多いと思います。
今回は塩素アレルギーについて症状や対策について紹介していきます。
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気になる!塩素アレルギーの症状
塩素アレルギーとは、その名の通り塩素が原因で起こるアレルギーです。
○塩素アレルギーの症状
- 酷い鼻づまり
- くしゃみ
- 咳
- 皮膚の赤み
- 発疹
- 水膨れ
- ただれ
塩素は、私たちの身近なところでは水道水やプールに含まれています。
一般的には、水道水に含まれる塩素は微量なので、それほど心配する必要はありません。
◯プールは塩素濃度が高い
一方、プールは雑菌の繁殖を抑えるために塩素濃度が高く、アレルギーの引き金になることがあります。
プールに入った後に疑わしい症状が出た場合、その経緯を医師に伝えることが大切です。
悪化してくると、動悸やだるさ、食欲不振などの症状がでる場合もあります。
症状には個人差がみられますが、心配な場合は皮膚科や耳鼻科の診察を受けましょう。
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塩素アレルギーの対策や治療法
家庭でできる塩素アレルギーのチェック法としては、薄めた塩素を腕に垂らして、皮膚の変化を見る方法があります。
また、医療機関で血液検査をして判断する方法もあります。
アレルギー外来が設けられている場合は、そこを受診するのがベストです。
◯塩素アレルギーと診断されたら・・・
塩素アレルギーの診断を受けた場合は、診断書を交付してもらいプールに入らないようにしましょう。
他のアレルギーにも共通しますが、アレルギーの原因を避けることが必要になります。
◯治療法
治療法としては、皮膚についた塩素をできるだけ早くしっかり洗い流します。
皮膚の炎症に対しては、ステロイド剤を塗布します。
鼻詰まりが酷い場合は、点鼻薬を処方される場合が多いです。
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アトピー性皮膚炎と塩素の関係
アトピー性皮膚炎の人にとっては、水道水に含まれる塩素が危険な場合があります。
塩素によって、皮膚のタンパク質が破壊されてしまい、肌の状態を悪化させてしまうこともあります。
手洗いや入浴などの際に肌に触れる場合だけでなく、飲料水として体内に入り、内側から影響を与えることもあります。
◯日本の水道水は注意が必要かも?
日本の水道水は諸外国に比べ綺麗なことで有名ですが、日本の水道水の残留塩素は、アメリカの10倍という報告もあります。
水道水の残留塩素も、アトピー性皮膚炎の罹患率も世界でトップと言われ、塩素とアトピーには関係性があるとも言われています。
肌が弱い人は、手洗いするだけで手がガサガサしたり、髪が傷んでしまう人もいます。
水道水の塩素を除去するためには、浄水器やシャワーヘッドを利用してみるといいと思います。
プールから出たら皮膚に痒みが!でも水泳を続けたい!
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ある日、プールで軽く泳いで水から上がった後に、手足が痒くなりました。もしかしてアレルギーかなぁ?と思いつつも、しばらくすると痒みも治まりました。
念のため、皮膚科を受診したところ、塩素アレルギーの可能性があるが、まだ症状が軽いということで、薬で様子をみることにしました。
プールについては、少しずつプールに慣らすことでアレルギー症状を抑えるという方法もあるそうで、プール好きの私には有り難いことでした。
一方で、アレルギーによる重篤な症状の事例を聞き、甘く見てはいけないなとも思いました。
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まとめ
水道水やプールに含まれる塩素が原因の塩素アレルギーは、
- 酷い鼻詰まり
- 咳
- 発疹
- 水膨れ
などの症状を引き起こします。
プールに入ったあとにこのような症状が出る場合、塩素アレルギーの可能性があるので医師の診察を受けましょう。
そして、プールの水をしっかり洗い流し、処方された薬を塗布しましょう。
アトピー性皮膚炎の人は特に注意が必要です。
塩素が皮膚組織を破壊してしまい、症状を悪化させることがあります。
家庭でも浄水器などを利用して、水道水の塩素を除去する工夫をしましょう。
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