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黒目に白い点ができてしまった!自然治癒は可能なの?

健康 この記事は約 5 分で読めます。

人の体の中でも、目はとても大切な役割を果たしています。

目に異常が起こったら、不便を感じるとともにとても心配になりますよね。

充血や目ヤニといった症状は、子どもから大人まで誰もが経験したことのある症状かもしれませんが、黒目に白い点ができてしまうというのはどうでしょう。

あまり聞いたことがなく、重大な目の病気では?と不安になりますよね。

今回は、黒目に白い点ができてしまった場合、その原因や治療法、自然治癒は可能なのか、など詳しく紹介していきたいと思います。

黒目に白い点ができる原因は3つ!自然治癒は可能?

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黒目に白い点ができる原因は3つあります。心当たりのあるものがないか見ていきましょう。

○細菌性角膜感染症

コンタクトレンズなどが原因で、黒目の部分の角膜に細菌感染を起こした場合、白い点ができることがあります。

白い点の他にも、角膜の周りの充血や目ヤニ、痛みやまぶしく感じるなどの症状も見られます。

角膜感染症を引き起こしている細菌は、黄色ブドウ球菌緑膿菌などです。

白い点ができるのは症状が悪化している証拠なので、すぐに眼科を受診しましょう。

治療法は、細菌の種類にもよりますが、抗生剤を点眼します。

症状によっては点滴をすることもあります。

重症化すると失明の恐れもあるため、早めに眼科を受診しましょう。

○アベリーノ角膜変性症

黒目に白い点ができ、視界を遮ってしまう遺伝性の病気です。

角膜に傷がついてしまった時や紫外線の影響を受けた時などに症状が出ますが、視力回復のためのレーシック治療を受けた時に急激に症状が進行してしまう場合が多いです。

治療法は、白濁している部分を削るという方法です。

しかも3か月ほどで再発してしまいます。

根本的な治療法はまだ確立していません。

○角膜フリクテン

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黒目に少し白濁した灰色の水泡状の点ができる病気です。

黒目と白目の境目に斑点ができる場合が多く、充血を伴います。

涙が出たり、目の痛みがあったり、目の異物感、まぶしく感じるなどの症状がみられます。

目ヤニが出ることはありません。

結核菌アクネ菌ブドウ球菌クラミジア真菌などのアレルギー反応によって起こることが分かっています。

治療法は、抗生剤やステロイド剤の点眼や目の周辺に塗る軟膏が処方されます。

症状が軽い場合は、食生活の改善などにより自然治癒も期待できます。

細菌性角膜感染症について詳しく!

細菌性角膜感染症は、症状により角膜びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍と言われます。角膜潰瘍になると激しい痛みを伴います。

軽症な場合は、コンタクトレンズ障害という言い方をすることもあり、コンタクトの装着によって黒目に細かな傷が付きます。

コンタクトレンズを使用している5〜15%の人に見られる症状です。

1日〜2日ほどコンタクトレンズの装着を中止すれば、自然治癒が可能です。

しかし、症状をそのままに放置してしまい、黒目の部分がはがれてしまう角膜びらんになると、1週間から1ヶ月はコンタクトレンズの使用を中止し、抗生剤の点眼が必要になります。

角膜びらんに見られるような黒目の角膜上皮だけの炎症にとどまらず、実質に炎症を起こしている状態を角膜浸潤と言います。

さらに悪化すると角膜上皮が欠損し、より深い層にまで病巣が進み角膜潰瘍になります。

コンタクトレンズと上手に付き合いましょう

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コンタクトレンズ障害にならないようにするためには、自分に合ったレンズを処方してもらうこと、装着時間を守ることが大切です。

○目の形に合ったレンズを使用すること

まずは、眼科医のもとで、自分の視力と目の形に合ったレンズを処方してもらうことが基本です。

目のカーブ具合は人それぞれです。

目の形に合っていないレンズを使用すると、摩擦で角膜を傷つけてしまいます

○装着時間を守ること

レンズを装着していると酸素の供給量は減少します。

酸素が不足すると目の障害が起きやすくなります。

レンズの種類に関わらず、レンズの装着時間は一日最長12時間程度にとどめましょう。

また、就寝中は目を閉じているため酸素はほとんど供給されません。

就寝するまでに、レンズを外す時間を4〜5時間を設けることが理想的です。

一番怖いのは「これぐらいなら」という気持ち

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私は20年以上コンタクトを愛用しています。

今では、眼鏡との併用も増えましたが、年齢を重ねるにつれて自分の体や健康について気を遣う年代になり、目もそのひとつです。

レンズの着用を最長でも一日12時間以内にしましょうと今まで何度も先生に言われてきました。

当たり前のように聞いていましたが、実際はどうかと言われれば、その時間をしっかりと守っているわけではありません・・・

「数時間ぐらいオーバーしても、すぐに失明するわけじゃないし、これぐらいなら」と心の中で思っている自分がいます。

ある日、いつもの眼科の先生に「これぐらいなら大丈夫だろう」という気持ちが一番怖いので気を付けてくださいね、と言われドキッとしました。

油断した気持ちを見抜かれた気がしましたが、それよりも、自分の体のことを軽く見ている自分自身に気付き、反省しました。

まとめ

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黒目に白い点ができる原因は、大きく分けて3つあります。

コンタクトレンズの装着などにより角膜に傷がつき、それが悪化した場合や、遺伝やレーシック手術による症状、アレルギーの一種であることなど、原因は様々です。

原因や症状によって、軽症な場合は自然治癒が可能な場合もありますが、最悪の場合は失明する恐れもあります。

目の異常に気付いた場合は早めに眼科を受診することをおすすめします。

コンタクトレンズを使用している人は、使用時間やケアの仕方など、眼科医の指示を守ることが、自分の目を病気から守ることにつながります。

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