味の濃いものを食べ過ぎてしまい、塩分を取り過ぎた!と感じることがありますよね。
多すぎる塩分はもちろん体には良くありません。
取り過ぎたら早めに対処すべきです。
ですが、
- どんな対処が正しいのか
- のどが渇くからといってどんどん水を飲んでもいいのか
など、意外と知られていないのも事実。
そこで、今回は塩分を取り過ぎたらどんな対処をすればよいかについて、お伝えします。
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塩分を取り過ぎたらカリウムと水で対処
塩分を取りすぎたら、
- のどがかわく
- むくんで体重が増える
- 食欲が増す
- 血圧が高くなる
などの症状がでます。
これらの症状は体の異常反応のサインです。
次のような方法で対処をしましょう。
◯カリウムと水を取る
塩分を取り過ぎたら、カリウムを多く含んだ食品を水と一緒に取ります。
カリウムは塩分の主な成分であるナトリウムを尿と一緒に排出する働きを持っています。
1日に必要なカリウムの量は3500ミリグラムとされており、次のような食品に多く含まれます。
カリウムを多く含む食べ物
- 干し柿(1個)…580ミリグラム
- アボカド(1個)…1000ミリグラム
- ひじき(100g)…4400ミリグラム
- バナナ(1本)…390ミリグラム
- 枝豆(100グラム)…3500ミリグラム
- ジャガイモ(1個)…230ミリグラム
- サツマイモ(1個)…450ミリグラム
- ブロッコリー(100グラム)…2500ミリグラム
- キウイ(1個)…320ミリグラム
- メロン(100グラム)…3400ミリグラム
- ゴーヤー茶(100グラム)…2500ミリグラム
- 切干大根(100グラム)…3200ミリグラム
また、塩分を排出するためには水が必要ですが、過剰摂取はよくありません。
のどの渇きは、高い塩分濃度に体が異常反応をして、体液の濃度を薄めようとしているサインです。
必要以上に水を飲んでいるとむくみが起こったり、さらに食欲が増したりする傾向があります。
我慢をする必要はありませんが、1リットルの水を一気に飲むような飲み方はおすすめできません。
適度な量を飲むようにしてくださいね。
◯しばらく塩分を控える
取り過ぎた塩分が体から出るまでは、1〜3日程度かかります。
塩分をとりすぎた時は、体のだるさを感じるケースが多いです。
「ちょっと塩分をとりすぎたな」と感じる時は、少なくとも翌日ぐらいは塩分を控えるようにします。
身体に、さらに以上負担がかからないような心がけが必要です。
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塩分を取りすぎたらこんなことにも注意!
塩分を取り過ぎたら、カリウムと水分で対処をしますが、注意してほしいことがあります。
それは、水や麦茶などの水分以外を取ることです。
ジュース、スポーツ飲料などは、同じ液体、水分でも塩分や糖分などが含まれています。
塩分を排出したいのに、このようなものを飲んでしまうと、なかなか塩分が排出されません。
さらに、コーヒー、紅茶、緑茶などのカフェインが多い飲み物も避けるようにします。
塩分や糖分は含まれていなくても、カフェインはカリウムを壊してしまうからです。
コーヒーやお茶は、1日2〜3杯程度にしておくのがおすすめです。
日ごろから塩分の摂りすぎに注意を
塩分の摂り過ぎは、体によくないことは広く知られていますよね。
取り過ぎると、
- 高血圧
- 動脈硬化
- 脳卒中
- 腎不全
- 肥満
- 生活習慣病
などの病気のリスクが高くなります。
外食や総菜、お弁当などは、味が濃く、意外と高い塩分になっています。
つい食べ過ぎたり、気が付かないうちに塩分をとりすぎてしまったりすることも多いものです。
- 麺類、カップラーメンの汁は飲まない
- 醤油、ドレッシングのかけすぎはしない
- 漬物を食べ過ぎない
- インスタント、加工食品は控える
などに気を付けて、日ごろから塩分の取りすぎに気を付けるようにしてくださいね。
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まとめ
塩分を取りすぎたら、カリウムの多い食品と水分で対処し、ナトリウムを早めに排出することがポイントです。
味の濃い食べ物は美味しく感じ、つい食べ過ぎてしまいますが、それが習慣になるのは危険です。
対処法を知っているから安心ではなく、日ごろから塩分量には気を配り、健康を維持しましょうね。
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