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インフルエンザは自然治癒で治せる?病院に行く意味は?

健康 この記事は約 4 分で読めます。

インフルエンザは自然治癒で治せるかどうか知っていますか?

「風邪かな?」と思って「病院に行かなきゃ」と思うけど、身体がだるくて病院に行くのも億劫だ、という時がありますよね。

でも、そもそもインフルエンザはお医者さんに診てもらわないと治らない病気なんでしょうか?

自然治癒が可能かどうか、インフルエンザ治療のメカニズムを知っておきましょう。

病院ではどういう治療をしているの?

病院で「インフルエンザ陽性」という診断を受けると、ほぼ100%薬を処方されます。

タミフル」や「リレンザ」という名前の薬が有名ですね。

でも、この「タミフル」や「リレンザ」という、インフルエンザの薬は、最近10年程の間に出来たものです。

タミフルは2001年、リレンザは2000年に承認された薬です。

 

ちなみに、インフルエンザにはいろいろなタイプがあります。

薬を飲んでも、新型のインフルエンザには、効果が薄い場合もあります。

 

厚生労働省の指針では、新型のインフルエンザ(H1N1型)に対しては、下記のように発表していました。

必ず受診しなければならないわけではありません。症状が比較的軽く、自宅にある常備薬などで療養できる方は、診療所や病院に行く必要はありません。ただし、前の項で紹介した持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。
 また、もともと健康な方でも、次のような症状を認めるときは、すぐに医療機関を受診してください。

参照:厚生労働省ホームページ

インフルエンザの薬が出来る前は自然治癒しかなかった!

実は、インフルエンザの薬が出来る前は、自然治癒しか方法がありませんでした。

人間の身体には、自然治癒力があります。

身体に未知の細菌やウィルスが侵入してきた場合、身体の中で、それらと闘う為の「抗体」が作られます。

その抗体がインフルエンザウィルスをやっつけてくれるのです。

 

薬の働きには、インフルエンザを減少させる効果はなく増殖を抑えることしかできません。

つまり、インフルエンザを治してくれるのは、「薬」ではなく「抗体」。

つまり、人間が本来持っている「自然治癒力」なのです。

では、インフルエンザで病院に行く意味は?

「タミフル」や「リレンザ」がインフルエンザを根本的に治療する薬ではないのなら、何の為に病院に行くのでしょうか?

実は、インフルエンザウィルスは、感染してからも身体の中で増殖し続けます。

そこで早期に薬を飲むことで、症状を最小限に抑えることが可能になります。

 

薬を飲まずにウィルスが増殖してしまうと、家族にも感染する可能性だって高くなってしまいます。

それに、高熱や関節の痛みなども、やはり辛いものです。

この、「ウィルスの増殖を防ぐ」という目的で考えると、「タミフル」や「リレンザ」は、効果的です。

むしろ、ウィルスが増え切ってしまわないうちに、1日も早く服用した方が良いでしょう。

まとめ

結論としては、インフルエンザは病院に行かなくても治せます。

現に「タミフル」や「リレンザ」が出来る前は、自然治癒力のみで治してきたのですから。

でも薬を処方すると症状を軽く抑えることができます。

増殖しきる前のタイミングであれば、薬は大変効果的であると覚えておきましょう。

家族にうつす可能性も下げることができます。

ただ、いったん増殖しきってしまった後に飲んでも、効果がなくなってしまいます。

やはり早めに病院で診てもらうのがオススメです。

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