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亜鉛サプリの気になる5つの効果!副作用も確認しよう!

健康 この記事は約 6 分で読めます。

最近、必須ミネラルとして注目されている亜鉛ですが、誰にどんな効果があるのか正確に分からないという人も、実は多いと思います。

また、亜鉛サプリの場合は、副作用がないのかなども気になりますよね。

インターネットで検索すると男性の精力促進、精子を作ることに効果があるというサイトがたくさん見つかりますが、亜鉛の力はそれだけじゃないんですよ。

実は、亜鉛は幅広い世代の健康に効果があるとされています。家族みんなで摂ればそれぞれに合った効果が期待できます。

でも、食事の場合は亜鉛の過剰摂取による副作用はまずあり得ないですが、手軽にとれるサプリメントには注意が必要です。

まずは、亜鉛サプリの効果と副作用から見ていきましょう。

亜鉛の効果は幅広い

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亜鉛は、健康維持にとても幅広い効果を発揮するミネラルです。

子供の成長を助けてくれたり、脳の健康維持にも効果があります。

また、ホルモンバランスを整えてくれるため、生理前のイライラにも効果があると言われていますね。

様々な効能を持つ亜鉛ですから、亜鉛サプリで手軽に摂取しようと思う方も多くいますが、使用量を守ることが大切です。

亜鉛サプリを飲むならには副作用に注意

亜鉛サプリを取る場合に注意が必要なのは、過剰摂取です。

過剰摂取した場合の副作用については、下記のような症状があります。

・頭痛、発熱
・おう吐
・倦怠感
・腎臓の障害
・神経障害

亜鉛は毒性の低いミネラルなので、すぐに副作用が出るということはあまりないようです。

ただ継続的に過剰摂取すると鉄と銅の吸収を妨げてしまうため、副作用として頭痛や発熱嘔吐、貧血、腎臓障害、免疫低下などの症状が現れます。

また1日に20,000mg以上摂取すると急性亜鉛中毒としてめまい、吐き気嘔吐、胃痛、発熱などの症状が出ることがあります。

とはいっても、20,000mgも亜鉛を摂るなんてことは、現実的にほぼ不可能ですね。

標準的なサイズの牡蠣のむき身の重さが20gですから、亜鉛20,000mgということは、牡蠣を7,575個も食べないと過剰摂取にはなりません。

亜鉛サプリを飲む場合は、決められた量を飲めばまったく心配する必要はありませんね。

家族みんなに役立つ、亜鉛の5つの効果!

亜鉛は、人間が体の中で作ることができません。でも、体の機能を支えるとても大切なミネラルです。

摂取目安は1日当たり成人男性12mg成人女性9mgとされています。

ミネラルと言えばカルシウムなどが有名ですが、亜鉛はミネラルの中でも特に効果が幅広いことで有名なんです。

今回は、家族に役立ちそうな効果をピックアップして、5つご紹介しますね。

1)子供の成長をサポート

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亜鉛には、新陳代謝を高める作用とカルシウムの吸収を助ける作用があります。

要するに、成長期の子供が行っている細胞分裂、つまり成長をサポートしてくれるのです。

また、成長期の骨を成長させるカルシウムの吸収には亜鉛が必要なんですよ。

一生懸命に身長を伸ばそうと牛乳を飲んでいる子には、亜鉛も必要ということですね。

同じ理由から、赤ちゃんを育てている妊娠中や授乳中のママも亜鉛を通常よりも多く摂取することが勧められています。

2)脳の健康にも効果的

亜鉛には、脳内の伝達物質を調整する役割、そして、記憶を司る海馬を機能させる役割があると言われています。

特に記憶力の向上が期待できるので、子供の勉強を応援するママとしては気にかけてあげたいですね。

また、お年寄りの痴呆予防にも効果があると考えられます。

3)イライラを解消

イライラする原因の一つに、カルシウム不足がありますが、その際に亜鉛を摂取することがよいとされています。

亜鉛がでカルシウムの吸収をサポートする働きがあるためです。

また、亜鉛自体も沈静効果があるので、思春期のイライラ解消にも効果が期待できます。

4)生理不順を解消

亜鉛は、ホルモンバランスを整えるのに効果を発揮します。

男性は勿論ですが、女性ホルモンも整えてくれることで、生理前のイライラや生理不順、生理痛の緩和などにも効果があるとされています。

特に若い女性は、ホルモンバランスが乱れがちなので生理不順や生理痛に悩む人が多いです。

10代の娘さんなどが悩んでいたら、亜鉛サプリを取り入れることで改善するかもしれませんね。

5)さらに美肌効果も

また亜鉛は、爪や髪を作るたんぱく質の合成や、美肌の味方コラーゲンの生成にも必要なミネラルです。

娘さんと一緒に摂れば親子で美肌・美髪効果を実感できるかもしれません。

亜鉛が多く含まれる食べ物は?

サプリメントは手軽ですが、できれば食事だけで補いたいところですよね。

亜鉛は以下の食品に多く含まれています。料理の参考にしてください。

・肉類(特に赤身やレバー)

・魚介類(特に貝や赤身の魚)

・豆

・納豆

・ごま

・卵類

・クロレラ

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中でも豊富なのは牡蠣です。100gあたり13.2mgと豊富ですから、旬の時期には食べておきたいですね。

牛肉の赤身部分、納豆や卵の黄身といった食品は、亜鉛を多く含む上に、亜鉛の吸収を高めてくれるタンパク質も多く含んでいます。

◯亜鉛を意識して摂取すべき理由

亜鉛を意識して摂るようにしたい大きな理由に、日本人の食生活は、亜鉛が不足しがちということがあります。

日本人の場合は主食となる米(100gあたり0.6mg)や食パン(100gあたり0.8mg)から、日常的に摂取している方が多いです。

日本人の食事摂取基準(2010年)

1日あたりの成人が摂るべき量とされているのは、男性12mg、女性で9mgとなっています。

そして、妊婦は+2mg、授乳婦は+3mgを多めに摂る必要があるとされています。

厚生労働省の栄養調査(2008年)

1日平均摂取量を厚生労働省が調べたところ、成人男性が8.9mg、女性が7.3mgということが明らかになりました。

推奨されている摂取量と比べると、3分の1も不足していることが分かります。

もちろん成人だけでなく、子供にとっても不足しています。

ですから、毎日の食事の中で、できるだけ牡蠣、赤身の肉、卵、豆類などを食べることが大切なのですね。

そして、ちょっと不足している分を亜鉛サプリで補うというのも有効です。

亜鉛はタンパク質やビタミンと一緒に摂ると、吸収率も高まります。

まとめ

亜鉛の効果を知ると、毎食きちんと用意してあげたいと思いますが、食事だけではなかなか目安量に届かない家庭が多いそうです。

多くの主婦は、日々、忙しいですし、家族の料理の好みだってありますものね。

そんな時は、用法用量を守って亜鉛サプリを食事の補助として利用することも考えましょう。

特に、紹介したような効果が家族に必要だと感じるのであれば、1度、亜鉛サプリを試しに取り入れるのも、家族の健康に役立ちそうですね。

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