歯も生え揃い、食べ物の幅も広がってくる幼児期。
おやつでも甘味のある食べ物が増えてきて、次に心配になるのは虫歯ですよね。
正しい歯ミガキはもちろんですが、虫歯予防になり、歯を強くしてくれる食べ物があることを知っていますか。
子供の歯の健康を守ることができるのは、パパとママしかいません。
虫歯予防になる食べ物を食事やおやつに上手に取り入れ、幼児期から虫歯になりにくい強い歯をめざしていきましょう。
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虫歯予防になる食べ物とは!
○食物繊維
虫歯予防に大活躍なのが食物繊維。
歯や顎をよく動かすことで唾液も出やすくなり、食べカスが歯につきにくくなります。
歯の表面を食物繊維が清潔に保ってくれるだけでなく、歯肉マッサージ効果もあるので血行が良くなります。
サラダなどで生野菜をよく噛んで食べましょう。
食事の最後に食べるのがおすすめです。
食物繊維を多く含む食べ物は、豆類、ナッツ類、ひじきなどの海藻、押し麦やライ麦、干し柿などです。
○フッ素
フッ素もよく聞きますね。
フッ素は再石灰化を助け、虫歯で傷ついた歯を修復する作用があります。
フッ素が多く含まれている食べ物は、煮干、緑茶、しばエビなどです。
○カルシウム
上部な歯をつくるのに欠かせないのがカルシウムです。
カルシウムが不足すると歯が弱り、虫歯ができやすくなってしまいます。
カルシウムを多く含む食べ物は干しエビ、チーズ、いわし、牛乳、ヨーグルト、小松菜、大根の葉、ひじきなどです。
特に成長期のお子さんや妊婦さんはカルシウムが不足しやすくなるので充分な摂取が必要です。
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歯磨きが基本
いくら虫歯予防になる食材を食べたからといっても、歯みがきがきちんとできていなければ結局、虫歯になりかねません。
◯手を固定する
小さな子供には仕上げ磨きが大切ですが、手を固定することがコツです。
固定して磨くと、力が入りすぎたり動かしすぎたりすることもなくなりますし、細かい部分を正確に磨けるようになります。
子供が嫌がらない程度の固定をすると、ママも子供も仕上げの歯磨きがぐっとラクになりますよ。
◯歯ブラシの選び方
歯ブラシは握りやすく、柔らか目のタイプで毛が密集しているものを選びましょう。
毛先がギザギザにカットされているよりも、フラットなものの方がおすすめです。
また、ママは歯ブラシを鉛筆握りにしてから仕上げ磨きを始めましょう。
◯力加減を確認する
力加減は、100~150gが目安です。
歯ブラシの毛先が広がらない程度の力ですね。音が鳴らないのが基準です。
力が強すぎると歯ぐきを傷つけてしまい、同時に子どもが歯磨き嫌いになってしまいます。
キッチンスケールを利用して、歯ブラシにかかっている力の加減を測ってみるとよいでしょう。
歯茎を傷つけない力の感覚を覚えて、やさしく磨いてあげてください。
◯痛がらせないコツ
ポイントは、まずむし歯になりやすい上の前歯や上下の奥歯に的を絞っていくことです。
奥歯から磨いていき、上の前歯は痛みを感じやすいので最後に回しましょう。
また、上唇の裏側にある上唇小帯(唇と歯茎をつないでいる筋)を磨く時は、歯ブラシで傷つけがちです。
人差し指で上唇を押さえてガードし、人差し指に歯ブラシを沿わせるように磨くと痛がりません。
◯効率のよい汚れの落とし方
歯の表面の汚れを効率よく落とすには、歯ブラシを歯の面に直角にあて、こまかく振動させます。
◯奥歯の磨き方
奥歯と奥歯のかみ合わさる面の溝は汚れが溜まりやすいもの。
溝にそって手前にかき出すようにして汚れを取り除きます 。
上の奥歯の外側を磨く時のコツは、口を少し小さく開けることです。
「口の力抜いてねー」と声掛けをしながら頬がゆるんでくれるのを待ち、磨いていきましょう。
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虫歯になりにくい丈夫な歯にするために!
さらに歯磨きの効果を高めていくためのポイントを紹介していきます。
同じ歯磨きでも、ちょっとの工夫で随分と虫歯予防ができるんですよ。
◯家庭で毎日フッ素入り歯磨き粉やジェルを使う
だ液の効果をさらに強化してくれるのがフッ素です。
フッ素は歯の1番外側であるエナメル質を強くしてくれます。
そのため、毎日、家庭でフッ素入り歯磨き粉や歯磨き後にフッ素ジェルを使うことがとても大切です。
フッ素入りの歯磨き粉は、市販のものでも充分です。毎日家庭で歯がフッ素を摂り込む機会を増やせば、効果を高めることができです。
その上で2~3ヶ月に1度、歯医者さんでフッ素塗布を受けると更に効果がUPしますよ。
○フッ素のおすすめ商品
歯医者さんで購入できるフッ素ジェル「ピドケア」「ホームジェル」などは500から~800円ほどで購入でき、毎日のケアにはおすすめです。
いろんなフレーバーがあるので我が家の子供たちもお気に入りです。
また、市販品でも「レノビーゴ」「チェックアップ」などもおすすめです!
○さらにフッ素ではできない虫歯予防も
実は、フッ素は虫歯予防の効果はあるのですが、フッ素を塗るだけでは完全に虫歯を防げないことが明らかになってきています。
最新の研究発表によると、虫歯にならない子供だけが持っている「MLIS M18」という虫歯菌除去成分が非常に有効だそうです。
虫歯になりづらい口内環境を調えることができると、研究者の間で話題になっています。
◯キシリトールガムやタブレットを食べる
フッ素に続いて必要なのがキシリトールです。
キシリトールはミュータンス菌(むし歯菌)を減らす効果を発揮します。
1歳半~3歳くらいのお子さんには1回0.5g、1日2~3回が目安です。
食後に、ガムかタブレットで摂取します。
おなかがゆるくなることがあるので、はじめてタブレットをあげるときはキッチンバサミなどで小さくくだいて、少量ずつ与えましょう。
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まとめ
虫歯予防になる食べ物を食べる習慣を身につけるだけで、口内環境は随分改善されてきます。
それに、栄養面でもバランスが取れる食べ物が多いので、家族みんなの健康維持にも役立ちますね。
歯磨きは基本ですが、どうしてもの時は、食後やおやつの後にジュースではなく、白湯やお茶を飲むだけでも効果的です。
ちょっとした知識があるだけで、効果的な虫歯予防ができますので、虫歯になりにくい食生活や歯磨き習慣を身につけていきましょう。
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