黒い虫歯が鏡に映っているのに、なぜか痛くない・・・。そんなことってありませんか?
痛みが出たり引いたりを繰り返している状態だと、虫歯と認めるのが遅れてしまいがちです。
黒い穴が見えていたとしても、「痛みもないし大丈夫だろう」と、安易に考えてしまうんですね。
まだ初期の状態であれば、歯医者に行かずに治るケースもありますので、まずは今回紹介する方法を試してみてください。
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黒い虫歯があるのに痛くないのはなぜ?
初期の虫歯は、エナメル質が溶けて浅い穴が開いている状態です。
このような時は、痛んだり、しみたりするなどの自覚症状がないのに、虫歯の部分が黒く変色していることがあります。
歯の表面が白濁または、溝の表面が黒くなった程度で、まだ歯に穴が空いていない程度なので痛くないのです。
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自然治癒するための7つの習慣とは?
まだ初期の軽い症状であれば、歯医者に行かずに治る場合もあります。
健康な歯に戻す為には、虫歯菌を口腔内で繁殖させないようにすること、そして、歯の再石灰化を促すことが大切です。
1)甘い食べ物や飲み物に気をつける
まず、寝ている時には唾液の分泌量が減るので、寝る前に口に食べ物を入れるのは控えましょう。
また、日中もだらだらと食べ続けてしまうと、歯が再石灰化できず、虫歯が進行してしまうことになります。
食べ物だけでなく、ジュースや砂糖入りのコーヒーや紅茶を口に入れてもNGです。
食間の口内環境を意識して、再石灰化する時間を確保することが大切です。
2)正しい歯磨きを行う
夜寝る前、朝の起床時の歯磨きをしっかりと行いましょう。
寝ている間に雑菌が口の中に繁殖しますので、清潔に保つ必要があります。
食べかすだけでなく、歯垢までしっかりと落とすことが、虫歯予防、歯周病予防の決め手になります。
ちなみに、時間をかけてしっかりと汚れを落としたつもりでも、奥歯などに残っていることもあります。
ひとりひとり歯の磨き方のくせがあるため、歯医者でブラッシング指導を受けることをオススメします。
3)フロスを使う
歯ブラシによるブラッシングだけでは、7割ほどしか歯垢が除去できていないという調査結果があります。
特に奥歯の間は、なかなか歯垢を落としきれていないものです。
歯の間の歯垢を落とすのに有効なのは、デンタルフロスです。
ただ、加齢により歯肉が下がってくるので、30代前半まではフロス、それ以降は歯間ブラシを使うなど、自分自身に合ったデンタルケアグッズを選んでください。
4)重曹でうがい
重曹はアルカリ性なので、酸性の虫歯菌を中和してくれます。そのため、歯が効率よく再石灰化することができるようになります。
うがいの方法は簡単です。
歯磨きの後に、重曹を水で薄めたものでうがいをするだけでOKですよ。
週に一度は、重曹で歯ミガキをするも有効です。
5)唾液が虫歯を治す
唾液は口内環境を整える一番の武器であり、唾液の量と質は虫歯のリスクと大きく関連しています。
食べ物をよく噛み、すっぱいものを食べたり、シュガーレスのガムを噛むなど、唾液の分泌を促すことができます。
6)砂糖の入っていない水やお茶を飲む
いくら間食をしないように我慢しても、糖分が入った飲み物を飲んでしまったらせっかくの再石灰化がストップし、脱灰化が始まります。
そのため、砂糖の入っていない水やお茶を飲むように、気をつけましょう。
また、甘いものを食べるときに一緒に飲むと、食べカスが残りにくくなりますね。
7)食べた後はうがいをする
食事の後に食べ物のカスを口の中に残さないことが、再石灰化を促してくれます。
歯磨きをするのが一番いいのですが、もし時間がなくてもうがいを忘れずに行いましょう。
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黒い穴を放置するとどうなる?
黒い色だけでなく、黒い穴が見えたと思ったら、痛みを感じなくても早めに歯医者に行くことをおすすめします。
自然治癒すればラッキーですが、放置して虫歯が悪化した時に、困るのは自分ですからね。
あくまでも自然治癒する可能性があるのは、ごく初期の虫歯のみと覚えておきましょう。
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まとめ
黒い色が見えたとしても、痛くない状態の虫歯は、口内環境を整えることで自然治癒できる可能性が残されています。
キーワードは「再石灰化」と「口の中を清潔に保つこと」です。
この再石灰化を促すちょっとした習慣は、虫歯になるのを事前に予防するためにも効果的です。
普段から、家族みんなでデンタルケア習慣を意識して、健康な白い歯が並ぶように気をつけて行きたいですね。
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