1. TOP
  2. 生活
  3. 卵の形が楕円形なのはなぜ?3つの理由とは・・・

卵の形が楕円形なのはなぜ?3つの理由とは・・・

生活 この記事は約 3 分で読めます。

「卵の形は?」と言われたら、楕円形をイメージしますよね?

でも、よく考えたら、魚の卵が球体なのは、不思議に思いませんか?

どうして鳥類などの卵は楕円形なのか、言われてみれば疑問ですよね。

実は、鳥類が生き延びるために工夫した結果、楕円形の卵に進化していったと考えられています。

今回は、卵の形が楕円形である理由についてお伝えしますので、ぜひ子供にも教えてあげてくださいね。

鳥の卵が楕円形になった3つの理由

tamago1607_1

卵が楕円形になったのは、卵を産み、育てる環境が関係しています。

生物の世界で共通して言えることは、卵や子供は弱いので、守られなければ生きていけないということです。

鳥類は飛ぶことができる能力を利用して、外敵から卵やひなを守るために、高い木の上や、崖の上などに巣を作り、卵を産み育てていきます。

1)転がりにくくするため

高いところで育てていくことで、外敵から守ることはできますが、今度は、巣から卵が落ちてしまう危険性が出てきます。

ボールのような球体であれば、コロコロ転がってすぐに落ちてしまいますが、楕円形であれば、転がりにくく、もし転がっても、元の場所に戻りやすくなり、落ちにくくなるのです。

2)ひなが殻を割りやすいから

卵の丸くなった部分には、気室という、成長していくと大きくなる、空気が入った空間があります。

この部分は、尖った側より、殻が薄く割りやすいため、ひなは、これを目安にして、殻を割って出てきます。

3)卵を効率よく温めるため

鳥は高い場所、限られたスペースで卵を産み、温め、育てていきます。

育てる卵は1個ではなく、数個のこともあり、効率よくスペースを利用する必要があります。

卵が球体だと、中央部に無駄な隙間ができてしまいます。

片側だけが細くなっていれば、それを中心にして、花びらのように丸く並べて温めれば、隙間なく温めることができます。

転がりながら卵ができるために楕円形になる

生き残るための知恵として、楕円形の卵に進化してきたことが分かりましたね。

では、次に、鳥類の卵がどのような経緯を経て、楕円形に形作られていくのか見ていきましょう。

◯最初にできるのは卵黄と卵白

まず、成長の最初は、卵巣で卵黄(黄味の部分)ができます。

卵黄が卵管を通る時、周りを卵白(白身)で包まれ、その後、周りに卵殻膜が作られます。

この時は、まだ丸い球体をしています。

◯周りに殻ができあがる

最後に、卵殻膜にカルシウムが付いて、殻となり卵になります。

卵黄から卵になるまでに、約24時間、ほぼ1日かかりますが、この間、卵は卵管の中を転がりながら移動し、大きくなっていきます。

卵管を転がっていく間に、卵管を通りやすいように細くなり、自然に重心が偏った楕円形に形が整っていくのです。

まとめ

tamago1607_4

何気なく見ていた卵の形ですが、楕円形は進化の過程で生まれた、生き残るための知恵なのですね。

小さな卵の中に、進化の過程があったのだと思うと、何だか感心してしまいます。

家の近くで、よく燕の巣を見かけることがあるのですが、今度見かけたときには、また違った気持ちで応援したいなと思います。

関連記事

  • 【時候の挨拶】10月上旬の言葉は?衣替えや運動会の季節ですね!

  • 保険証を紛失した時の3ポイント!悪用防止にできること!

  • お食い初めの食器の選び方!100均やレンタルも使えるの?

  • 地鎮祭にかかるお金の相場とは!そもそも必要なの?

  • 学資保険が必要か迷う3つの理由!子供の教育費をどうすべき?

  • 時候の挨拶で3月上旬に使える例文!季節を感じる言葉とは?