「卵は1か月くらいもつから賞味期限過ぎても食べちゃうよ〜」
ある時私はママ友から、こんな衝撃的な言葉を聞いたのです。
賞味期限=消費期限ではない、とはいえ、卵は腐ったら食中毒がハンパない、と思いますよね?
私は「卵のパックに書かれている賞味期限は、せいぜい2日過ぎくらいまでが限度かな〜」なんて思っていました。
でも捨てるのは勿体ないので、賞味期限が過ぎても食べていいなら食べたい!
ということで、今回は卵の消費期限について、お伝えしていきます。
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卵の消費期限は1か月ってホント!?
卵は食中毒が危ないというイメージがありますよね。
私もそう思っていました。
本当に卵は1か月たっても食べていいのか、食中毒の危険はないのか、紹介していきますね。
○「賞味期限」と「消費期限」の違いは?
実は先ほどから「賞味期限」と「消費期限」という言葉を使っています。
- 賞味期限・・・生で食べても安全な期限
- 消費期限・・・加熱すれば食べられる期限
これが卵が1か月たっても食べられるかどうかのちょっとしたポイントなんです。
卵のパックに記載されているのは「賞味期限」です。
スーパーなどに流通している卵の賞味期限は年間を通してだいたい2週間程度を表示してあることが多いです。
○卵の賞味期限は?
卵の殻にいるサルモネラ菌の繁殖状況から、生食でも安全な「賞味期限」が決められているんです。
卵の賞味期限の目安は
- 夏(7月〜9月):採卵後16日以内
- 春秋(4月〜6月、10月〜11月):採卵後25日以内
- 冬(12月〜3月):採卵後57日
という研究結果を元に生産者が決めているものです。
冬は2か月近く安全という研究結果にも驚きですが、パックに記載されている賞味期限よりは少し長く生食でも大丈夫ということです。
まぁ、でも賞味期限切れのものを生で食べて食中毒になっても嫌ですから、期限がきれたら加熱すると覚えておきましょう。
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○卵の消費期限はか?
消費期限は保存環境に左右されるので、どこを探しても「消費期限は○○」なんて書いてありません。
たた、卵の生産者のサイトなどを見て回ると「きちんと保存をしていれば1か月は問題ない」としてあるところが多いです。
卵は殻が中身を守ってくれるので、殻にひびが入っていなければ長期保存が可能な食材です。
冬などで保存状態が良ければ、半年たっても腐っていないなんて話もあるようです。
「流石に半年物はちょっと・・・」という感じですが、要は卵を割ってみて腐ってなければ、食べられます。
ただし、
- 黄身が崩れている
- 変色している
- 異臭がする
など目と鼻で確認して怪しかったら止めるのが賢明ですよ。
卵の消費期限を安全に伸ばすには?
安全に長い期間保存するには冷蔵庫(10度以下)の環境がやっぱりお勧めです。
いくつか、保存期間を長くするための注意点があるので確認しておきましょう。
- 殻にひびがないことを確認する
- とがった方を下にして保存
- 冷蔵庫もしくは冷暗所で保存中の気温変化を少なくする
- 濡らさない
卵の保存は殻が命です。
殻にひびが入っていると、殻に付着している(可能性がある)サルモネラ菌が卵の中に入り込んでしまいます。
そして卵の保存はとがった方を下にしましょう。
パックに入っている時と同じ向きです。
卵は丸い方にものすごく小さな呼吸するための穴が沢山あるので、その方が長持ちします。
また、保存温度が変わると卵の中身に負担がかかって腐敗しやすくなります。
さらに、温度変化によって結露を起こして卵に水滴がついてしまうのも避けたい事態です。
卵の殻にある無数の穴から水滴が入り込んでしまうと傷みが早くなるので、卵を濡らさないように気をつけましょう。
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卵で気をつけたいサルモネラ菌の食中毒とは?
さて、卵は適切に保存すれば1か月程度は食べられるというのは事実でしたが、卵の食中毒はヤバいというのも事実です。
生卵を食べたことによるサルモネラ中毒では死者も報告されていますし、症状自体も激しいものです。
通常半日から2日程度の潜伏期間の後、
- 激しい腹痛
- 下痢
- 嘔吐
の症状が表れます。
さらに、38度から40度の高熱といった症状が3日〜4日続くという、食中毒の中でも危険度が高い菌です。
サルモネラの中毒は、菌が100万個以上ないと発症されないと言われています。
しかし、条件が整うとあっという間に増殖してしまいます。
子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い人は、100万個に満たない菌でも食中毒を起こしてしまうこともあるようです。
保存状態に自信がない場合は、生食を避けて、きちんと加熱して、家族を守りたいですね。
まとめ
卵はきちんと保存すること前提ですが、パックに記載された賞味期限より、ずいぶんと長く食べられるんですね。
季節変動はありますが、冷蔵庫保存なら製造日(採卵日)から最長1か月程度を目安にして使い切りましょう。
ただし、サルモネラ菌の食中毒には注意が必要です。
ちょっとでも怪しいと感じたら、無理に食べる必要はありません。
賞味期限が過ぎたら加熱をして、食中毒の危険を避けるのをお忘れなく!
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