ある日、本棚の奥に見つけてしまった、紙魚(シミ)。
紙類や衣類をエサとして、家の隙間に潜む害虫です。
人体には直接害はないものの、放置すればどんどん繁殖し、家に住みついてしまいます。
「これは、一刻も早く撃退したい!」
そこで今回は、
- 発生した紙魚を駆除する方法
- 予防法
についてまとめてみました。
家の中で紙魚と出会ってしまった方・・・ぜひ参考にしてください!
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紙魚を駆除する方法
紙魚を駆除するのは難しいことではありません。
気を付けなければいけないのは、そのまま放置しておく、ということです。
見つけたらその場で駆除するようにしましょうね。
◯発見したら、ただちに駆除
もし家の中で紙魚を発見したら、ハエタタキや新聞紙、ティッシュ、掃除機などを駆使して、確実に退治しましょう。
◯隠れた紙魚は煙霧性殺虫剤で駆除
紙魚を1匹でも発見したら、家の中には他にも複数隠れていることが考えられます。
でも、紙魚は夜行性で動きも素早いので、家中の紙魚をすべて見つけて駆除することは大変困難です。
そこで効果を発揮してくれるのが、煙霧性の殺虫剤。
バルサンなどが有名ですが、いずれも近所のドラッグストアで購入可能です。
「またペットを飼っていたり赤ちゃんがいるので、煙霧性の殺虫剤は避けたい。」という方もいるかもしれません。
そういう方は、ほ乳類に害のないスプレー式の殺虫剤(キンチョールなど)を部屋のあらゆる隙間にスプレーするのがお勧めです。
これらを活用して、今いる紙魚は徹底的に駆除してしまいましょう!
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駆除後の予防法3つ
今いる紙魚の駆除が終わったら、次は寄せつけないための対策をすることが重要です。
上述の紙魚の特性を把握して、紙魚が住みにくい環境作りをし、予防しましょう!
具体的には、以下の3つが効果的です。
1)家の中は常に清潔さをキープ!
紙魚は、ホコリっぽいところやゴチャゴチャしたところを好みます。
家の中はこまめに整理整頓、また隅々まできれいに掃除して、清潔な状態をキープします。
特に包装紙など不要な紙類、段ボールなどはさっさと廃棄してしまいましょう。
2)湿気に気を付ける
紙魚は、ジメジメと湿気があるところも大好きです。
本をたくさん持っている方は、定期的に陰干しを。
また衣類のタンス、衣装ケースなどには防虫剤や除湿剤を入れておくようにします。
お米や乾燥食品は密閉できる容器に入れ、侵入を防ぎましょう。
合わせて防虫剤も活用することをお勧めします。
3) ハーブを置く
でも、ペットや、小さいお子さんがいるご家庭では、殺虫剤や防虫剤をやたらと使用するのは避けたいですよね。
そのような時にお勧めなのが、ハーブです。
特に、紙魚はラベンダー系のハーブを嫌がる習性があると言われています。
ラベンダーを植えたり、またラベンダー系のアロマオイルを紙やハンカチなどに垂らして、家の気になる所に置いておくのもよいでしょう。
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紙魚が及ぼす被害と特性
効果的に駆除するために、まずは紙魚の特性を知りましょう。
すでに紙魚を発見した方はお気付きかと思いますが・・・、「紙魚」はその名のとおり、魚のようにクネクネと素早く動きます。
その他に、以下のような特色があります。
- 体は扁平で柔軟性があり、隙間に入り込む
- 体長は8〜10mm程度
- 二本の触角と三本の尻尾を持つ
- 夜行性である
- 暖かい時期に複数回産卵し、卵は10〜2ヶ月程度でふ化
- 寿命は、7〜8年と長生きする
- 1年間ほど絶食状態でも生き延びることができる
- 古本や壁紙などの紙類、衣類、乾燥食品などを好んで食べる
- 暗くジメジメと湿気のある場所、ホコリっぽい隙間を好む
ちなみに、毒は持っておらず、刺したりもしないため、人畜無害です。
とは言え、紙魚は見た目が非常にグロテスクな上、虫にしては寿命が長く、飢餓にも強いというとても厄介な相手です。
そして大事な本や衣類、そして食品も食い荒らしてしまう危険があるのです。
もし見つけたら早めに駆除するようにしましょうね。
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まとめ
紙魚は、田舎にも都会にも生息し、ほんの小さな隙間から侵入してくるので、どんな住宅でも発生する可能性があります。
つまり、どのご家庭でも遭遇する危険性があるのです。
また放置すればどんどん繁殖してしまいますので、もしも発見したらすぐに駆除してしまいましょう。
そして大事なのは、その後の予防対策。
紙魚の特性を知り、紙魚の居心地が悪い環境を徹底して作って、二度と発生させないようにしましょう!
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