時候の挨拶といっても、新年がスタートする1月上旬(1日~10日)は、年賀状で新年の挨拶をしますよね。
でも、遅れてしまったお歳暮のお礼状や寒中見舞いなど、年賀状以外の個人の手紙のやり取りもあります。
また、1月ならではのイベントを実施する自治体もありますよね。
ここでは年賀状以外の手紙や文書で使える、1月上旬の季節の言葉を紹介します。
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1月上旬の時候の挨拶のコツは?
1月上旬には、名前の付いた日がぎゅっと凝縮されています。
上旬の中でも、以下の日をメドに、使える季節の言葉がどんどん変わっていくのです。
1月1日の元旦:「新春」「初春」「新年」「年明け」「松の内」
1月5日の小寒:「小寒」「寒の入り」
1月7日の人日(じんじつ)の節句:「七草」「七草粥」
1月7日までを松の内というので(地域によっては、15日まで)、7日以降は「松の内も明け」というような使い方になります。
また元は1月15日までを正月としていましたが、最近は1月7日までを正月とする場合もあります。
上旬の時候の挨拶でも「お正月はいかがお過ごしでしたか?」といった言い回しもできます。
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親しい人への手紙に使える時候の挨拶の例文
個人の手紙でも、お歳暮のお礼状や寒中見舞いとして出す場合に、時候の挨拶を使います。
手紙を出す相手によって、季節の言葉を選ぶといいですね。
親戚や友人宛てに、喪中のため送れなかった年賀状の代わりの挨拶、返信や集まりの招待状などなど、手紙に限らずメールなどにも使えますよ。
◯書き出しの例文
「年も明け、穏やかな正月をお過ごしでしょうか」
「気がつけば七草粥を用意する日となっておりましたがお風邪などひいていませんか」
「今年の松の内は穏やかな天気に恵まれておりますね」
◯結びの例文
「これからますます寒くなるので、風邪などひかないようお気を付け下さいね」
「今年もどうぞよろしくお願いします」
目上の人など、かしこまった手紙に使える例文
仕事関係の方からのお歳暮のお礼状や、喪中のため年賀状を出せなかった人への返信などに使いやすいです。
◯書き出しの例文
「初春の候、(○○様におかれましては)お健やかな日々をお過ごしのこととお慶び申し上げます」
「新春を迎え、ご家族でにぎやかな正月をお過ごしのこと存じ上げます」
◯結びの例文
「本年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます」
「小寒の候、くれぐれもご自愛ください」
かしこまった相手に手紙を出す場合は、最初に紹介した季節の言葉に「~の候」「~のみぎり」「~の折」などを付けると便利です。
町内会などの文書に使える言葉
町内会や冬休み明け早々に出すPTAの文書など、1月上旬に出す文書に使える例文です。
年が明け、今年もよろしくお願いしますといったメッセージを伝えるようにすると、新年らしい文書になりますね。
◯書き出しの例文
「新春の候、町内会の皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます」
「寒の入りを迎え寒さ厳しき折、皆様におかれましてはご壮健のことと存じ上げます」
「松の内も明け、はやくも学校に日常が戻ってまいりましたね」
◯結びの例文
「新しい年のご多幸と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げますと共に本年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます」
「新しい年も皆様にとりまして良い年でありますように。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」
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まとめ
新年最初に出す手紙だと意識すると1月上旬らしい手紙になります。
書き出しには時候の挨拶を入れて、結びには、相手の健康や幸せを祈ると共に、1年の挨拶をするようにするとよいですね。
また、個人宛てに手紙を書く場合は、書き出しの時候の挨拶の後に、お歳暮のお礼や寒中見舞いなどの本文を続けるとスムーズな展開で書けます。
またお正月に遊びに行ったイベントや、家族の出来事を紹介するのも、あなたらしさが出てステキな挨拶になりますね。
1月上旬は1年のスタートですから、気持ちよい手紙に仕上げたいですね!
12月下旬の時候の挨拶
→時候の挨拶で12月下旬にふさわしい言葉!年末から大晦日の季節感とは?
1月中旬の時候の挨拶
→1月中旬の時候の挨拶に使いたい言葉は?文書や寒中見舞いに使える例文も!
寒さを表現する時には、前後の時期の言葉も合わせて参考にするとよいです。
季節の言葉を使うと親しみが感じられる手紙になるので、ぜひチャレンジしましょうね。
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